凝り・体調不良改善の秘訣は体温1℃アップ
平均平熱は36度台という方が多いのではないでしょうか。37度あったら、多くの人が「微熱だ」と思うかもしれませんが、実は37度は人にとって一番いい体温だと言われています。
食べ物の消化や運動、呼吸、免疫機能に重要な役割を果たす酵素が、最も効率よく働くのが37度です。
体温が下がると免疫機能低下
実は、酵素が無くなると生きていけないくらい大切。体温が1度下がるだけで免疫機能が30%低下し、風邪を引きやすくなります。そして35度台まで下がるとがん細胞の働きが活発化し、寿命を縮める要因ともなってしまいます。
また体温が下がると酵素の働きが鈍くなり、新陳代謝が落ちてダイエットや美肌にも悪影響を及ぼします。
低下する日本人の体温
しかしながら近年では日本人の体温は低下する一方。1957年の成人の平均体温は36.89度でしたが、2013年のある統計では36.21度でした。
この原因はストレスとみられています。
長時間ストレスがかかると血管が収縮し続け、血流が悪くなり、体温が下がってしまうのです。
血流が悪くなり、体温が下がるとどうなるのでしょうか?
・凝り
・免疫が下がり風邪を引きやすくなる
・内臓の活動が悪くなり、胃もたれ、便秘、身体のダルさが出る
・肌代謝が落ちて、シミ、しわ、くすみ
・中性脂肪が増える
・不眠
怖いのがこれらの症状が複数出てきたり、そこから更にギックリ腰、顎関節症、頭痛、しびれ、インフルエンザなどに悪化してしまう恐れがあります。
体温を上げる為にどうすればいいか
体温を上げる為には、入浴や冷たい物を控える、など体内を温めることも大切ですが、筋肉をゆるめて血流を良くする事もとても大切です。筋肉が固まっていると血管を圧迫してしまい、どんなに温めても血液が流れません。温める事で表面の筋肉が柔らかくなる事はありますが、深い筋肉まで辿り着く事は難しいです。軽い運動やストレッチを毎日行い、その上で冷やさない工夫をする事がお勧めです。