
院長:下園お気軽にご相談ください!

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お尻から足にかけて走る痛みやしびれ、本当につらいですよね。病院で処方された薬を飲んでも一時的な効果しかなく、毎日の食事でも何か改善できる方法はないかとお考えではありませんか?実は、坐骨神経痛の症状は日々口にする食べ物によって、症状が和らいだり悪化したりすることがあるのです。
当院には開院以来、坐骨神経痛に悩む多くの患者さまが来院されていますが、施術と併せて食生活を見直すことで症状が劇的に改善されたケースを数多く経験してきました。今日は治療家として14年以上の経験から、坐骨神経痛の改善に役立つ食べ物と避けるべき食品について詳しくお伝えしていきます。


食事は毎日のことだからこそ、正しい知識を持つことで症状改善の大きな助けになります


坐骨神経痛の痛みやしびれを和らげるためには、神経の炎症を抑え、神経組織の修復を促進する栄養素を含む食べ物を積極的に摂取することが大切です。
当院で施術を受けられている患者さまにもお伝えしている内容ですが、特定の栄養素を意識的に取り入れることで、施術効果もより高まる傾向にあります。ここでは科学的根拠に基づいた、坐骨神経痛に効果的な食べ物をご紹介していきます。
サーモン、サバ、イワシ、アジなどの青魚に豊富に含まれるオメガ3脂肪酸は、体内の炎症を抑える働きがあります。坐骨神経痛の多くは神経根の炎症が原因で起こるため、この抗炎症作用が痛みやしびれの軽減に直接的に働きかけてくれるのです。
週に2回から3回程度、手のひらサイズの魚を食べることを目標にしてみてください。缶詰のサバやツナでも同様の効果が期待できますので、忙しい方でも手軽に取り入れられます。
ビタミンB群、特にビタミンB12とB6は神経の修復と機能維持に欠かせない栄養素です。ビタミンB12は肉類、魚類、卵、乳製品に多く含まれており、神経細胞の再生を助けます。ビタミンB6は鶏肉、バナナ、じゃがいも、玄米などに含まれ、神経伝達物質の生成に関与しています。
当院に通われている50代の女性患者さまで、意識的にビタミンB群を摂取するようになってから足のしびれが軽減したという報告も数多く受けています。
ほうれん草、ブロッコリー、トマト、ベリー類などに含まれるビタミンCやビタミンEは、強力な抗酸化作用を持っています。これらの栄養素は体内の活性酸素を除去し、神経組織へのダメージを軽減してくれる働きがあります。
特に色の濃い野菜や果物には抗酸化物質が豊富に含まれているため、毎食の食卓に彩りを添えることを意識してみてください。生姜も抗炎症作用が高く、料理の薬味として取り入れることで血行促進効果も期待できます。
アーモンド、ナッツ類、大豆製品、乳製品、小魚などに含まれるマグネシウムとカルシウムは、筋肉の緊張を和らげ神経の興奮を抑える作用があります。
坐骨神経痛では周辺の筋肉が硬くなって神経を圧迫していることも多いため、これらのミネラルを適切に摂取することで筋肉の柔軟性が保たれ、神経への圧迫が軽減される可能性があります。就寝前にホットミルクを飲む習慣も、カルシウム補給と同時にリラックス効果が得られるのでおすすめです。


