猫背を改善する前に

- update更新日 : 2019年07月22日
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当院でも肩こりや首の痛み、腰痛を良くする為に猫背(姿勢)を治したいと言う方が多くいらっしゃいます。それだけではなく、背中が丸まっているだけで10歳は老けた印象になってしまいます。今では「健康」と「美容」の両面で猫背を気にする方は多いです。

ただ長年かけて作り上げた丸まった背中に対して、急に背筋を伸ばして良い姿勢を意識したり、猫背矯正下着を付けたとしても長続きしずらいのが現状だと思います。

自力で猫背を矯正するのは難しい

急に姿勢を正そうとする事は「ストレッチをしないで急に運動する」と同じような状況で、身体を酷使させています。猫背になるという事は、普段から積み重ねた楽な姿勢で筋肉が固まっている状況です。大袈裟にいうと、ビーフジャーキーのようにカラカラに固くなった状態。それを無理矢理引っ張って正そうとすると筋線維が切れたり、引き連れを起こして攣ったりします。

猫背は背中の部分だけが問題ではない

また猫背になるには、背中だけが丸まっている訳ではありません。私達の身体は座ったり、立ったりするにも色んな筋肉を使って動いています。ある筋肉が硬直すると、繋がっている筋肉がバランスを取って姿勢を保とうと頑張ります。常に力が入っている状態なので、そこもまた硬直してコリとなっていきます。

骨盤の傾きが猫背に影響をおよぼす

骨盤と背骨は筋肉によってつながっています。座り方、立ち方など日頃どのような姿勢をしているかによって骨盤の傾き、それに合わせて背骨のゆがみが作られていきます。今回は骨盤が前に傾いたとき、後ろに傾いたときにどのように姿勢になるか、以下の通りです。

■骨盤が前に傾く

腰が引っ張られて反る

腰が反ったまま前に倒れないように背中を丸めてバランスを取る

肩が前に出る

肩こり、首こり、腰痛、頭痛が考えられる

■骨盤が後ろに傾く

腰~背中が全体的に丸まる

肩が前に出る

肩こり、首こり、腰痛、頭痛が考えられる

骨盤の歪み

猫背は背中だけでなく体全体をほぐす必要がある

まずは全身をほぐして緩める事が大切です。筋肉が緩んだ状態で動かしやすくしてから、猫背矯正下着やストレッチで動かしたい方向へ更に広げていく事が正しい姿勢の維持に繋がります。

当院では腰痛、肩こり、骨盤矯正、さまざまな症状を診ていますが、必ず全身を施術していきますのでご安心ください。