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痛みが和らぐ靴選び|坐骨神経痛でお悩みの方へ

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歩くたびにお尻から足にかけて痛みやしびれが走る、階段の上り下りがつらい、そんな症状でお困りではありませんか。坐骨神経痛の症状がある方にとって、毎日履く靴選びは想像以上に重要な意味を持っています。靴が合わないだけで症状が悪化することもあれば、適切な靴を選ぶことで痛みが和らぐこともあるのです。

院長:下園

実は靴選びひとつで坐骨神経痛の症状は大きく変わります

目次

なぜ靴選びが坐骨神経痛に影響するのか

足は身体全体を支える土台であり、靴はその土台を守る大切な役割を果たしています。

坐骨神経痛の原因の多くは腰部や骨盤周辺の神経が圧迫されることにありますが、足元の不安定さが姿勢の歪みを招き、結果として腰や骨盤に負担をかけてしまうのです。ヒールの高い靴や底の薄い靴を履き続けると、歩くたびに足裏から伝わる衝撃が腰椎や仙骨に直接響き、神経への圧迫を強めてしまいます。

また、サイズが合わない靴を履いていると無意識のうちに不自然な歩き方になり、筋肉のバランスが崩れてしまいます。

特に梨状筋という臀部の筋肉が緊張すると坐骨神経を圧迫し、症状を悪化させる要因となります。靴は単なるファッションアイテムではなく、あなたの身体を守るための医療的な道具として考える必要があるのです。

坐骨神経痛を悪化させる靴の特徴

ヒールが高い靴

ヒールの高い靴は重心を前方に移動させるため、バランスを取ろうとして腰が反った姿勢になりがちです。この反り腰の状態が続くと腰椎への負担が増し、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症といった坐骨神経痛の原因となる疾患を悪化させてしまいます。

特に3センチ以上のヒールは避けたほうが良いでしょう。パンプスやハイヒールを長年履き続けてきた方が坐骨神経痛を発症するケースは当院でも多く見られます。

底が薄すぎる靴

ペタンコの靴やバレエシューズのように底が薄い靴も要注意です。クッション性がないため、歩行時の衝撃がダイレクトに足裏から腰へと伝わってしまいます。特にコンクリートやアスファルトの上を長時間歩く場合、この衝撃の蓄積は無視できません。足裏のアーチが崩れやすくなり、結果として骨盤の歪みや腰部の筋肉緊張を招くのです。

サイズが合わない靴

大きすぎる靴も小さすぎる靴も、どちらも身体に悪影響を及ぼします。大きい靴は足が靴の中で動いてしまい安定感を失います。すると無意識に足指を縮めて靴を掴むような歩き方になり、ふくらはぎや太ももの筋肉に余計な緊張が生じます。

逆に小さい靴は足を圧迫して血流を悪化させ、筋肉の柔軟性を損ないます。自分の足のサイズを正確に測り直すことが大切です。

坐骨神経痛に優しい靴の条件

クッション性のあるソール

適度な厚みとクッション性のあるソールは、歩行時の衝撃を吸収し腰への負担を軽減してくれます。特にかかと部分にしっかりとしたクッションがあると、着地時の衝撃が和らぎ神経への圧迫も軽くなります。ランニングシューズやウォーキングシューズに使われているような、EVA素材やゲル素材のソールがおすすめです。

足にフィットする構造

かかと部分がしっかりと固定され、足のアーチをサポートする構造の靴を選びましょう。紐靴やベルトで調整できるタイプは、自分の足の形に合わせてフィット感を調整できるので理想的です。スリッポンタイプは楽ですが、足が固定されないため長時間の歩行には向いていません。土踏まずの部分にアーチサポートがあると、足裏の筋肉疲労を防ぎ骨盤の安定にもつながります。

適度な重さと柔軟性

軽すぎる靴は一見楽に感じますが、サポート力が弱く足元が不安定になりがちです。かといって重すぎる靴は足が疲れてしまいます。

手に持った時に「ずっしり」ではなく「しっかり」と感じる程度の重さが適切です。また、靴底がある程度曲がる柔軟性も必要ですが、曲がりすぎるとサポート力が失われるので注意しましょう。

インソールの活用も効果的

市販の靴に自分専用のインソール(中敷き)を入れるのも有効な方法です。足裏のアーチをサポートするインソールは、体重を分散させて足への負担を軽減し、結果として腰や骨盤への負担も減らしてくれます。特にオーダーメイドや医療用のインソールは、あなたの足の形に合わせて作られるため高い効果が期待できます。

ドラッグストアで購入できる簡易的なインソールでも、クッション性を高める効果はあります。ただし、自己判断で選ぶよりも、整体師や専門家に相談してから導入することをおすすめします。間違ったインソールは逆に症状を悪化させることもあるからです。

靴選びで気をつけたい具体的なポイント

靴を購入する際は必ず試し履きをして、店内を数分歩いてみてください。立っているだけでは分からない違和感が、歩くことで見えてきます。また、足は夕方になるとむくんで大きくなるため、できれば午後に試し履きをするのが理想的です。

靴を履いた時にかかとに指一本分の隙間があるか、足指が自由に動かせるか、土踏まずの部分が浮いていないかを確認しましょう。歩いた時にかかとが脱げたり、足が靴の中で滑ったりしないことも重要です。素材は通気性の良い天然皮革やメッシュ素材がおすすめですが、最近は機能性に優れた合成素材も多く出ています。

実際に坐骨神経痛でお悩みの患者さまからは、靴を変えてから「歩くのが楽になった」「痛みの頻度が減った」という声を多くいただいています。靴選びは地味に思えるかもしれませんが、毎日の積み重ねが大きな違いを生むのです。

靴だけでは解決しない根本的な原因

ここまで靴選びの重要性をお伝えしてきましたが、正直に申し上げると靴を変えるだけでは坐骨神経痛は根本的には改善しません。なぜなら坐骨神経痛の本当の原因は、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、梨状筋症候群といった身体の構造的な問題や、長年の姿勢の歪み、筋肉のバランスの崩れにあるからです。

靴選びは症状を悪化させないための予防策であり、日常生活での負担を軽減するための対症療法です。根本的に改善するためには、身体の歪みを整え、原因を特定して適切な施術を受けることが不可欠です。当院では姿勢分析ソフトや筋力検査、整形外科的テストなど4種類の検査で、あなたの坐骨神経痛の本当の原因を特定します。

患者さま一人ひとりの原因は異なるため、画一的な施術ではなく、検査結果に基づいた最適な治療計画を作成します。筋肉と関節の両面からアプローチする独自の施術で、自然治癒力を高めながら根本改善を目指していきます。

靴選びも大切ですが、それと同時に身体の根本的な問題に向き合うことで、本当の意味で坐骨神経痛から解放される道が開けるのです。痛みを我慢しながら靴だけで何とかしようとせず、まずは専門家に相談することをおすすめします。症状の原因が分かれば不安も減りますし、適切な靴選びのアドバイスも受けられます。おひとりで悩まず、経験豊富な私たちにお気軽にご相談ください。

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院長:下園

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