良い食べ物を取り入れることと同じくらい大切なのが、症状を悪化させる可能性のある食品を避けることです。当院の患者さまの中には、これらの食品を控えただけで痛みが和らいだという方もいらっしゃいます。炎症を促進する食べ物を避けることで、施術効果も持続しやすくなります。日常的に口にしているものが実は症状を長引かせている原因になっているかもしれません。
インスタント食品、スナック菓子、ファストフード、揚げ物などに含まれるトランス脂肪酸や過剰な飽和脂肪酸は、体内の炎症反応を促進させます。これらの食品は手軽で美味しいため、つい手が伸びてしまいがちですが、坐骨神経痛の症状がある間はできるだけ控えることをおすすめします。また精製された白砂糖や白い小麦粉を使った食品も血糖値の急上昇を招き、炎症を悪化させる要因となります。
アルコールやカフェインの過剰摂取は、血管を収縮させて血行を悪くする可能性があります。坐骨神経痛の改善には患部への血流を良くすることが重要なため、お酒やコーヒーは適量を心がけてください。
特に夕方以降のカフェイン摂取は睡眠の質も低下させ、身体の回復力を妨げることにもつながります。また冷たい飲み物や食べ物も身体を冷やして血行不良を招くため、温かいものを選ぶようにしましょう。
漬物、梅干し、加工肉、インスタントラーメンなど塩分の高い食品は、むくみを引き起こして神経を圧迫する原因になることがあります。特にデスクワークで長時間座っている方は、下半身がむくみやすくなっているため、塩分の摂取量には注意が必要です。
外食が多い方は特に塩分過多になりがちなので、自炊の際には減塩を意識した味付けを心がけてみてください。


ここまで坐骨神経痛に良い食べ物と避けるべき食品をお伝えしてきましたが、実際の食生活にどう取り入れればよいのか迷われるかもしれません。難しく考える必要はなく、普段の食事に少しずつ意識して加えていくだけで十分です。
朝食には納豆と焼き魚、卵料理を組み合わせることでビタミンB群とタンパク質をしっかり摂取できます。昼食にはサバの味噌煮や鮭のホイル焼きなど魚料理を選び、たっぷりの野菜サラダを添えましょう。
夕食では鶏肉や豆腐などの良質なタンパク質と、ほうれん草やブロッコリーなどの緑黄色野菜を温かい料理で摂ることをおすすめします。間食にはナッツ類やヨーグルト、バナナなどを選ぶと良いでしょう。
スーパーで手に入る身近な食材ばかりなので、特別な準備は必要ありません。大切なのは継続することです。一度に完璧を目指すのではなく、できることから少しずつ始めていきましょう。


そもそもなぜ食べ物が坐骨神経痛に影響を与えるのでしょうか。これは神経の炎症と修復のメカニズムに深く関係しています。坐骨神経痛の多くは腰部の神経根が圧迫されたり炎症を起こしたりすることで発生しますが、この炎症反応は私たちが日々摂取する栄養素によって大きく左右されるのです。
炎症を促進する食品を多く摂取すれば症状は悪化し、逆に抗炎症作用のある栄養素を積極的に取り入れれば症状の軽減が期待できます。
また神経組織の修復には十分な栄養素が必要不可欠です。特にビタミンB群は神経細胞の再生に直接関与しているため、不足すると回復が遅れてしまいます。血行も重要な要素で、栄養素や酸素を患部に届けるためには良好な血流が必要です。
食事による体質改善は即効性はありませんが、続けることで確実に身体の内側から変化をもたらしてくれます。


今回お伝えした食事法は、あくまでも坐骨神経痛の症状を和らげるためのサポートです。食事だけで完治を目指すのではなく、適切な施術と組み合わせることで、より早く確実な改善が期待できます。
当院では開院以来、坐骨神経痛に悩む数多くの患者さまを施術してきましたが、食生活にも気を配っている方ほど回復が早い傾向にあります。
もしあなたが今、お尻から足にかけての痛みやしびれで日常生活に支障をきたしているなら、まずは食事を見直すことから始めてみてください。そして症状が続いている場合は、ぜひ一度当院にご相談ください。
丁寧な検査であなたの坐骨神経痛の原因を特定し、根本からの改善を目指します。食事のアドバイスも含めて、あなたの痛みのない生活を取り戻すために全力でサポートさせていただきます。おひとりで悩まれずに、いつでもお気軽にご連絡ください。


遠方にお住まいの方に向けた案内のぺーじを作りました。当院まで来られない場合はこちらをご覧ください。少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。

