
院長:下園お気軽にご相談ください!

院長:下園お気軽にご相談ください!
朝起きたときに顎が痛くて口が開けにくい、食事中に顎がだるくなる、そんな経験はありませんか。デスクワークやスマホの使用で無意識に歯を食いしばっている方が本当に多いんです。最近では顎関節症に悩む方が増えていて、当院にも毎日のように相談が寄せられています。


自宅で今すぐできるマッサージを知りたいという声をたくさんいただくので、今回は顎の痛みや違和感を和らげるための具体的なマッサージ方法について詳しくお伝えしていきますね。ただし、マッサージだけでは根本的な改善にならないケースもあるので、その点も含めてしっかり解説していきます。


顎の痛みは放置すると慢性化するので、早めの対処が肝心です
顎の痛みや口の開けづらさは、顎関節そのものだけではなく、周囲の筋肉が過度に緊張することで引き起こされます。
特にストレスや悪い姿勢が続くと、無意識のうちに歯を食いしばってしまい、顎周りの筋肉が常に緊張した状態になってしまうんです。この状態が続くと筋肉が硬くなり、血流が悪くなって痛みや違和感が生じます。
顎関節症に関わる主な筋肉は、咬筋、側頭筋、翼突筋という3つです。
咬筋は頬のあたりにある筋肉で、食べ物を噛むときに働きます。側頭筋はこめかみから顎にかけて広がっている筋肉で、こちらも咀嚼に関わっています。翼突筋は顎の内側にある筋肉で、顎を前後左右に動かす役割を担っています。これらの筋肉が過度に緊張すると、顎関節に負担がかかり痛みとなって現れるわけです。
また長時間のデスクワークやスマホの使用によって猫背やストレートネックになると、頭部が前に出て首や肩の筋肉が緊張します。この緊張が顎周りの筋肉にまで連鎖して、顎関節症を引き起こすこともあります。つまり顎だけの問題ではなく、全身の姿勢や生活習慣とも深く関係しているんですね。
ここからは実際に自宅でできるマッサージの方法をご紹介していきます。


