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手術しか方法はない?坐骨神経痛の保存療法で改善した実例

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こんにちは、北千住西口整体院の下園です。最近、「先生、整形外科で手術を勧められたんですが、本当に手術しかないんでしょうか」というご相談が増えています。お尻から足にかけての痛みが続き、保存療法を続けても改善せず、医師から手術の話を切り出された時の不安な気持ち、よく分かります。

坐骨神経痛での来院が増えているのも、手術への不安や迷いを抱えている方が多いからだと感じています。この記事では、実際に手術が必要なケースはどんな時なのか、手術以外の選択肢はないのか、14年間の臨床経験をもとにお伝えしていきます。

院長:下園

手術を勧められて不安な気持ち、一人で抱え込まないでください

目次

整形外科で手術を勧められる坐骨神経痛とは

整形外科を受診して「手術が必要かもしれません」と言われる時、多くの方が頭の中が真っ白になってしまいます。でも、実は手術を提案される背景には、明確な理由があるんです。

坐骨神経痛の原因疾患として多いのが、腰椎椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症です。これらの疾患が重症化し、神経を強く圧迫している状態では、医師が手術という選択肢を提示することになります。

椎間板ヘルニアは、背骨の間でクッションの役割を果たしている椎間板が飛び出して神経を圧迫する状態です。一方、脊柱管狭窄症は、神経の通り道である脊柱管が狭くなり、神経が圧迫される疾患になります。どちらも坐骨神経に影響を与え、お尻から足にかけての痛みやしびれを引き起こすんです。

当院にも、MRI画像を持参されて「こんなに神経が圧迫されているから手術しかないと言われました」と相談に来られる方がいらっしゃいます。確かに画像で見ると圧迫が確認できるのですが、画像所見と症状の重さは必ずしも一致しないというのが臨床での実感です。

手術を検討すべき症状レベルとは

医師が手術を勧めるのには、それなりの根拠があります。ただし、すべての坐骨神経痛に手術が必要というわけではありません。本当に手術を検討すべきなのは、以下のような状態の時です。

  • 3ヶ月以上保存療法を続けても全く改善しない場合
  • 足の筋力低下が進行し、歩行に明らかな支障が出ている場合
  • 排尿や排便のコントロールができなくなってきた場合
  • 足の感覚が完全に麻痺してきている場合
  • 痛みで夜も眠れず、日常生活が送れないほど重症な場合

特に注意が必要なのは、排尿・排便障害です。これは馬尾症候群という緊急性の高い状態で、48時間以内の手術が推奨されるケースもあります。このような状態であれば、迷わず手術を選択すべきでしょう。

しかし実際には、そこまで重症ではないのに「念のため手術を」と勧められるケースも少なくありません。痛みがあるだけで、足の力は入るし、歩けるし、排尿も問題ないという方も多いんです。

坐骨神経痛の手術にはどんな種類があるのか

手術と一口に言っても、実はいくつかの方法があります。原因となっている疾患や症状の程度によって、適した手術方法が選択されるんです。主な手術方法についてご説明しましょう。

椎間板ヘルニアに対しては、飛び出した椎間板を切除する「椎間板摘出術」が一般的です。最近では内視鏡を使った低侵襲手術も増えていて、傷口が小さく回復も早いのが特徴になります。入院期間も1週間程度で済むことが多く、比較的身体への負担は少ない手術と言えるでしょう。

脊柱管狭窄症に対しては、狭くなった脊柱管を広げる「椎弓切除術」が行われます。こちらは神経の通り道を物理的に広げる手術で、症状が重い場合には脊椎を固定する「脊椎固定術」が選択されることもあります。固定術の場合は入院期間も2〜3週間と長くなり、術後のリハビリも必要です。

手術費用は保険適用で10万円から30万円程度が相場ですが、手術方法や入院日数によって変わってきます。仕事を休む期間や術後のリハビリ期間も含めると、経済的な負担だけでなく、時間的な制約も大きいと言えます。

手術のリスクと成功率について知っておくべきこと

手術を受ければ必ず良くなると思われがちですが、実際にはリスクも存在します。全身麻酔によるリスク、術後の感染症、神経損傷のリスクなど、どんな手術にも一定のリスクは伴うんです。

医療統計によると、椎間板ヘルニアの手術の成功率は80〜90%とされています。一見高い数字に見えますが、裏を返せば10〜20%の方は期待した効果が得られないということです。また、手術が成功しても数年後に別の場所にヘルニアが再発するケースもあります。

当院に来られる方の中にも、「手術をしたけど痛みが残っている」「しばらくは良かったけど、また痛みが出てきた」という方がいらっしゃいます。手術で神経の圧迫を取り除いても、そもそも神経を圧迫させてしまった姿勢や生活習慣が変わらなければ、再発のリスクは残るというのが現実なんです。

手術をしないで改善する可能性はあるのか

ここまで読んで「やっぱり手術は避けたい」と思われた方も多いでしょう。実際、当院には「手術を勧められたけど他に方法はないか」と相談に来られる方が後を絶ちません。結論から言うと、排尿障害や重度の麻痺がない限り、保存療法や手技療法で改善する可能性は十分にあります。

保存療法というのは、手術以外のすべての治療法を指します。薬物療法、理学療法、運動療法、そして整体やカイロプラクティックなどの手技療法も含まれます。実は医学的なガイドラインでも、坐骨神経痛に対してはまず3ヶ月の保存療法を試すことが推奨されているんです。

14年間、坐骨神経痛の方々を見てきて感じるのは、本当に手術が必要な方は意外と少ないということです。多くの場合、適切な検査で原因を特定し、その原因にアプローチすることで症状は改善していきます。

