トリガーポイント【西洋】とツボ【東洋】
トリガーポイントとは
当院では主にトリガーポイント(TP)と呼ばれる体中にあるコリを押してほぐしていきます。
TPの特徴は
- 筋肉にしこりがある
- しこりを押すと痛い
- しこりを押した時広範囲にひびく などです。
TPは局所だけでなく、離れたところにまで痛みを飛ばします。
例えば首のTPが頭に痛みを出すことがあります。(下図、バツ印にTPができると赤いところに痛みを感じます)
1983年にアメリカの医師、ジャネット・トラベルとデビッド・サイモンズ、両氏によって体系化されました。(ちなみにジャネット・トラベルさんはアメリカの第35代大統領ジョン・F・ケネディ氏を診ていた医師の一人でもあります)
東洋医学の考え方
一方、東洋医学では人体には幾本もの経絡(けいらく)が流れており、経絡上にある経穴(けいけつ、いわゆる”ツボ”)を適切に刺激すれば体全体に影響を与えることができる、とされています。
当院では東洋医学を意識して施術しているわけではありませんが、TPのあるところは経穴であることが多いように思います。
大昔の方々は経験的にツボが広範囲に影響を及ぼすことを知っていたのですね。
一見ミステリアスな東洋医学ですが、TPのメカニズムも完全にはまだわかっていません。
今の所確実にわかっているのは、TPをほぐして血流をよくするとTPに伴って出ていた症状(頭痛や坐骨神経痛など)が軽減されるということです。
まだまだ謎の多いTPとツボ。今後仕組みが解明されていくことに期待です!