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マタニティ整体は妊娠何週目から受ける事が可能ですか?
現在妊娠17週目の妊婦さんから、いつ頃からマタニティ整体を受ける事が可能であるか、という内容をメールでお問い合わせをいただきました。

ご本人にはすでに返信させていただきましたが、同じようなお悩みをお持ちの方も多いので、解説を加えたうえで共有いたします。
妊娠中のマタニティ整体はいつから受けられる?
はじめまして、現在妊娠17週目の妊婦です。最近、腰痛や肩こりがひどくなってきており、マタニティ整体について相談させていただきたくご連絡いたします。
妊娠してから体重の変化や姿勢の変化により、特に腰から背中にかけての痛みが日に日に強くなってきています。朝起きる時や長時間座っていた後に立ち上がる際の痛みが特につらく、家事をするのも億劫になってしまっています。
また、お腹が大きくなるにつれて前かがみの姿勢が多くなり、肩や首のこりも気になるようになりました。
夜中に寝返りを打つ際にも腰に痛みを感じることが多く、睡眠の質も下がってしまっているのが現状です。仕事でデスクワークをしているのですが、長時間同じ姿勢でいることで症状が悪化しているように感じています。
そこで、いくつか質問させていただきたいことがあります。
まず、現在17週目なのですが、いつ頃からマタニティ整体を受けることができるのでしょうか。安定期に入ったとはいえ、施術を受けるのに適切な時期があるのか教えていただけますでしょうか。
また、このような腰痛や肩こりの原因として、妊娠による体の変化以外にどのようなことが考えられるのでしょうか。日常生活の中で気をつけるべき点があれば知りたいです。
自宅でできる痛みを和らげる方法があれば、ぜひ教えていただきたいです。ストレッチや姿勢の改善など、妊娠中でも安全にできることがあれば実践したいと思っています。
そして、整体院での施術は妊娠中の腰痛や肩こりに対して実際に効果が期待できるのでしょうか。どのような施術内容になるのかも含めて教えていただけると安心です。
お忙しい中恐れ入りますが、ご回答いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。
当院からの返信内容
妊娠中の体の変化により、多くの妊婦さんが腰痛や肩こりに悩まされています。お腹が大きくなるにつれて姿勢が変わり、これまで経験したことのない痛みや不快感を感じる方も少なくありません。
そんな時に気になるのが「マタニティ整体はいつから受けられるのか」という疑問です。今回は、妊娠中の整体について詳しく解説していきます。

私が回答させていただきます
マタニティ整体を受けられる時期について
マタニティ整体は、安定期と呼ばれる妊娠5ヶ月(16週目)から受けることができます。この時期は胎盤が完成され、流産のリスクが低くなるとされている大切な節目です。
つわりが落ち着いてくる妊娠4ヶ月から5ヶ月頃にかけて、徐々に体調が安定してきます。ただし、つわりには個人差があり、16週を過ぎても続く方もいらっしゃいます。
施術を受けられる期間は妊娠35週目頃までが一般的です。出産直前まで受けることも可能ですが、体調や赤ちゃんの状態を考慮して判断することが重要です。
妊娠中に起こる腰痛・肩こりの原因
妊娠中はリラキシンというホルモンの分泌が増加します。このホルモンは出産時に赤ちゃんがスムーズに骨盤を通れるよう、骨盤周りの筋肉や靭帯を緩める働きがあります。
骨盤が不安定になることで、腰やお尻周りの筋肉に負担がかかり、腰痛の原因となります。また、ホルモンバランスの変化は自律神経の乱れを引き起こし、血行不良にもつながります。
姿勢の変化と反り腰
お腹が大きくなると体の重心が前方に移動し、バランスを取ろうとして腰を反らせた姿勢になりがちです。この反り腰の状態は腰椎や骨盤関節を支える筋肉に大きな負担をかけます。
また、胸やお腹の重みが増すことで、首や肩、背中の筋肉が常に緊張状態となり、肩こりの原因にもなります。
血行不良とストレス
妊娠中は体を動かす機会が減り、血流が滞りやすくなります。特に元々冷え性の方は、妊娠によってさらに血行不良が悪化することがあります。
心身へのストレスも筋肉の緊張を引き起こし、肩こりや腰痛を悪化させる要因となります。大きなお腹を守ろうとする無意識の緊張も、体への負担を増加させます。
自宅でできる痛み軽減の方法

妊娠中でも安全に行える対策がいくつかあります。
- 温熱療法
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温かいタオルやヒートパッドを痛みのある部分に15~20分程度当てることで、筋肉の緊張を和らげ血行を促進できます。
- 妊娠帯の活用
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妊娠帯はお腹を支え、腰への負担を軽減する優れたアイテムです。立っている時や歩いている時に着用し、休む時は外すようにしましょう。
- 簡単なマッサージ
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テニスボールを使ったセルフマッサージも効果的です。床に寝てボールを腰の痛い部分の下に置き、ゆっくりと前後に動かして筋肉をほぐします。
ただし、症状が続く場合や悪化する場合は、専門医による診断と治療が必要です。
整体院での施術の効果と安全性

マタニティ整体では、体の歪みを調整し筋肉や関節のバランスを整えることで、腰痛や肩こりの軽減が期待できます。筋肉の緊張を和らげ、血行を改善することで痛みが軽減されます。
また、整体師による適切なアドバイスを受けることで、日常生活での姿勢や動作にも気をつけられるようになり、症状の予防にもつながります。
当院での治療

妊娠中のマタニティ整体では、胎児と母体に負担をかけないよう、上向きや横向きの体勢で行います。ボキボキと音を立てるような強い刺激は避け、優しい手技で筋肉の緊張をほぐしていきます。
施術を受けることで体の歪みが整い、出産時の負担軽減にもつながります。また、リラクゼーション効果により、妊娠中のストレスや不安の軽減も期待できます。
妊婦さんの体の歪みを整えることは、お腹の赤ちゃんのためにもなります。赤ちゃんのお部屋を「広く」「丸く」「柔らかく」整えることで、居心地の良い環境を作ることができます。
まとめ
妊娠中の腰痛や肩こりは多くの妊婦さんが経験する症状ですが、適切な対処法により軽減することが可能です。マタニティ整体は安定期に入った妊娠16週目頃から受けることができ、専門的な施術により症状の改善が期待できます。
自宅でできるセルフケアと合わせて、医師の許可のもと安全な施術を受けることで、より快適な妊娠生活を送ることができるでしょう。何より大切なのは、お母さんと赤ちゃんの健康を第一に考え、無理をしないことです。
マタニティ整体に関連するページのご案内
妊娠中の肩こり・腰痛に対する施術方針はこちらのページが参考になります。

産後の骨盤矯正に対する施術方針はこちらのページが参考になります。

当院であなたのお悩みに対応可能どうかを5秒で調べることができる症状検索ページもご活用ください。