
院長:下園お気軽にご相談ください!

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お腹が大きくなるにつれて、深く息を吸うたびに背中がズキッと痛む、何とも言えない圧迫感が続く——そんなつらさを抱えながら、「これって赤ちゃんに関係があるのかな」「病院に行くほどのことなのかな」と不安になっている方はいませんか。
妊娠中に背中の痛みや呼吸のしにくさを感じる妊婦さんは、実はとても多いんです。一人で心配を抱え込まずに、まずはその原因をしっかり知るところから始めましょう。




呼吸のたびに背中が痛む感覚は、想像以上に体力と気力を奪います。原因が分かれば必ず対処できるので、一緒に整理していきましょう


妊娠中の背部痛は、単純な「疲れ」や「気のせい」ではありません。お腹が大きくなるにともなって起こる体の変化が、複数重なって背中に負担をかけているからです。
特に妊娠中期から後期にかけては、変化のスピードが急激になるため、先週まで大丈夫だったのに急に背中が張ってきた、という経験をされる方も少なくありません。
妊娠が進むと、お腹の重みに引っ張られるように骨盤が前傾し、腰が反った状態になりやすくなります。すると背骨全体のカーブが崩れ、本来なら均等に分散されるはずの負荷が、背中の特定の筋肉や関節に集中してしまいます。
この状態が続くと、じわじわと背中全体が張ってきたり、重だるさを感じるようになります。
赤ちゃんが成長するにつれて子宮が上方へと押し上げられ、横隔膜や肋骨まわりを圧迫するようになります。その結果、深呼吸をしようとしても胸郭が十分に広がれず、呼吸のたびに肋骨や背中の筋肉に余計な緊張が生まれて痛みが出やすくなるのです。
「深呼吸するだけで背中がギュッと締め付けられる」という感覚は、まさにこのメカニズムから来ています。
妊娠中はリラキシンというホルモンの影響で、骨盤まわりの靭帯や関節が柔らかくなります。これは出産のために必要な変化ですが、同時に関節の安定性が下がるため、背中や腰の筋肉がより多くの仕事を担わなくてはならなくなります。
筋肉への負担が増えた状態で横になったり姿勢を変えたりするたびに、背中の痛みや圧迫感が強くなりやすいのです。


妊娠中の背部痛と呼吸のしにくさは、さまざまな形で現れます。以下のような状態に心当たりがある方は、ぜひ最後まで読んでみてください。放置していると産後にさらに悪化しやすいため、早めに原因を確認しておくことが大切です。
これらは妊娠によるお体の変化として起こりやすい症状ですが、「よくあること」だからと我慢して過ごすのはおすすめしません。症状が続くほど筋肉や関節への負担が積み重なり、改善に時間がかかるようになってしまいます。


「寝れば楽になると思って横になっても、かえって背中が痛くなる」という声をよくお聞きします。これは決して珍しいことではなく、妊娠後期になるほど起こりやすくなります。なぜ横になると症状が出るのか、少し詳しくお伝えします。
妊娠後期の仰向け姿勢は、大きくなった子宮が下大静脈を圧迫し、血流が悪くなりやすい状態を作ります。背中の筋肉への血流も低下するため、横になっているのに背中が余計に張ったり、呼吸が浅くなる感覚が強まることがあります。
お腹が大きい状態で横向きになると、骨盤と肋骨の間が縮まる側の筋肉が圧迫されます。特に肋骨の下から背中にかけての筋肉が緊張しやすく、深呼吸のたびに引っ張られるような痛みを感じやすくなります。抱き枕やクッションを活用して骨盤の傾きを補正すると、多少楽になるケースがあります。


妊娠中の背部痛や呼吸時の痛みを相談すると、「妊娠中は仕方ない」「産んだら治る」と言われた経験がある方も多いかもしれません。確かに出産後に改善するケースもあります。
でも、すべての方が自然に治るわけではないですし、産後は授乳や抱っこで体へのダメージが続くため、むしろ悪化してしまう方も少なくありません。
「仕方ない」という言葉で終わらせてしまうと、慢性化のリスクが高まります。痛みが長引けば睡眠が浅くなり、睡眠不足が体力の回復を妨げ、それがまた痛みを強くするという悪循環に入ってしまうことがあります。
早めに原因を把握して適切なケアをすることが、産前・産後の体を守ることにつながります。