整体で坐骨神経痛が改善するメカニズム

「でも、整体で神経の圧迫が取れるんですか?」というご質問をよくいただきます。確かに、飛び出したヘルニアそのものを整体で元に戻すことはできません。しかし、症状を改善させることは可能なんです。

坐骨神経痛の痛みは、神経の圧迫だけが原因ではありません。筋肉の緊張、骨盤や背骨の歪み、血流の悪化など、複数の要因が絡み合っています。当院では4種類の検査を通じて、あなたの坐骨神経痛がどの要因で悪化しているのかを特定します。

例えば梨状筋という筋肉が硬くなって坐骨神経を圧迫している梨状筋症候群のケースでは、筋肉の緊張を解くことで劇的に改善します。また、骨盤の歪みによって片側の腰部に負担がかかり続けているケースでは、骨盤を整えることで症状が和らいでいくんです。

さらに重要なのは、自律神経を整えることです。痛みが続くと交感神経が優位になり、筋肉がさらに緊張して血流が悪くなるという悪循環に陥ります。当院の施術は筋肉と関節の両面からアプローチし、自律神経を整えることで自然治癒力を高めることを目的としています。

手術を決断する前に試してほしいこと

医師から手術を勧められたら、まず冷静に自分の状態を見極めることが大切です。焦って決断する必要はありません。セカンドオピニオンを取ることも含めて、情報を集める時間を持ってください。

手術を決断する前に、本当に保存療法を尽くしたかを振り返ってみてください。薬を飲んだだけ、電気治療を受けただけでは、保存療法を尽くしたとは言えません。痛み止めは一時的に痛みを抑えるだけで、根本的な原因にはアプローチしていないからです。

当院に来られる方の中には、「3ヶ月通院したけど良くならなかった」とおっしゃる方もいます。でも詳しく聞いてみると、検査らしい検査もなく、毎回同じ電気治療とマッサージだけだったというケースが少なくありません。それでは改善しないのも当然です。

適切な検査を受けることの重要性

坐骨神経痛を改善するための第一歩は、正確な原因の特定です。MRI検査で椎間板ヘルニアが見つかったとしても、それがあなたの痛みの真の原因かどうかは別の問題なんです。実際、症状のない人でも30%以上にヘルニアが見つかるという研究報告もあります。

当院では姿勢分析ソフトによる客観的な評価、筋力検査、整形外科的テスト、動きの検査という4種類の検査を行います。これらの検査結果を総合的に分析することで、あなたの坐骨神経痛がなぜ起きているのか、どこにアプローチすべきかが見えてくるんです。

検査で原因が特定できれば、改善への道筋も明確になります。「あと何回通えばいいのか」「どのくらいの期間で改善するのか」という不安も、データに基づいた治療計画によって解消されていきます。

手術後の生活についても考えておこう

もし手術を選択するとしても、術後の生活について事前に知っておくことは大切です。手術が成功しても、すぐに元の生活に戻れるわけではありません。リハビリテーションの期間が必要ですし、再発を防ぐための生活習慣の見直しも欠かせません。

仕事復帰までには、デスクワークでも2〜4週間、肉体労働では2〜3ヶ月かかることもあります。家族のサポートが必要な期間もありますから、家族とよく話し合っておくことも重要です。

また、手術をしたからといって、すべてが解決するわけではないことも理解しておいてください。手術は神経の圧迫を取り除く処置であって、坐骨神経痛を引き起こした根本的な原因(姿勢の悪さ、筋力低下、生活習慣など)を改善するものではありません。術後も継続的なケアが必要になるんです。

当院で改善された方々の共通点

14年間で数多くの坐骨神経痛の方を見てきましたが、改善される方には共通点があります。それは、自分の身体と向き合い、生活習慣を見直す意識を持っているということです。

「手術が必要」と言われてから当院に来られた50代の女性は、3ヶ月の集中的な施術と生活習慣の改善で、痛みなく日常生活を送れるようになりました。40代のタクシー運転手の方は、座薬も効かないほどの激痛でしたが、原因を特定して適切にアプローチすることで仕事に復帰できました。

これらの方々に共通しているのは、「手術を避けたい」という強い意志と、そのために必要なことは実践するという姿勢です。施術だけでなく、自宅でのセルフケアや座り方の改善なども含めて、総合的に取り組んでいただいた結果なんです。

あなたにとって最善の選択をするために

手術を受けるかどうかは、最終的にはあなた自身が決めることです。ただ、その判断をする前に、すべての選択肢を知っておくことが大切だと思います。手術にもメリットとデメリットがありますし、保存療法にも可能性と限界があります。

大事なのは、「手術しかない」と思い込まないことです。緊急性の高い症状(排尿障害、重度の麻痺など)がない限り、まだ試せる方法はあります。当院では、手術を勧められた方でも、まず検査をして改善の可能性を探ります。

もちろん、検査の結果、本当に手術が必要だと判断される場合もあります。その時は、信頼できる医療機関をご紹介することもできます。大切なのは、あなたが納得して選択できるよう、正確な情報と適切な評価を提供することだと考えています。

痛みがあると、つい「早く何とかしたい」と焦ってしまいます。でも、手術は一度行ったら後戻りできません。だからこそ、焦らず、冷静に、そして慎重に判断してほしいんです。当院には14年間で蓄積された豊富な臨床データと改善実績があります。手術を決断する前に、一度ご相談ください。

あなたの坐骨神経痛が本当に手術が必要なのか、それとも他の方法で改善する可能性があるのか、丁寧な検査を通じてお伝えします。一人で悩まず、経験豊富な私たちに相談してください。

北千住にある当院までお越しになることが難しい方へ

遠方にお住まいの方に向けた案内のぺーじを作りました。当院まで来られない場合はこちらをご覧ください。少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。


院長:下園

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