ギックリ腰にご注意を

- update更新日 : 2023年03月27日
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ギックリ腰とは

よく患者さんに『ギックリ腰って実際なんですか?』とよく聞かれます。
とても特別な症状と思われがちですが、正式には『急性腰痛』といい、字のごとく『急激に発生した腰痛』のことです。

では先に、腰痛はどうして起こるのでしょうか?
長時間同じ姿勢を取り続けると、筋肉は動かないので固まってしまいます。
その固まりが『凝り』となり、それを放っておくと『痛み』と変化します。
これが 『腰痛』 と言われるものです。
 

長時間同じ姿勢(座りっぱなし、立ちっぱなし)
  ↓
 凝 り
  ↓
 痛 み

『ギックリ腰』 は凝りが更に固くなり、腰が重いと感じながらもなんとかやり過ごして維持している中、重い物を持ち上げる、くしゃみ、寝起きの起き上がり、などのちょっとした動作が起爆剤となって体が耐えきれずに筋肉や靭帯、椎間板などが傷付き激を起こします。
なので急に症状が出たというよりは、前々から凝りが固まっていたものがギックリ腰となります。


更に季節の変わり目など気圧の変化や寒暖差が激しい時期は体が順応しきれず外的ストレスから、
無意識に力が入り体を固くさせます。
それに伴い、突然のギックリ腰や寝違えを起こす方が増えてくるのもこの時期です。

ギックリ腰にならないためには

ギックリ腰は凝りを放置して悪化させた時になるので、凝りの段階から気を付けることが大切です。
凝りの原因の大半は 『長時間同じ姿勢でいること』 です。

日常生活で考えられる動かない動作は色々とあります。

  • 仕事(デスクワーク、販売などの立ち仕事、運転業務など)
  • 家事(炊事、掃除機(腰をかがめたままの動き)、お風呂掃除)
  • 子育て(抱っこ、おむつ替え、授乳)
  • 車や電車の移動
  • 映画・劇場・テレビ鑑賞
  • 長時間の睡眠(寝返りをしていなかった場合)

日常生活の中で何気なく同じ姿勢でいることは多いので、トイレに行った時や入浴後、寝る前などどこかでストレッチするのがお勧めです。
週1回、スポーツジムへ通って運動をするよりも、腰を回したり、腰を反らせるストレッチなど簡単で構わないので毎日小まめに動かした方が効果的です。
またエレベーターを使わずに階段を使ったり、自転車や車ではなく大股で歩くのも運動となり筋肉が解れるのでお勧めです。