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お尻と足先がしびれるようになり、仕事後は足をひきずる程痛い

本日の予約状況

介護の仕事を始めてから、左のお尻から足先にかけて痺れと痛みにお困りの方からメールでお問い合わせをいただきました。

ご本人にはすでに返信させていただきましたが、同じようなお悩みをお持ちの方も多いので、解説を加えたうえで共有いたします。

目次

お尻から足先にかけての痺れは、どのような原因が考えられるか

お尻から足先にかけての痺れにについての質問

はじめまして。介護の仕事を始めてから、左のお尻から足先にかけて痺れと痛みに悩まされており、相談させていただきたくご連絡いたします。

症状は、仕事中に利用者様を支えたり移乗介助をする際に痛みが強くなり、仕事が終わって家に帰る頃には足を引きずるような状態になってしまいます。

夜中に寝返りを打つときも痛みで目が覚めることが多く、朝起きるときも足に力が入りにくい状況です。

整形外科でレントゲンを撮っていただきましたが、重篤な異常はないということで痛み止めと葛根湯を処方されましたが、あまり改善を感じられません。

お聞きしたいのは、このような症状の原因として何が考えられるか、自宅でできる痛みを和らげる方法があるか、そして整体院での施術が効果的なのかということです。

介護の仕事は体力的にも精神的にもやりがいを感じているので、できれば続けていきたいと思っています。お忙しい中恐縮ですが、アドバイスをいただけましたら幸いです。よろしくお願いいたします。

当院からの返信内容

今回は特に介護のお仕事で働く方から多くご相談いただく「お尻から足にかけての痛みと痺れ」について、詳しくお話しさせていただきます。

院長:下園

私が回答させていただきます

お尻から足にかけての痛みの正体とは

左のお尻から足先にかけて広がる痛みやしびれは、多くの場合「坐骨神経痛」と呼ばれる症状です。坐骨神経痛とは、腰から足にかけて伸びている坐骨神経が様々な原因によって圧迫や刺激を受けて起こる症状の総称で、病名ではありません。

この神経は人体で最も太く長い神経であり、腰椎から出て骨盤を通り、お尻の筋肉の間を縫うように足先まで延びています。そのため、どこかで圧迫を受けると、その神経の支配領域全体に痛みやしびれが生じるのです。

介護職の方に特に多い理由は、利用者さんの移乗介助や体位変換などで腰に負担をかける動作を頻繁に行うことにあります。これらの動作は腰椎や周辺の筋肉に過度な負荷をかけ、結果として神経圧迫を引き起こしやすくなるのです。

痛みを引き起こす主な原因

坐骨神経痛を引き起こす原因は多岐にわたりますが、介護職の方に特に関連が深いものを中心にご説明します。

腰椎椎間板ヘルニア

重い物を持ち上げる動作や前かがみの姿勢を長時間続けることで、椎間板に過度な圧力がかかり、椎間板の一部が飛び出して神経を圧迫する状態です。腰を前に曲げると強い痛みが起こるのが特徴で、片側の足に痛みやしびれが現れます。

腰部脊柱管狭窄症

加齢とともに脊柱管が狭くなることで神経が圧迫される疾患です。腰を反らすとお尻から足にかけての痛みやしびれが強まるのが特徴で、間欠性跛行という歩行時の症状が現れることもあります。

梨状筋症候群

お尻にある梨状筋という筋肉が緊張し、その下を通る坐骨神経を圧迫することで起こります。座位や仰向けの姿勢で症状が悪化しやすく、立っているだけでも痛みが出る場合があります。介護職の方は座った状態での記録作業が多いため、この症候群を発症しやすい環境にあります。

自宅でできる効果的な対処法

原因別によるストレッチ方法を紹介します。

腰椎椎間板ヘルニアの場合

四つん這いになり、胸をゆっくりと床に下ろす「猫のポーズ」が効果的です。腰を反らすことでヘルニアによる神経圧迫を和らげ、膝を曲げることで神経の突っ張りを緩めます。

腰部脊柱管狭窄症の場合

仰向けになり、両膝を両手で抱えて胸に近づける「膝抱え体操」が有効です。腰を丸めることで脊柱管が広がり、神経の圧迫が軽減されます。

梨状筋症候群の場合

椅子に座り、一方の足を反対側の太ももの上に乗せて上半身を前に倒す「股関節外旋ストレッチ」が効果的です。梨状筋を伸ばして坐骨神経への圧迫を軽減します。

ただし、症状が続く場合や悪化する場合は、専門医による診断と治療が必要です。

日常生活での注意点

腰や足を冷やしすぎないよう注意が必要です。冷えは自律神経を興奮させ、筋肉を凝り固まらせて神経をさらに圧迫してしまいます。温めることで血流を改善し、筋肉の緊張を緩和できます。

整体院での施術効果

坐骨神経痛の場合、原因となっている筋肉の緊張を直接的に緩和し、骨格の歪みを矯正することで、根本的な改善を図ることができます。単なる症状を抑えるだけではなく、再発防止も含めた治療が可能です。

当院での治療

当院は、丁寧なカウンセリングと4種類の検査結果を基に全身の歪みを整え、滞っていた血液、神経の流れを正常に戻し薬を使わない安全な方法で、自然治癒力を高める施術をします

特に慢性化した坐骨神経痛では、表面的な筋肉だけでなく、深部の筋肉や関節の動きを改善することが重要です。整体では手技によって筋肉の緊張を解放し、骨盤や腰椎のバランスを整えることができます。

そして痛みがなくなった後も再発しないよう坐骨神経痛の原因であった生活習慣の改善や今後のアドバイスもお伝えし、健康な状態を維持できるようサポート致します。

治療効果を高めるために

整体での治療効果を最大限に引き出すためには、患者さん自身の取り組みも重要です。施術と並行して、日常生活での姿勢の改善や適切なストレッチの継続が必要になります。

また、痛みが改善した後も、予防的な観点からストレッチや体操を続けることをお勧めします。介護職のように腰への負担が多い職業に従事されている方は、特にこの継続的なケアが重要になります。

まとめ

左のお尻から足先にかけての痛みは、単なる筋肉疲労ではなく坐骨神経痛である可能性が高く、放置すると日常生活に大きな支障をきたします。自宅でのストレッチや温熱療法も効果的ですが、根本的な改善を目指すなら専門的な整体施術を受けることをお勧めします。

私の整体院では、一人ひとりの症状に合わせた丁寧な検査と治療を心がけています。介護職の皆さんが痛みから解放され、やりがいのある仕事を続けられるよう、全力でサポートいたします。痛みでお悩みの方は、一人で抱え込まずにぜひご相談ください。

坐骨神経痛に関連するページのご案内

坐骨神経痛に対する施術方針はこちらのページが参考になります。

椎間板ヘルニアに対する施術方針はこちらのページが参考になります。

梨状筋症候群に対する施術方針はこちらのページが参考になります。

脊柱管狭窄症に対する施術方針はこちらのページが参考になります。

当院であなたのお悩みに対応可能どうかを5秒で調べることができる症状検索ページもご活用ください。


院長:下園

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