食いしばり、顎関節症について

- update更新日 : 2019年07月20日
folder自律神経顎関節症未分類

「あごが痛い(顎関節痛)」

「口が開かない(開口障害)」

「あごを動かすと音がする(顎関節雑音)」

これらの症状が「顎関節症」です。

顎関節症の原因

かつては噛み合わせの悪さが最大の原因とされていました。

ですが最近では、

  • 顎に負担がかかる日常生活での動作
  • 精神的なストレスの積み重ね

 

が原因となる人が多いと言われています。
パソコンや携帯電話を使っていると気づかないうちに前傾姿勢になりがちです。すると同時に顎が前に突き出し、顎関節や筋肉に負担がかかりやすくなるのです。更に首・肩こりも引き起こします。

また生活が大きく変化する時期や多忙な時期は、ストレスから歯を食いしばる癖が出やすく、顎への負担が増します。

ストレスからなぜ食いしばりが出るのか?

ストレスがたまると自律神経が乱れやすく、夜になるにつれてリラックスさせる為に働く神経(副交感神経)が働かずに、昼間の活動する為の神経(交感神経)がずっと働いている状態が原因になります。

すると寝ている間も体は、常に昼間のような緊張した状態でいる為、力が抜けずに食いしばってしまうのです。
人は運動する時、重たい荷物を持つ時、仕事に集中している時など、さまざまな場面で食いしばりますが、自律神経が乱れていると寝ている時も力が抜けずに食いしばってしまうのです。

自律神経を正常に戻すには?

治療として、マウスピースを使ったり歯を削ったりしてかみ合わせをよくする手法がると思いますが、ただ違和感が強くマウスピースを外してしまったり、寝苦しいなどの身体の負担も伺います。

食いしばって硬くなった筋肉は、関節や神経を圧迫して口を開かなくしたり、痛みを出します。
今現在では歯医者さんでも、顎周辺の筋肉を覆う組織「筋膜」に着目し、マッサージでほぐす治療をお伝えするところもあります。

  • 筋肉・筋膜をほぐす
  • 自律神経の乱れの改善
  • 悪い姿勢を改善

これらに重点を置くことが大切になってきます。

側頭骨のこめかみ部分、顎の硬い部分に指を置き、毎日各1分間ごと円を描くようにマッサージするだけでも違いがみれますよ。
または耳たぶを引っ張りながら円を描くのもお勧めです。

耳ストレッチ