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2ヶ月前からリリカを飲んでいるのですが、坐骨神経痛が治らない

本日の予約状況

2ヶ月前から椎間板ヘルニアが原因の坐骨神経痛に悩まされており、病院でリリカを処方されて服用していますが、なかなか改善が見られずにお困りの方からメールでお問い合わせをいただきました。

ご本人にはすでに返信させていただきましたが、同じようなお悩みをお持ちの方も多いので、解説を加えたうえで共有いたします。

目次

坐骨神経痛は、どのような原因が考えられるか

坐骨神経痛についての質問

こんにちは。ホームページを拝見し、ご相談させていただきます。

2ヶ月前から椎間板ヘルニアが原因の坐骨神経痛に悩まされており、病院でリリカを処方されて服用していますが、なかなか改善が見られない状況です。

右足の太ももからふくらはぎにかけて痺れと痛みがあり、長時間座っていることができないため、デスクワークが非常に辛く、仕事に集中できません。

また、歩行時にも痛みが走るため、買い物や通勤などの日常的な移動も困難で、家族に頼ることが多くなっています。夜間も痛みで寝返りが打てず、睡眠不足が続いて体調全体に影響が出ています。

このような症状について、薬物療法以外にどのような原因や要因が考えられるでしょうか。

また、自宅でできる痛みの緩和方法やストレッチなどがあれば教えていただきたいです。そちらの整体院での施術は、ヘルニアによる坐骨神経痛に対して効果が期待できるでしょうか。

施術方針や通院の目安についてもご相談させていただければと思います。よろしくお願いいたします。

当院からの返信内容

今回は、椎間板ヘルニアが原因の坐骨神経痛でリリカなどの薬を服用しても改善しない方に向けて、その理由と効果的な対処法についてお話しします。

院長:下園

私が回答させていただきます

なぜ薬だけでは改善が難しいのか

椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛は、単純に痛みを抑えるだけでは根本的な解決にならないケースが多いのです。リリカのような神経障害性疼痛治療薬は確かに痛みを和らげる効果がありますが、ヘルニアそのものや神経の圧迫状態は改善されません。

痛みが続く背景には、椎間板の変性だけでなく、周囲の筋肉の緊張や骨盤の歪み、姿勢の問題などが複合的に関わっています。これらの要因が改善されない限り、薬の効果が限定的になってしまうのです。

椎間板ヘルニアのメカニズム

椎間板ヘルニアは、背骨の間にあるクッション材である椎間板の中身が飛び出し、神経を圧迫する状態です。この圧迫により、腰から足にかけて走る坐骨神経に沿って痛みや痺れが生じます。

特に第4腰椎と第5腰椎の間、第5腰椎と第1仙椎の間での発症が多く見られます。加齢による椎間板の変性に加え、同じ姿勢を長時間続けることや繰り返しの動作が発症の引き金となります。

筋肉の緊張と骨盤の歪み

私の臨床経験では、ヘルニアがあっても症状の程度は人それぞれです。同じような画像所見でも、痛みの強さや日常生活への影響は大きく異なります。この違いを生むのが、筋肉の状態と骨盤の歪みです。

腰の深層にある腸腰筋や梨状筋の過緊張は、坐骨神経をさらに圧迫し症状を悪化させます。また、骨盤の歪みは脊柱全体のバランスを崩し、椎間板への負担を増大させる悪循環を生み出します。

自宅でできる対策方法

今日からでも簡単に行える対策がいくつかあります。

適切なストレッチを行う

梨状筋ストレッチは特に効果的で、仰向けに寝て痛みのある側の足首を反対の膝に乗せ、4の字を作った状態で胸に引き寄せます。お尻の奥が心地よく伸びる感覚を20秒程度キープしましょう。

太ももの裏側のハムストリングスのストレッチも重要です。椅子に浅く座り、片脚を前に伸ばして背筋を伸ばしたまま腰を前に倒します。無理のない範囲で継続することが改善への近道です。

温熱療法の活用

血行促進と筋肉の緊張緩和には、温熱療法が効果的です。使い捨てカイロで腰を温めたり、入浴時は湯船にしっかりつかって身体を温めることで、血流改善が期待できます。

ただし、症状が続く場合や悪化する場合は、専門医による診断と治療が必要です。

整体院での施術の効果について

整体院での施術が坐骨神経痛に効果的な理由は、痛みの根本原因に対して包括的にアプローチできるからです。骨盤の歪みを矯正し、筋肉の過緊張を改善することで、神経への圧迫を軽減します。

当院での治療

当院では、まず4種類の検査を行い、症状の原因を特定します。画像検査だけでは分からない筋肉の状態や関節の動き、姿勢のバランスなどを総合的に評価し、一人ひとりに最適な施術プランを立て自然治癒力を高める施術をします

そして痛みがなくなった後も再発しないよう坐骨神経痛の原因であった生活習慣の改善や今後のアドバイスもお伝えし、健康な状態を維持できるようサポート致します。

日常生活で気をつけるべきポイント

姿勢の改善

長時間のデスクワークや前かがみの姿勢は、椎間板への負担を増大させます。あぐらや横座り、猫背の姿勢は特に腰への負担が大きいため、意識的に改善する必要があります。

椅子に座る際は、背もたれを使って背筋を伸ばし、足裏全体を床につけるよう心がけましょう。1時間に一度は立ち上がって軽く身体を動かすことも大切です。

適度な運動の継続

安静にしすぎると筋力低下を招き、かえって症状が悪化する可能性があります。痛みの程度に応じて、無理のない範囲で身体を動かすことが重要です。

ウォーキングや水中歩行、軽いストレッチなど、負担の少ない運動から始めて徐々に活動量を増やしていきましょう。運動は血行促進や筋力維持にも効果的です。

まとめ

ヘルニアによる坐骨神経痛が薬だけで改善しない理由は、痛みの根本原因が複合的であることにあります。椎間板の問題に加え、筋肉の緊張や骨盤の歪み、姿勢の問題などが症状を悪化させているのです。

自宅でのストレッチや温熱療法も有効ですが、より根本的な改善を目指すなら、専門的な検査と施術を受けることをお勧めします。整体院では、一人ひとりの症状に合わせたアプローチで、薬だけでは得られない持続的な改善が期待できます。

痛みに悩まされる日々から解放され、快適な生活を取り戻すために、ぜひ一度ご相談ください。適切な治療と継続的なケアで、必ず改善への道筋が見えてくるはずです。

坐骨神経痛に関連するページのご案内

坐骨神経痛に対する施術方針はこちらのページが参考になります。

椎間板ヘルニアに対する施術方針はこちらのページが参考になります。

梨状筋症候群に対する施術方針はこちらのページが参考になります。

当院であなたのお悩みに対応可能どうかを5秒で調べることができる症状検索ページもご活用ください。


院長:下園

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