
院長:下園お気軽にご相談ください!

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最近、デスクワークをしていると顎が疲れやすくなったり、口を開けるときに音が鳴るようになったと感じていませんか。実は顎関節症でお悩みの方の多くが、普段の座り方に問題を抱えているケースが非常に多いんです。


パソコン作業中の姿勢や椅子の高さ、足の位置など、何気なく続けている座り方の習慣が、知らず知らずのうちに顎に大きな負担をかけている可能性があります。当院にも顎の痛みや違和感で来院される方のほとんどが、長時間のデスクワークをされている30代から40代の会社員の方なんですね。


座り方と顎関節症、一見関係ないように思えますが、実は深い繋がりがあるんです


顎関節症と座り方の関係について、不思議に感じる方も多いかもしれません。ですが、これには明確な理由があります。デスクワーク中に前かがみの姿勢を続けていると、首が前に突き出た状態になりますよね。この状態が続くと首や肩の筋肉が緊張し、その緊張が顎周辺の筋肉にも波及していくんです。
人間の頭部は約5キロもの重さがあると言われています。正しい姿勢であれば、この重さは背骨全体で支えることができます。ですが、猫背や前傾姿勢になると、頭部を支えるために首や肩の筋肉に過度な負担がかかってしまうんですね。
そして、この負担が顎の筋肉にも伝わり、無意識のうちに歯を食いしばるようになったり、顎関節に余計な圧力をかけ続けることになります。
また、座り方が悪いと骨盤が後ろに倒れて背中が丸まり、結果として顔が前に出る姿勢になります。この姿勢では下顎が前方に突き出る形になり、顎関節の位置がずれてしまうため、関節円板という顎の中のクッションが正常に機能しなくなるのです。これが口を開けたときの「カクカク」という音や痛みの原因となっていきます。


顎関節症を改善し予防するためには、デスクワーク中の座り方を見直すことがとても重要です。まず意識していただきたいのは、椅子に深く腰掛けて背もたれに背中をしっかりとつけることです。浅く座ると骨盤が後ろに倒れやすくなり、猫背の原因となってしまいます。
椅子の高さは、足の裏全体が床にしっかりとつき、膝が90度になる高さが理想的です。足が浮いてしまうと骨盤が不安定になり、姿勢が崩れやすくなります。もし椅子が高すぎる場合は、足元に台を置いて調整してください。逆に低すぎる場合は、クッションなどでお尻の位置を高くするといいですね。
モニターの位置が低すぎると、どうしても顔が下を向く形になり、首に負担がかかります。モニターの上端が目の高さか少し下になるように調整することで、自然と顔が前に突き出るのを防ぐことができます。ノートパソコンを使っている方は、外付けのキーボードとモニタースタンドを使用することをお勧めします。
また、キーボードとマウスは身体の正面に置き、肘が90度くらいになる位置で操作できるようにしましょう。身体をひねった状態で作業を続けると、左右のバランスが崩れて顎関節にも影響が出てきます。デスクと椅子の距離も大切で、あまり遠すぎると前のめりになってしまうので、肘が自然に曲がる距離感を保つようにしてください。
どんなに正しい姿勢を心がけていても、同じ姿勢を長時間続けることは筋肉の緊張を生みます。1時間に1回は立ち上がって、軽く身体を動かすようにしましょう。首をゆっくり回したり、肩を上げ下げするだけでも、筋肉の緊張をほぐす効果があります。このちょっとしたリフレッシュが、顎関節症の予防にも繋がっていくんです。
座り方を改善することは大切ですが、実は日常生活の中には他にも顎関節症を悪化させる習慣が隠れています。例えば、頬杖をつく癖がある方は要注意です。頬杖は顎に対して片側だけに圧力をかけ続けることになり、関節の位置をずらす原因となります。考え事をしているときや、テレビを見ているとき、無意識のうちに頬杖をついていないか、ぜひ一度確認してみてください。
また、うつぶせ寝も顎関節症には良くありません。うつぶせで寝ると、顔が枕に押し付けられる形になり、顎関節に不自然な圧力がかかります。できれば仰向けか横向きで寝るようにして、枕の高さも首に負担がかからない適度な高さを選んでください。
最近特に多いのが、スマートフォンを長時間見続けることによる顎関節症です。
スマホを見るとき、多くの方が下を向いた姿勢になっていますよね。この姿勢は「スマホ首」とも呼ばれ、首に大きな負担をかけています。スマホを見るときは、できるだけ目の高さまで持ち上げて、首を曲げずに画面を見られる位置で使用するようにしましょう。
食事の際の噛み方にも気をつけていただきたいポイントがあります。片側だけで噛む癖がある方は、顎の筋肉や関節のバランスが崩れやすくなります。意識して両側でバランスよく噛むようにすることで、顎関節への負担を分散させることができます。硬いものを無理して噛んだり、大きく口を開けすぎるのも避けた方がいいですね。
座り方や生活習慣を見直すことは、顎関節症の改善にとても効果的です。ですが、すでに痛みや違和感が出ている場合、セルフケアだけでは限界があることも事実です。当院では顎関節症でお困りの方に対して、まず丁寧なカウンセリングと4種類の検査を行い、症状の根本原因を特定していきます。
顎関節症は複数の原因が複雑に絡み合って起きている症状です。姿勢の問題だけでなく、ストレスによる食いしばり、自律神経の乱れ、睡眠の質の低下など、一人ひとり原因が異なります。だからこそ、検査を通じてあなた固有の原因を明らかにすることが、最短での改善には欠かせないんですね。
当院の施術は、顎だけを見るのではなく、全身のバランスを整えることで自然治癒力を高めていくアプローチをとっています。首や肩、背中の緊張を緩和し、骨盤の歪みを整えることで、顎関節にかかっている負担を根本から取り除いていきます。筋肉と関節の両面からアプローチする独自の整体技術は、マウスピース治療で効果が出なかった方にも喜んでいただいています。
実際に当院で施術を受けられた方からは、「口を開けるときの音がなくなった」「朝起きたときの顎の痛みがなくなって快適に過ごせている」「硬いものも気にせず食べられるようになった」といった嬉しい声を多数いただいています。顎関節症は適切な対処をすれば改善できる症状なんです。
顎関節症と座り方の関係について、少しでもお分かりいただけたでしょうか。デスクワーク中の姿勢を見直し、日常生活の中の悪い習慣を改善していくことで、顎への負担は大きく軽減できます。ですが、すでに痛みや違和感が慢性化している場合は、専門的なアプローチが必要になってきます。
マウスピースを使っても改善しなかった方、どこに相談したらいいか分からず一人で悩んでいる方、ぜひ一度当院にご相談ください。施術歴10年以上の経験豊富な施術者が、あなたの症状の原因を丁寧に分析し、最短での改善を目指してサポートいたします。顎関節症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も短くなります。
症状に振り回される毎日から抜け出して、好きなものを気にせず食べられる、笑顔で会話を楽しめる、そんな当たり前の日常を取り戻しませんか。あなたが人生を楽しんでいくためのお役に立てれば、私も嬉しいです。お一人で抱え込まずに、いつでもお気軽にご連絡ください。


遠方にお住まいの方に向けた案内のぺーじを作りました。当院まで来られない場合はこちらをご覧ください。少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。