整体やカイロプラクティックというと「妊婦さんは受けられないのでは」と思われる方もいらっしゃいますが、妊娠16週以降の安定期に入り、医師の許可があれば妊婦さんも対応できます。
ただし、どこでも同じというわけではなく、妊婦さんのお体に対応した知識と経験を持つ施術者を選ぶことがとても大切です。
当院では、妊娠中のお体はとてもデリケートであることを最優先に考えています。強い刺激や無理な矯正は一切行わず、筋肉と関節に優しくアプローチしながら体の歪みを整え、血液と神経の流れが正常に戻るようにサポートしています。
施術の前には必ず丁寧な問診と検査を行い、お一人おひとりの状態に合った方法で進めていきます。
妊娠中の背部痛や呼吸のしにくさには、実にさまざまな原因が絡み合っています。検査もせずに「妊婦だから骨盤を整えればいい」という思い込みで施術を進めてしまうと、かえって症状を悪化させることもあります。
当院では姿勢分析ソフトをはじめ、筋力検査や整形外科的テストを組み合わせた4種類の検査で、症状の根本原因を特定してから施術を進めます。


ここまでお伝えしてきた内容を整理しておきます。妊娠中に背中が痛くなったり深呼吸がしにくくなる背景には、いくつもの要因が重なっていることが多いです。
| 原因 | 主な症状への影響 |
|---|---|
| 反り腰・骨盤前傾による姿勢の変化 | 背中の筋肉・関節への負荷集中 |
| 子宮の増大による胸郭への圧迫 | 深呼吸時の肋骨・背中の痛み |
| ホルモンによる関節・靭帯の弛緩 | 筋肉の代償的な緊張・疲労 |
| 血行不良・自律神経の乱れ | 背中の重だるさ・圧迫感の慢性化 |
| 骨盤の歪み・体幹バランスの崩れ | 横になるときの痛み・寝苦しさ |
これらの原因は単独で起きることはほとんどなく、複数が絡み合って症状を引き起こしています。だからこそ「どこが原因か」を丁寧に検査で見つけ出すことが、改善への最短ルートになるのです。


整体に来る前に、日常生活の中で少しでも背中の負担を減らせる方法をお伝えします。ただしこれらはあくまで一時的なサポートです。根本的な改善のためには、原因をきちんと特定した上でのケアが必要になります。
横向きで寝るときは、膝と膝の間にクッションや折り畳んだタオルを挟むと骨盤の傾きが安定し、背中の緊張が和らぎやすくなります。お腹の下にもクッションを添えると、体の重みを分散できます。抱き枕を使っている方は、お腹側だけでなく背中側にも当てると安定感が増します。
冷えは筋肉の緊張を高め、背部痛を悪化させる要因になります。入浴でゆっくり体を温めたり、ホットタオルを肩甲骨の下あたりに当てるだけでも、一時的に血行が改善して楽になることがあります。ただし、お腹を直接温めるのは避けてください。
深呼吸が苦しい場合は、無理に胸を大きく広げようとせず、まず「吐くこと」から始めてみてください。ゆっくり口から息を細く長く吐き切ると、次に吸う空気が自然に入ってきやすくなります。呼吸の質が上がると、背中まわりの緊張もやわらぐことがあります。


妊娠中のお体のケアは、産後の回復にも大きく影響します。妊娠中に骨盤や背骨の歪みを放置したまま出産を迎えると、産後は授乳・抱っこ・おむつ替えという連続した体への負担が加わります。
育児が始まると自分のための時間が極端に少なくなるため、「妊娠中に少しでもケアしておけばよかった」と後悔される方が後を絶ちません。
赤ちゃんのためにも、まず自分の体を整えることは決して贅沢ではありません。万全な状態でお産に臨むことが、産後の育児をより豊かにすることにつながります。当院にも妊娠中にケアを始めて、産後も不調なく育児に集中できたというご報告を多くいただいています。


北千住で整体院を開いて13年以上、妊婦さんのお体の不調と向き合い続けてきました。妊娠中の背部痛や呼吸のしにくさでお越しになる方も多く、これまでの臨床データをもとに最適なアプローチを積み重ねてきました。当院を選んでいただく理由として、よく挙げていただくことを紹介します。
痛みや不快感を抱えながら毎日を過ごすのは、心にも体にも大きな消耗です。「これくらいは仕方ない」と我慢を続けていると、症状は気づかないうちに積み重なっていきます。原因が分かれば不安はなくなります。そして適切なケアをすることで、妊娠中の生活の質は確実に上がります。
私自身、会社員時代にぎっくり腰で動けなくなった経験から整体の世界に入りました。あのときの「何をしても楽にならない」という焦りと不安は、今でも忘れていません。だからこそ、同じような思いを抱えている方に寄り添いながら、根本から改善できるようにお手伝いしたいと思っています。
深呼吸するたびに背中が痛む、横になっても楽にならない——そんなつらさをひとりで抱え込まないでください。いつでも気軽に相談していただけたら嬉しいです。


遠方にお住まいの方に向けた案内のぺーじを作りました。当院まで来られない場合はこちらをご覧ください。少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。

