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夜勤明け腰痛が酷く、疲れてるのに2時間おきに目が覚めてしまう
夜勤後に腰の痛みがひどくなり、疲れているはずなのに2時間おきに目が覚めてしまう状態が続いて、お困りの方からメールでお問い合わせをいただきました。

ご本人にはすでに返信させていただきましたが、同じようなお悩みをお持ちの方も多いので、解説を加えたうえで共有いたします。
夜勤明けの腰痛は、どのような原因が考えられるか
こんにちは。夜勤明けの腰痛でご相談させていただきたく、メールいたします。
夜勤後に腰の痛みがひどくなり、疲れているはずなのに2時間おきに目が覚めてしまう状態が続いています。痛みで熟睡できないため、日中の疲労感が抜けず、仕事中の集中力も低下してしまい困っています。また、起き上がる際や歩く時にも痛みが走り、日常の動作が思うようにいかない状況です。
このような症状の原因として、どのようなことが考えられるでしょうか。
夜勤という不規則な生活リズムや長時間の立ち仕事が関係しているのか気になっています。また、痛みを少しでも和らげるために自宅でできるケア方法があれば教えていただきたいです。
整体院での施術で、このような夜勤による腰痛や睡眠障害の改善は期待できるものでしょうか。お忙しい中恐れ入りますが、一度ご相談させていただけると助かります。よろしくお願いいたします。
当院からの返信内容
今回は特に夜勤で働く方から多くご相談いただく「夜勤明けの腰痛」について、今までの臨床経験をもとに詳しくお話しさせていただきます。

私が回答させていただきます
夜勤後に腰痛が起こる3つの主要原因
自律神経の乱れによる筋肉の緊張
夜勤による昼夜逆転の生活は、自律神経のバランスを大きく乱します。交感神経が優位な状態が長時間続くことで、腰周りの筋肉が常に緊張した状態になってしまうのです。この継続的な筋肉の緊張は血流を悪化させ、筋疲労やコリの蓄積につながります。
特に姿勢を保つための腰回りの筋肉は酷使されやすく、夜勤明けの深刻な腰痛の主要因となっています。
睡眠の質低下による回復力の減少
夜勤後の昼間の睡眠は、騒音や光の影響で深い眠りに入りにくくなります。成長ホルモンの分泌も通常より少なくなるため、筋肉や関節の修復機能が十分に働きません。
この回復力の低下により、日々の疲れが完全に取れずに蓄積し、腰痛の慢性化を招いてしまいます。睡眠中に本来リラックスすべき筋肉がこわばったままの状態が続くことも、痛みを悪化させる要因です。
長時間の同一姿勢と骨盤の歪み
夜勤中の長時間にわたる立ちっぱなしや座りっぱなしの姿勢は、腰への負担を一点に集中させます。骨盤が前後に傾いた状態が継続すると、腰椎の関節や周囲の筋肉、靭帯に過度なストレスがかかります。
深夜の勤務では体幹の支えが不安定になりやすく、骨盤の歪みがさらに悪化する傾向があります。この歪みが腰痛の直接的な原因となるのです。
夜勤後の腰痛で生じる日常生活への影響
夜勤後の腰痛は単純な痛みにとどまらず、生活全体に深刻な影響を与えます。痛みのために2時間おきに目が覚める睡眠障害は、日中の疲労感や集中力低下を引き起こします。
起き上がる際や歩行時の激しい痛みは、基本的な日常動作を困難にし、仕事にも大きく影響します。
自宅でできる腰痛改善のセルフケア

夜勤明けの疲れた体でも無理なくできる、ベッド上でのストレッチが効果的です。
- 寝ながらできる効果的なストレッチ
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仰向けに寝て両膝を胸に引き寄せるストレッチは、背中から腰までの筋肉を優しく伸ばします。15秒程度キープし、3~5セット行うことで筋肉の緊張が和らぎます。
片膝を抱えるストレッチでは、もう片方の足を伸ばすことで骨盤前面の腸腰筋も同時に伸ばせます。
- 骨盤リセットストレッチで歪み改善
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長時間の立ち仕事や中腰姿勢で硬くなった骨盤周りの筋肉をリセットする方法があります。仰向けに寝て膝を立て、両膝をそろえたまま左右にゆっくり倒すストレッチです。
床につくギリギリまで倒して3秒キープし、息を吸いながら中央に戻します。左右10回ずつを目安に行うことで、骨盤の左右バランスが整います。
- タオルを使ったハムストリングストレッチ
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太もも裏のハムストリングスが固まると骨盤が後傾し、猫背になって腰痛が悪化します。仰向けに寝てタオルを片足の裏にひっかけ、足を上に伸ばして10秒キープするストレッチが効果的です。
下の脚を浮かせないよう注意し、両膝をまっすぐ伸ばすことでハムストリングスがしっかり伸びます。
ただし、症状が続く場合や悪化する場合は、専門医による診断と治療が必要です。
休息と生活環境の改善ポイント
質の良い睡眠環境を整えることが腰痛改善の重要な要素です。夜勤明けの睡眠時は、遮光カーテンや耳栓を使用して昼間でも深い眠りに入れる環境を作ります。腰をサポートするマットレスや枕の使用も効果的です。
体を冷やさないよう、夜勤中も腰回りの保温を心がけることで血行改善につながります。
整体院での施術効果

夜勤による腰痛に対して、整体施術は非常に高い効果を発揮します。骨盤の歪みを正確に矯正し、筋肉の緊張を根本から解消することで、セルフケアだけでは難しい深部の問題にアプローチできます。
自律神経の調整効果により、乱れた体内リズムの改善も期待でき、定期的な施術により、夜勤の負担に負けない体作りが可能になります。
当院での治療

当院は、丁寧なカウンセリングと4種類の検査結果を基に全身の歪みを整え、滞っていた血液、神経の流れを正常に戻し薬を使わない安全な方法で、自然治癒力を高める施術をします。
問診では夜勤の頻度や睡眠パターン、腰痛の特徴などを詳しくお聞きします。その後、姿勢分析や筋肉の緊張度チェック、関節の可動域検査などを行い、体の状態を総合的に評価します。
この検査結果をもとに、患者さん一人ひとりに最適な施術プランを作成します。マニュアル的な施術ではなく、個々の症状や体質に合わせたオーダーメイドの治療を提供しています。
施術では手技療法を中心に、筋肉の緊張をほぐしていきます。特に腰部や股関節周りの深部筋まで丁寧にアプローチし、血行改善を図ります。
同時に骨格の調整も行います。骨盤や背骨の歪みを整えることで、体全体のバランスを改善し、腰痛の根本原因を取り除いていきます。
まとめ
夜勤による腰痛は、自律神経の乱れ、睡眠の質低下、骨盤の歪みという3つの要因が重なって発症する複合的な問題です。自宅でのストレッチや生活環境の改善により症状の軽減は可能ですが、根本的な解決には専門的な施術が効果的です。
継続的なセルフケアと適切な整体治療を組み合わせることで、夜勤の厳しい環境下でも健康な体を維持できるでしょう。
夜勤明けの腰痛と睡眠障害に関連するページのご案内
腰痛に対する施術方針はこちらのページが参考になります。

椎間板ヘルニアに対する施術方針はこちらのページが参考になります。

睡眠障害に対する施術方針はこちらのページが参考になります。

不眠症に対する施術方針はこちらのページが参考になります。

自律神経失調症に対する施術方針はこちらのページが参考になります。
当院であなたのお悩みに対応可能どうかを5秒で調べることができる症状検索ページもご活用ください。