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マウスピースで治らない?顎関節症の本当の対処法

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最近、口を開けるときに顎がカクカク鳴ったり、食事のときに痛みを感じたりしていませんか?そんな症状があるなら、それは顎関節症かもしれません。

当院にも「マウスピースを試したけど良くならない」「病院に行く前に自分でできることを知りたい」という方が多く来院されます。今回は、顎の痛みでお困りの方に向けて、今すぐ実践できる具体的な対処法と、根本から改善するためのポイントをお伝えしていきます。

院長:下園

顎の痛みは放置すると悪化する可能性があります。早めの対処が大切です

目次

顎の痛みが出たときの応急処置

顎に痛みを感じたとき、まず知っておいていただきたいのが、すぐにできる応急的な対処法です。痛みが強いときは無理をせず、顎への負担を最小限に抑えることが何より重要になります。硬い食べ物は避けて、できるだけ柔らかいものを選ぶようにしてください。

おかゆやうどん、豆腐など噛む回数が少なくて済む食事に切り替えるだけでも、顎への負担がぐっと減ります。

また大きく口を開ける動作も控えましょう。あくびが出そうになったら手で顎を軽く押さえて、開きすぎないようにするのがコツです。さらに頬杖をつく癖がある方は要注意です。この何気ない動作が顎の関節に大きな負担をかけ、症状を悪化させる原因になっているんです。

温める?冷やす?状態に合わせた対処

顎の痛みに対して温めるべきか冷やすべきか迷う方も多いのではないでしょうか。これは症状の状態によって使い分けることが大切です。炎症が起きて熱を持っているような急性期には、冷やすことで炎症を抑えることができます。保冷剤をタオルで包んで、痛む部分に10分程度あてるとよいでしょう。

一方で慢性的な痛みや筋肉の緊張からくる痛みには、温める方が効果的です。蒸しタオルをあてたり、市販の温熱パッドを使ったりして、顎周辺の筋肉をじんわりと温めてあげてください。血行が良くなることで筋肉の緊張がほぐれ、痛みが和らいでいきます。

自宅でできる顎のセルフケア

病院や整体院に行く前に、まず自分でできるケアを試してみたいという気持ちもよくわかります。ここでは毎日の生活の中で取り入れられる、効果的なセルフケアの方法をご紹介していきます。ただし痛みが強い場合や症状が長引く場合は、無理をせず専門家に相談することも大切です。

顎周辺の筋肉をほぐすマッサージ

顎の痛みの多くは、咬筋や側頭筋といった筋肉の緊張が関係しています。これらの筋肉を優しくマッサージすることで、緊張をほぐし痛みを軽減できます。咬筋は頬の奥、ちょうど奥歯を噛みしめたときに盛り上がる部分にあります。ここに指の腹を当てて、円を描くように優しくマッサージしてください。

側頭筋は耳の上あたりにある筋肉で、こちらも同様に優しく揉みほぐします。力を入れすぎると逆効果になるので、痛気持ちいいくらいの強さで行うのがポイントです。お風呂上がりの身体が温まっているときに行うと、より効果的ですよ。

顎に負担をかけない生活習慣

日常生活の中には、知らず知らずのうちに顎に負担をかけている習慣が潜んでいます。例えば食事のときに片側だけで噛む癖はありませんか?これは顎の左右のバランスを崩し、症状を悪化させる大きな原因になります。意識して両側でバランスよく噛むようにしましょう。

また長時間のスマホ使用も要注意です。下を向いた姿勢が続くと首や肩の筋肉が緊張し、それが顎の筋肉にまで影響を及ぼします。スマホを見るときは目線の高さまで持ち上げて、首への負担を減らす工夫をしてください。

寝るときの姿勢も大切で、うつぶせ寝は顎に大きな負担をかけるので避けて、仰向けで寝ることをおすすめします

ストレスと食いしばりの関係

多くの方が見落としがちなのが、ストレスと顎の痛みの深い関連性です。仕事でプレッシャーを感じているとき、無意識に歯を食いしばっていることはないでしょうか。この食いしばりが、顎関節症を引き起こす大きな要因の一つなんです。

特に夜間の歯ぎしりや食いしばりは自分では気づきにくく、朝起きたときに顎が疲れている、痛いと感じる方は要注意です。

ストレス自体を完全になくすのは難しいかもしれませんが、リラックスする時間を意識的に作ることは大切です。深呼吸や軽いストレッチ、好きな音楽を聴くなど、自分なりのリラックス方法を見つけてください。

