【5秒でご案内】症状検索ページもご利用ください

登山で坐骨神経痛になった方へ|原因と解決法

本日の予約状況

休日に山へ出かけたり、仲間と低山ハイキングを楽しんだり、登山は心身のリフレッシュに最高の趣味ですよね。ところが最近、下山後にお尻から太ももにかけて痛みやしびれを感じるようになった、登山中に足がしびれて休憩が必要になった、という方が当院にも数多く来院されています。

大好きな登山を続けたいのに、坐骨神経痛の症状が気になって山に行くのをためらってしまう。整形外科で診てもらっても「安静にしてください」と言われるだけで根本的な解決にならない。そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

でも諦める必要はありません。登山で起こる坐骨神経痛には明確な原因があり、適切なアプローチで改善できるケースがほとんどです。今日は、なぜ登山で坐骨神経痛が起こるのか、そしてどうすれば大好きな登山を安心して続けられるのかについてお話しします。

院長:下園

登山を諦めかけていた方々も、原因を理解して適切に対処することで、また山を楽しめるようになっていますよ

目次

登山で坐骨神経痛が起こる3つの理由

登山やハイキングで坐骨神経痛が発症する方は意外と多く、特に40代以降の登山愛好家によく見られる症状です。なぜ登山という健康的な運動で坐骨神経痛が起こってしまうのでしょうか。長年の施術経験から、主に3つの理由が関係していることが分かっています。

まず一つ目は、下山時の姿勢による梨状筋への負担です。

下りでは片脚で体重を支えながら着地する動作が何千回と繰り返されます。この時、腰が反って股関節が内側に捻れる姿勢になりやすく、お尻の奥にある梨状筋という筋肉が過度に緊張します。梨状筋のすぐ下を坐骨神経が通っているため、筋肉が硬くなると神経を圧迫してしまうのです。これを「梨状筋症候群」と呼びます。

二つ目は、長時間の歩行による腰部への負担の蓄積です。

登山では数時間にわたって歩き続けるため、普段使わない腰部の筋肉や椎間板に持続的なストレスがかかります。特に腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症の傾向がある方は、長時間の負荷で神経根が圧迫されやすくなります。下りでは体幹が前傾しやすく、腰椎への負担がさらに増加するのです。

三つ目は、股関節の可動域低下と臀部筋群の硬さです。

日常生活での座位姿勢が長い方や、登山前後のストレッチを怠っている方は、股関節周りの筋肉が硬くなっています。この状態で急な坂道や不整地を歩くと、硬くなった臀筋や梨状筋が坐骨神経を圧迫しやすくなります。週末だけ急に長距離を歩くという運動パターンも、筋肉の柔軟性が追いつかず症状を引き起こす要因となります。

登山中に出る坐骨神経痛の特徴的なサイン

登山で起こる坐骨神経痛には、いくつかの特徴的なパターンがあります。ご自身の症状と照らし合わせてみてください。

最も多いのが、下山開始から30分~1時間ほどでお尻や太ももの裏側に痛みやしびれが出てくるというパターンです。登りでは症状が軽く、むしろ調子が良いと感じることもあります。ところが下りに入ると徐々に症状が強くなり、休憩すると少し楽になるものの、歩き始めるとまた痛みが戻ってきます。

次に多いのが、片側だけに症状が出るケースです。利き足や体の使い方の癖により、左右どちらか一方の臀部から足にかけて痛みやしびれが走ります。階段状の岩場や急な下りで、特定の足に体重をかけた時に症状が強くなる方もいらっしゃいます。

また、登山後の症状の持続も重要なサインです。下山後も数日間にわたって症状が続く、朝起きた時に足がしびれている、座っているとお尻が痛くなるといった症状がある場合は、単なる筋肉疲労ではなく、神経の圧迫が関与している可能性が高いです。

こんな症状は要注意

次のような症状がある場合は、早めに専門家に相談することをお勧めします。

  • 足に力が入りにくい、つまずきやすくなった
  • 足の感覚が鈍くなっている、冷たく感じる
  • 痛みで夜中に目が覚める、睡眠が浅くなった
  • 座っていても立っていても常に痛みやしびれがある
  • 排尿や排便に違和感がある

