
院長:下園お気軽にご相談ください!

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北千住西口整体院の下園です。お尻から太もも、ふくらはぎにかけて痛みやしびれを感じているけれど、病院に行かずに様子を見ている方は多いのではないでしょうか。仕事が忙しくてなかなか時間が取れなかったり、できれば自然に治ってほしいという気持ちもあると思います。今回は坐骨神経痛が自然に治るケースと、そうでないケースの違いについて、整体師としての経験をもとにお話しします。
実は坐骨神経痛には自然に回復するタイプと、専門的な治療が必要なタイプがあります。その見極めができるかどうかで、その後の経過が大きく変わってくるんですね。


痛みがあると不安になりますが、正しい知識を持つことで適切な判断ができるようになります


坐骨神経痛の中には、確かに自然に治っていくケースがあります。特に軽度の筋肉の緊張や一時的な神経の圧迫が原因の場合は、適切な対処をすることで数週間から2ヶ月程度で改善することが多いです。これは筋肉の炎症が自然に引いていったり、圧迫されていた神経への負担が減ったりすることで起こります。
例えば長時間のデスクワークや重い荷物を持った後に痛みが出始めた場合、筋肉の疲労や緊張が原因になっていることがよくあります。このような場合は姿勢を改善したり、適度に体を動かしたりすることで、徐々に症状が和らいでいくことがあるんですね。
また痛みの程度が日によって変わる場合や、朝は調子が良いけれど夕方になると痛みが増すというパターンの場合も、筋肉性の坐骨神経痛である可能性が高く、自然回復が期待できます。ただし自然回復といっても、ただ何もせずに待つという意味ではありません。


坐骨神経痛が自然に治るかどうかは、実は日常生活の過ごし方に大きく左右されます。痛みがあるからといって完全に安静にしすぎると、かえって筋肉が硬くなってしまい、回復が遅れることがあるんです。
特に注意したいのが座り方です。椅子に浅く腰掛けて背中を丸めた姿勢や、足を組む癖がある方は、それだけで坐骨神経への負担が増してしまいます。デスクワークの方であれば、椅子の高さを調整して足の裏全体が床につくようにし、背もたれを使って骨盤を立てた姿勢を意識することが大切です。
また冷えも坐骨神経痛を長引かせる要因の一つです。筋肉が冷えると血流が悪くなり、痛みの原因となる物質が溜まりやすくなります。入浴時はシャワーだけで済ませずに、ぬるめのお湯にゆっくり浸かって体の芯から温めるようにしましょう。特にお尻周りや太ももの筋肉を温めることで、筋肉の緊張がほぐれて痛みが和らぐことがあります。
一方で、すぐに専門家に診てもらうべき坐骨神経痛もあります。2週間以上セルフケアを続けても痛みが全く変わらない、あるいは悪化している場合は、自然治癒を待つのではなく早めの対応が必要です。
特に気をつけたいのが、しびれの範囲が広がっている場合や、足に力が入りにくくなってきた場合です。これは神経の圧迫が強くなっているサインかもしれません。また排尿や排便に異常を感じる場合は、重大な神経障害の可能性があるため、すぐに医療機関を受診してください。
夜間に痛みで目が覚めてしまう、安静にしていても痛みが治まらないという場合も要注意です。このような場合は筋肉の問題だけでなく、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症といった骨や椎間板の構造的な問題が隠れている可能性があります。


自然治癒が期待できる坐骨神経痛であっても、適切なセルフケアを行うことで回復を早めることができます。まず大切なのが適度な運動です。痛みが強い時期を過ぎたら、無理のない範囲でウォーキングやストレッチを始めてみましょう。
特におすすめなのが、お尻の筋肉を優しく伸ばすストレッチです。仰向けに寝て片方の膝を抱えるようにして胸に引き寄せると、お尻の筋肉が気持ちよく伸びます。このとき痛みを感じない範囲で行うことが重要で、無理に伸ばそうとすると逆効果になることもあります。
食事の面では、炎症を抑える効果のある食材を意識して取り入れるのも良いでしょう。青魚に含まれるオメガ3脂肪酸や、野菜や果物に含まれるビタミン類は、体の回復力を高めてくれます。また水分をしっかり摂ることで血流が改善し、痛みの原因物質が流れやすくなります。
自然に治るタイプの坐骨神経痛でも、整体院での施術を受けることで回復までの期間を大幅に短縮できることがあります。なぜなら整体では、痛みの根本原因となっている筋肉の緊張や骨格のバランスの崩れを、専門的な技術で調整できるからです。
特に当院では、坐骨神経痛の原因を突き止めるために詳しい検査を行います。痛みが出ている場所だけでなく、骨盤の歪みや股関節の動き、足首の柔軟性まで総合的にチェックすることで、なぜ神経が圧迫されているのかを明確にします。
そして一人ひとりの状態に合わせて、筋肉を緩める施術や骨盤の調整、関節の動きを改善する施術を組み合わせていきます。自分では届かない深層の筋肉にアプローチできるため、セルフケアだけでは難しい根本的な改善が期待できるんですね。


坐骨神経痛を「そのうち治るだろう」と放置し続けると、慢性化してしまうリスクがあります。慢性化すると痛みが常態化してしまい、治療にも時間がかかるようになります。また痛みをかばうことで他の部位に負担がかかり、腰痛や膝の痛みなど別の症状が出てくることもあるんです。
特に注意したいのが、痛み止めの薬だけで対処し続けるケースです。薬は一時的に痛みを抑えることはできますが、根本的な原因を解決しているわけではありません。痛みを感じなくなることで無理な動作を続けてしまい、気づいた時にはさらに悪化していたということもあります。
坐骨神経痛が改善し始めると、つい無理をしてしまいがちです。しかし回復期こそ慎重に過ごすことが大切なんですね。痛みが少し良くなったからといって、すぐに重い荷物を持ったり激しい運動をしたりすると、再発のリスクが高まります。
回復の目安としては、日常生活の動作で痛みを感じなくなり、朝起きた時のこわばりもなくなってきたら、徐々に活動量を増やしていきます。ただしこの段階でも、急激な動きや長時間同じ姿勢を続けることは避けた方が良いでしょう。体が完全に回復するまでには、痛みがなくなってからさらに1〜2ヶ月程度かかると考えてください。


坐骨神経痛は確かに自然に治るケースもありますが、それには適切な条件と対処法が必要です。症状の程度を正しく見極めて、必要であれば早めに専門家の力を借りることが、結果的に最も早く楽になる方法だと考えています。
当院では坐骨神経痛でお悩みの方を数多く診てきました。一人で我慢せず、少しでも気になることがあればお気軽にご相談ください。あなたの症状に合わせた最適なアプローチで、痛みのない生活を取り戻すお手伝いをさせていただきます。


遠方にお住まいの方に向けた案内のぺーじを作りました。当院まで来られない場合はこちらをご覧ください。少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。

