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坐骨神経痛に安静は必要?3つの重要ポイント

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こんにちは、北千住西口整体院の下園です。お尻から足にかけてズキズキと痛みが走る、そんな辛い症状に悩まされていませんか。デスクワークをしていても集中できない、夜も痛みで何度も目が覚めてしまう、そんな日々が続くと不安な気持ちになりますよね。

私の整体院にも、痛みが出たときに安静にした方がいいのか、それとも動いた方がいいのか迷われている方が多く来院されます。実は坐骨神経痛に対する安静の考え方は、ここ数年で大きく変わってきているんです。今日は開院以来13年間で数多くの症例を見てきた経験から、痛みと安静の正しい関係についてお話ししていきますね。

院長:下園

痛いときこそ正しい知識が大切です

目次

痛みが出たとき、本当に安静にすべきなのか

お尻や太ももに激しい痛みが走ると、多くの方が「とにかく動かさずに安静にしておこう」と考えます。確かに痛みが強いときに無理をするのは良くありません。ですが、実は長期間の安静は回復を遅らせる可能性があることが分かってきています。

私が施術をしていて気づくのは、痛みを恐れて何日も寝たきりになってしまった方ほど、筋力が低下して症状が長引いているということです。痛みがあると動くのが怖くなる気持ちは本当によく分かります。ですが、動かないことで腰や骨盤を支える筋肉が弱くなり、かえって神経への負担が増えてしまうんですね。

安静が必要な期間はどのくらいか

それでは、痛みが出たときにどのくらい安静にすればいいのでしょうか。医学的な研究によると、安静期間は1日から3日程度が適切とされています。これ以上長く安静を続けると、筋力低下や関節の硬直が起こり、回復が遅れることが分かっています。

私が患者さんにお伝えしているのは、激しい痛みがある最初の2〜3日は無理をせず、痛みが少し落ち着いてきたら少しずつ動き始めることです。ただし、これはあくまで目安であって、症状の重さや原因によって適切な対応は変わってきます。

安静にするときの正しい姿勢とは

どうしても安静が必要なときは、楽な姿勢で過ごすことが大切です。私が長年の臨床経験から患者さんにおすすめしているのは、次のような姿勢です。

横向きで膝を軽く曲げる姿勢

横向きに寝て膝を軽く曲げ、膝の間にクッションを挟む姿勢が、多くの方にとって最も楽な体勢になります。この姿勢は腰椎への負担を減らし、神経の圧迫を和らげる効果があります。エビのように丸まるイメージで寝ると、さらに楽になる方もいらっしゃいますね。

仰向けで膝下にクッションを入れる

仰向けで寝る場合は、膝の下にクッションや枕を入れて膝を曲げた状態にすると、腰への負担が軽減されます。膝を伸ばしたまま仰向けになると腰が反ってしまい、神経を圧迫する原因になるので注意が必要です。

ただし、同じ姿勢を長時間続けるのは良くありません。30分から1時間ごとに姿勢を変えたり、軽く体を動かしたりすることをおすすめしています。

安静にしすぎることで起こるリスク

私が開院以来ずっと患者さんにお伝えしているのは、過度な安静は回復を妨げるということです。安静にしすぎると、体にはどんな変化が起こるのでしょうか。

筋力の低下が症状を悪化させる

腰や骨盤を支える筋肉は、使わないとあっという間に弱くなってしまいます。特に体幹の筋肉は、たった数日間動かないだけで驚くほど衰えます。筋力が低下すると、椎間板や神経により大きな負担がかかり、痛みが長引く原因になるんですね。

関節が硬くなり動きが悪くなる

動かさない期間が長いと、関節の柔軟性も失われていきます。特に股関節や腰椎の動きが悪くなると、日常生活での動作が制限され、別の場所に負担がかかって新たな痛みが出ることもあります。

精神的なストレスが増える

痛みで動けない状態が続くと、不安や焦りが募り、精神的なストレスも大きくなります。ストレスは筋肉の緊張を高め、痛みを感じやすくする作用があるため、症状の悪化につながることがあります。

症状の悪化を示すサインを見逃さない

安静にしているかどうかに関わらず、次のような症状が出た場合は注意が必要です。私の整体院でも、このような症状がある方にはすぐに医療機関の受診をおすすめしています。

危険なサインとは

  • 痛みやしびれの範囲が日に日に広がっている
  • 足に力が入らず、階段を上るのが困難になってきた
  • 排尿や排便がしづらくなった、または我慢できなくなった
  • 足の感覚が鈍くなり、触られても分からない部分がある
  • 夜間の痛みが増し、姿勢を変えても楽にならない

特に排尿や排便に問題が生じた場合は、馬尾症候群という重篤な状態の可能性があります。これは緊急性の高い症状なので、すぐに整形外科を受診してください。

痛みが落ち着いてきたらどう動くべきか

2〜3日の安静で痛みが少し和らいできたら、少しずつ体を動かし始めることが大切です。私が患者さんにお伝えしているのは、痛みの範囲内で無理なく動くということです。

まずは日常動作から始める

いきなり運動をする必要はありません。まずは寝返りを打つ、ベッドから起き上がる、トイレに行くといった日常動作をゆっくり行うことから始めましょう。動作のたびに痛みが強くなるようであれば、まだ無理をする時期ではありません。

短い距離の歩行を取り入れる

室内を歩く程度の動きが楽にできるようになったら、短い距離の歩行を始めてみてください。最初は5分程度から始めて、痛みが増さなければ徐々に時間を延ばしていきます。ただし、長時間歩き続けると症状が悪化することがあるので、様子を見ながら行うことが大切です。

痛みを繰り返さないために必要なこと

私が13年間の臨床で痛感しているのは、痛みの本当の原因を特定しなければ、何度でも同じ症状を繰り返してしまうということです。お尻から足にかけての痛みは、椎間板ヘルニアが原因の場合もあれば、脊柱管狭窄症や梨状筋症候群が原因の場合もあります。

原因が違えば、最適な対処法も変わってきます。だからこそ当院では、姿勢分析ソフトをはじめとした4種類の検査で、あなたの症状の原因を徹底的に分析しています。原因が分かれば不安がなくなるし、正しい対処法も見えてきます。

安静と運動のバランスが重要

結局のところ、大切なのは安静と運動のバランスです。痛みが強いときは短期間の安静が必要ですが、長期間動かないのは逆効果になります。症状の程度や原因によって適切な対応は異なるため、専門家に相談しながら進めることをおすすめします。

一人で悩まず、まずは相談を

スタッフ

お尻から足にかけての痛みで悩まれている方の多くが、「安静にすべきか、動くべきか」という判断に迷っています。その気持ち、本当によく分かります。私自身も会社員時代にぎっくり腰になったとき、同じように不安な日々を過ごしました。

ですが、症状の原因が分かれば、その不安は解消されます。当院では開院以来、数多くの痛みで悩む方々を見てきました。その場しのぎではなく、根本から改善するためには、まず原因を特定することが何より大切です。

薬に頼りたくない方、手術を避けたい方、病院で良くならなかった方も、一人で抱え込まずにご相談ください。あなたが痛みを気にせず、やりたいことを楽しめる毎日を取り戻すお手伝いができれば、私も本当に嬉しく思います。

北千住にある当院までお越しになることが難しい方へ

遠方にお住まいの方に向けた案内のぺーじを作りました。当院まで来られない場合はこちらをご覧ください。少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。


院長:下園

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