また日中、気づいたときに上下の歯が触れていないかチェックする習慣をつけるのも効果的です。本来、上下の歯は食事のとき以外は触れていないのが正しい状態なんですよ。

姿勢の悪さが顎に与える影響

意外に思われるかもしれませんが、姿勢の悪さと顎の症状には密接な関係があります。猫背やストレートネックなど、首や肩のバランスが崩れると、その影響は顎にまで及びます。デスクワークで長時間パソコンに向かっている方は特に注意が必要です。

正しい姿勢を保つためには、まず椅子に深く腰掛けて、背筋を伸ばすことを意識してください。モニターは目線と同じか、やや下の高さに設定します。1時間に一度は立ち上がって、肩を回したり首を優しくストレッチしたりして、筋肉の緊張をほぐしましょう。

姿勢を整えることで、顎だけでなく肩こりや頭痛の改善にもつながります

マウスピース治療の限界と注意点

歯科でマウスピースを作ってもらったという方も多いのではないでしょうか。マウスピースは夜間の歯ぎしりや食いしばりから歯や顎を守る効果がありますが、あくまで対症療法であり根本的な解決にはならないことを知っておいていただきたいのです。

さらに注意していただきたいのが、合わないマウスピースを使い続けることのリスクです。長期間使用すると顎の位置がずれてしまい、かえって症状を悪化させてしまうケースも実際にあります。マウスピースを使っているのに症状が改善しない、むしろ悪化している気がするという方は、早めに別の対処法を検討することをおすすめします。

整体で根本から改善する方法

ここまで自宅でできる対処法をお伝えしてきましたが、それでも改善しない場合や痛みが強い場合は、専門的な施術を受けることも選択肢の一つです。当院では顎の症状でお困りの方に対して、まず丁寧なカウンセリングと検査を行い、痛みの根本原因を特定していきます。

顎の痛みは顎だけの問題ではなく、首や肩、背中の筋肉の緊張、骨格の歪み、自律神経の乱れなど、複数の要因が複雑に絡み合っていることがほとんどです。だからこそ当院では顎だけを診るのではなく、全身のバランスを整えることで自然治癒力を高め、根本からの改善を目指しています。実際にマウスピース治療で改善しなかった方が、当院の施術で痛みから解放されたケースも多くあります。

当院での施術の流れ

初回は問診と検査にしっかり時間をかけます。姿勢分析ソフトを使って身体の歪みを数値化し、筋力検査や整形外科的検査も組み合わせて、あなたの症状の原因がどこにあるのかを明らかにしていきます。原因が特定できたら、それに基づいた施術計画を立てて、無理のないペースで改善を目指していきます。

施術では筋肉と関節の両面からアプローチして、自律神経を整える独自の技術を用いています。痛みを伴わない優しい施術なので、小さなお子さまからご高齢の方まで安心して受けていただけます。施術後は顎の痛みが軽減するだけでなく、頭痛や肩こりなど他の症状も改善される方が多いんですよ。

こんな症状は早めに相談を

軽い違和感程度なら様子を見てもよいかもしれませんが、次のような症状がある場合は早めに専門家に相談することをおすすめします。

  • 口を開けるときに強い痛みがあり、指が縦に3本入らない
  • 顎の痛みに加えて耳鳴りや頭痛、めまいなども起きている
  • 痛みで食事が困難になっている
  • セルフケアを続けても2週間以上改善が見られない
  • 朝起きたときに毎日顎が痛い、だるい

これらの症状は、単なる一時的な不調ではなく、すでに顎関節や周辺組織にダメージが蓄積している可能性があります。早期に適切な対処をすることで、改善までの期間も短くなりますし、将来的な悪化も防ぐことができます。

顎の痛みと向き合うために

顎の痛みは日常生活に大きな影響を与える症状です。食事を楽しめない、会話がつらい、仕事に集中できないなど、その悩みは本当に深刻なものだと理解しています。今回お伝えした対処法を実践していただくことで、症状が軽減される方も多くいらっしゃいます。

ただし大切なのは、一時的に痛みを抑えることではなく、根本から改善して再発を防ぐことです。そのためには原因をしっかり特定して、適切な対処を続けていくことが欠かせません。

当院では検査を徹底し、あなたの症状の原因を明確にしたうえで、最短で改善するための施術プランをご提案しています。一人で悩んで不安を抱えたまま過ごすのではなく、いつでも気軽に相談していただければと思います。あなたが顎の痛みから解放されて、また笑顔で食事や会話を楽しめる日々を取り戻せるよう、全力でサポートさせていただきます

北千住にある当院までお越しになることが難しい方へ

遠方にお住まいの方に向けた案内のぺーじを作りました。当院まで来られない場合はこちらをご覧ください。少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。


院長:下園

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