これらは神経の圧迫が強くなっているサインです。放置すると症状が慢性化し、改善に時間がかかることもありますので、我慢せずにご相談ください。

登山を続けるための根本的な改善アプローチ

説明

登山による坐骨神経痛を改善するには、まず症状の本当の原因を特定することが何より大切です。同じ「登山で坐骨神経痛になった」という方でも、梨状筋の問題なのか、腰椎の問題なのか、それとも股関節の可動域制限が原因なのかによって、必要なアプローチは全く異なります。

当院では、姿勢分析ソフトや筋力検査、整形外科的テストなど4種類の検査を組み合わせて、あなたの症状の原因を徹底的に分析します。検査結果を元に、これまで蓄積してきた臨床データベースと照合し、最短で改善するための治療計画を作成しています。

施術で改善できること

筋肉と関節の両面からアプローチする当院の施術では、硬くなった梨状筋や臀筋を緩め、股関節の可動域を改善していきます。また腰椎の可動性を高めることで、神経への圧迫を軽減します。自律神経を整える施術により、筋肉の過緊張も解消されやすくなります。

実際に、「2ヶ月前から坐骨神経痛で登山を諦めていたが、集中的に施術を受けたことで痛みが改善し、再び山に登れるようになった」という50代の女性の事例もあります。また、「下山時の痛みが不安で仲間との登山を断っていたが、今では月に2回のペースで山を楽しんでいる」という60代男性の方もいらっしゃいます。

薬で一時的に痛みを抑えるのではなく、原因から改善することで、安心して登山を続けられる身体を取り戻すことができるのです。

登山前後のセルフケアで再発を防ぐ

施術で症状が改善した後も、登山を安全に楽しむためには日頃のセルフケアが欠かせません。ここでは、登山前後に取り入れていただきたいポイントをお伝えします。

登山前の準備

登山の1週間前から、股関節周りのストレッチを毎日行いましょう。特にお尻の筋肉を伸ばすストレッチは効果的です。仰向けに寝て、片膝を抱えて胸に引き寄せ、反対側の足首を膝の上に乗せると、梨状筋がよく伸びます。これを左右30秒ずつ、朝晩行うことをお勧めします。

登山当日は、歩き始める前に10分程度のウォーミングアップを必ず行いましょう。足首、膝、股関節を動かして、筋肉を温めてから登り始めることで、急な負荷による筋肉の緊張を防げます。

登山中の工夫

下山時は特に注意が必要です。歩幅を小さくして、膝を曲げすぎないように意識しましょう。ストックを使うことで、下半身への負担を分散できます。また、30分に1回程度の短い休憩を挟み、股関節や腰を軽く動かすことも大切です。

下山後のケア

下山後は、できるだけ早めにお尻や太もものストレッチを行いましょう。筋肉が温かいうちにケアすることで、翌日以降の痛みを予防できます。入浴時に湯船でゆっくり温まることも、筋肉の緊張緩和に効果的です。

タイミング重要なポイント
登山1週間前股関節・臀部のストレッチを毎日実施
登山当日(登り始め)10分間のウォーミングアップ
下山中歩幅を小さく、30分ごとに休憩
下山後速やかにストレッチ、入浴で温める

登山を諦めないでください

長年楽しんできた登山を、坐骨神経痛のせいで諦めてしまうのは本当にもったいないことです。登山は体力の維持だけでなく、仲間との交流や自然との触れ合いなど、人生を豊かにしてくれる大切な趣味ですよね。

当院には、「もう山には登れないかもしれない」と落ち込んでいた方々が、症状の改善とともに笑顔を取り戻し、再び登山を楽しんでいる姿を数多く見てきました。痛みの原因が分かれば不安はなくなりますし、適切なケアを続けることで、年齢を重ねても登山を続けることは十分可能です。

お尻から足にかけての痛みやしびれで、大好きな登山をためらっているなら、一人で悩まずにご相談ください。あなたがまた安心して山を楽しめるように、全力でサポートさせていただきます。症状なんかに振り回される毎日から抜け出して、制限のない人生を取り戻しましょう。

北千住にある当院までお越しになることが難しい方へ

遠方にお住まいの方に向けた案内のぺーじを作りました。当院まで来られない場合はこちらをご覧ください。少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。


院長:下園

どんなお悩みもお気軽にご相談ください

住所
東京都足立区千住2-20朽木ビル1F
電話番号
03-5284-9707
定休日
火曜
ご予約・お問い合わせ
050-3645-3688
24時間受付中

気軽にシェアしてください
目次