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2ヶ月ほど前から右股関節に痛みがあり、薬も効かず夜眠れない

本日の予約状況

整形外科でレントゲン検査で骨には異常がないとのことでしたが、痛みは一向に改善されず、2ヶ月前からずっと右の股関節の痛みが続き、お困りの方からメールでお問い合わせをいただきました。

ご本人にはすでに返信させていただきましたが、同じようなお悩みをお持ちの方も多いので、解説を加えたうえで共有いたします。

目次

股関節の痛みは、どのような原因が考えられるか

股関節の痛みについての質問

こんにちは。右股関節の痛みについてご相談したくメールさせていただきました。

2ヶ月ほど前から右股関節に痛みがあり、歩く時や階段の昇り降り、長時間座った後に立ち上がる際に特に強く感じます。整形外科でレントゲンを撮っていただいたところ、骨には異常がないとのことでしたが、痛みは一向に改善されません。

仕事でデスクワークが多いため、座っている時間が長くなると股関節周辺が固まったような感覚になり、立ち上がる時に痛みが走ります。また、夜寝る時にも体勢によっては痛みで目が覚めることがあり、日常生活に支障をきたしている状況です。

骨に異常がない場合、どのような原因が考えられるでしょうか。

また、自宅でできる痛みを和らげる方法や予防策があれば教えていただきたいです。整体院での施術は股関節の痛みに対して効果が期待できるものでしょうか。お忙しい中恐縮ですが、ご回答いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

当院からの返信内容

整形外科でレントゲンを撮っても「骨には異常ありません」と言われたのに、右股関節の痛みが続いている方は少なくありません。今回は「股関節の痛み」について、詳しくお話しさせていただきます。

院長:下園

私が回答させていただきます

レントゲンで異常がない股関節痛の正体とは

実は、レントゲンで写るのは骨と関節だけで、筋肉や筋膜、神経などの軟部組織は映らないのです。右股関節の痛みの原因として最も多いのが、これらの見えない組織に起こる問題なのです。

筋肉と筋膜の問題

股関節周りの筋肉が硬くなったり、筋膜に癒着が起こると、レントゲンには何も写らないのに強い痛みが生じます。特に中殿筋や梨状筋、大腿筋膜張筋などの深層筋に問題が起こりやすく、これらの筋肉は日常の姿勢や歩き方の癖によって偏った使われ方をしてしまうことが多いのです。

長時間のデスクワークや立ち仕事、片側に体重をかける癖などが続くと、右側の股関節周りの筋肉だけが過度に緊張し、血流不良を引き起こします。すると筋肉は硬くなり、周りの筋膜も癒着して痛みの原因となるのです。

姿勢の歪みが引き起こす連鎖反応

姿勢の問題も大きな要因です。腰が反って内股になる方や、猫背でガニ股になる方に股関節痛が多く見られます。これらの姿勢を長年続けていると、骨盤の位置がずれて股関節への負担が偏ってしまいます。

また、過去の怪我も影響することがあります。膝や足首の古傷をかばって歩くうちに、股関節に負担をかける動作パターンが身についてしまうケースも少なくありません。このような動作の連鎖反応により、一見関係のない部位の問題が股関節痛として現れることもあるのです。

自宅でできる痛みの軽減方法

今すぐにでも出来る簡単な方法です。

効果的なストレッチ法

股関節の痛みには、正しいストレッチが非常に効果的です。まず基本となる膝抱えストレッチから始めましょう。仰向けに寝て右膝をゆっくりと胸に引き寄せ、10秒間キープします。これを3回繰り返すことで、股関節周りの筋肉を優しく伸ばすことができます。

次に、座って行う股関節の外旋ストレッチも有効です。椅子に座って右足首を左膝に乗せ、背筋を伸ばしたまま前屈します。お尻から股関節にかけて伸びを感じる範囲で10秒間キープし、3回行いましょう。

温熱療法の活用

股関節周りの筋肉が硬くなると痛みが出やすくなるため、お風呂にゆっくり浸かって筋肉を温めることも効果的です。血流が改善され、筋肉の緊張が和らぎます。入浴後にストレッチを行うと、より柔軟性が高まりやすくなります。

日常生活での注意点

日常の姿勢改善も重要です。立つ時は両足に均等に体重をかけ、お腹に軽く力を入れて骨盤を立てましょう。片足重心は避け、左右のバランスを意識することが大切です。

歩く時は右足ばかりでリードしないよう注意し、靴の減り方もチェックしてみてください。右側ばかりが減っている場合は、歩き方に癖がある可能性があります。

ただし、症状が続く場合や悪化する場合は、専門医による診断と治療が必要です。

整体院での施術効果

整体院での施術は、レントゲンでは見つからない股関節痛の根本原因にアプローチできるのが最大の特徴です。筋肉や筋膜の状態、骨盤や脊椎のバランスなど、全身を総合的に評価して施術を行います。

私の臨床経験では、股関節に痛みがあっても、実際の原因は離れた部位にあることが珍しくありません。膝の古傷から始まった問題が、骨盤や股関節の機能障害を引き起こし、結果として股関節痛として現れるケースもあります。

当院での治療

当院は、丁寧なカウンセリングと4種類の検査結果を基に全身の歪みを整え、滞っていた血液、神経の流れを正常に戻し薬を使わない安全な方法で、自然治癒力を高める施術をします

患者さん一人一人の状態に合わせて施術計画を立てます。筋肉の緊張をほぐすだけでなく、骨盤や股関節の位置を整え、体全体のバランスを調整します。また、施術後は日常生活でできるアドバイスも行い、症状の再発防止に努めます。

手技による調整は、薬では改善できない筋膜の癒着や関節の動きの制限を直接改善できるため、即効性が期待できることも多いです。血流やリンパの流れも促進され、根本からの改善を目指します。

まとめ

レントゲンで異常がない右股関節の痛みは、筋肉や筋膜の問題、姿勢の歪み、動作パターンの異常などが複合的に絡み合って起こることが多いです。このような症状に対しては、根本原因を見極めて全身のバランスを整える整体院での施術が特に効果的といえます。

自宅でのストレッチや姿勢改善も大切ですが、長期間続く痛みや日常生活に支障をきたす症状の場合は、専門家による適切な評価と施術を受けることをお勧めします。痛みの原因を正しく把握し、個々の状態に応じた治療を行うことで、多くの方が改善への道筋を見つけることができるはずです。

股関節の痛みに関連するページのご案内

股関節の痛みに対する施術方針はこちらのページが参考になります。

梨状筋症候群に対する施術方針はこちらのページが参考になります。

坐骨神経痛に対する施術方針はこちらのページが参考になります。

不眠症に対する施術方針はこちらのページが参考になります。

当院であなたのお悩みに対応可能どうかを5秒で調べることができる症状検索ページもご活用ください。


院長:下園

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