マッサージを行う際の基本的な注意点として、強く押しすぎないこと、痛気持ちいい程度の力加減で行うこと、入浴後など身体が温まっているときに行うとより効果的であることを覚えておいてください。
咬筋は頬骨の下からエラにかけて存在する筋肉で、ここが硬くなると口の開けにくさや顎の痛みに直結します。まず奥歯を軽く噛みしめてみてください。頬のあたりで盛り上がる部分が咬筋です。この部分に指の腹を当てて、円を描くようにゆっくりとマッサージしていきます。
強く押しすぎると逆効果なので、優しく丁寧に行うのがポイントです。1か所につき10秒程度、左右両方行ってください。
特に硬く感じる部分があれば、そこを重点的にほぐしていきます。指を当てたまま口をゆっくり開け閉めすると、筋肉の動きを感じながらマッサージできるのでより効果的です。朝起きたときや仕事の合間、就寝前など1日に数回行うと良いでしょう。
側頭筋はこめかみから耳の上にかけて広がっている大きな筋肉です。ここが緊張すると頭痛を伴うこともあります。両手の指の腹をこめかみに当てて、円を描くようにゆっくりとマッサージします。頭痛持ちの方はここが特に硬くなっていることが多いので、痛気持ちいい程度の強さで丁寧にほぐしてください。
側頭筋のマッサージは、髪の生え際に沿って少しずつ位置をずらしながら行うと効果的です。耳の上のあたりまで丁寧にマッサージしていきましょう。ここをほぐすことで顎の動きがスムーズになり、口の開けにくさが改善されるケースも多いです。
顎の下から首にかけての部分も、顎関節症と深く関わっています。顎の下に親指を当てて、顎のラインに沿って耳の下まで優しく押していきます。リンパの流れも促進されるので、むくみの解消にもつながります。首の横側も上から下へと優しくさすってあげると、血流が改善されて筋肉の緊張がほぐれていきます。
デスクワークで首が凝っている方は、ここをほぐすだけでも顎の痛みが軽減することがあります。首と顎は筋肉でつながっているため、首周りのケアも顎関節症の改善には欠かせません。
マッサージは手軽にできるセルフケアですが、やり方を間違えると逆効果になることもあります。まず絶対に避けていただきたいのが、強く押しすぎることです。筋肉や関節に過度な刺激を与えると、かえって炎症を起こしたり症状を悪化させる可能性があります。あくまで優しく、痛気持ちいい程度の力加減を心がけてください。
また急性期の激しい痛みがあるときや、腫れや熱感がある場合は、マッサージは控えたほうが良いです。このような症状があるときは炎症が起きている可能性が高いので、まずは冷やして安静にすることが優先です。2〜3日経っても症状が改善しない場合は、専門家に相談することをおすすめします。
マッサージの頻度については、1日に3〜5回程度を目安に行うと良いでしょう。1回あたり5〜10分程度で十分です。無理に長時間行う必要はありません。継続することが大切なので、毎日少しずつでも続けてみてください。
ここまで自宅でできるマッサージ方法をお伝えしてきましたが、実はマッサージだけでは根本的な改善にならないケースが多いのが現実です。なぜなら顎関節症は、単に筋肉が硬いというだけではなく、姿勢の歪みや生活習慣、ストレスなど複数の原因が複雑に絡み合って起こるからです。
例えば猫背やストレートネックがある方は、いくら顎周りの筋肉をほぐしても姿勢が悪いままでは根本的な解決になりません。また無意識の食いしばりや歯ぎしりがある方は、その原因となっているストレスや自律神経の乱れにアプローチする必要があります。
マウスピース治療を受けても改善しなかったという方も当院には多く来院されますが、それは顎だけではなく全身のバランスを整える必要があるからなんです。
さらに片側だけで噛む癖がある方、頬杖をつく癖がある方、うつぶせ寝をする方など、日常生活の中で顎に負担をかける習慣がある場合は、それらを改善しない限り症状は繰り返します。マッサージはあくまで対症療法であり、原因を取り除くものではないということを理解しておいてください。
当院では顎関節症の方に対して、まず丁寧なカウンセリングと4種類の検査を行い、症状の根本原因を明らかにします。姿勢分析ソフトで身体の歪みを数値化し、筋力検査や整形外科検査で全身の状態を細かくチェックしていきます。検査によって原因が特定できれば、その方に合わせた最適な施術プランを立てることができます。


施術では独自の整体技術を用いて、全身の歪みを整え、滞っていた血液や神経の流れを正常に戻していきます。特に顎関節症の場合は、首や肩、背中の緊張を取り除くことで顎への負担を軽減し、自然治癒力を高めていくアプローチを行います。マウスピースや薬では改善しなかった方も、全身のバランスを整えることで劇的に改善するケースを何度も経験してきました。
また施術だけではなく、日常生活での注意点や自宅でできるストレッチ、姿勢の改善方法などもしっかりとお伝えしています。痛みがなくなった後も再発しないよう、生活習慣の改善までサポートさせていただきます。
これらの症状が一つでも当てはまる方は、早めの対処をおすすめします。顎関節症は初期であれば比較的短期間で改善できますが、放置すると慢性化して治りにくくなります。食事や会話に支障が出る前に、適切なケアを始めることが大切です。
当院には開院以来、顎関節症でお困りの方が数多く来院されています。マウスピースで改善しなかった方、歯科や他の治療院で効果を感じられなかった方も、諦めずにご相談ください。経験豊富な施術者が、あなたの症状の原因を丁寧に検査し、根本から改善へと導きます。
顎の痛みは日常生活の質を大きく下げてしまいます。好きなものを気にせず食べられること、笑顔で会話を楽しめること、そんな当たり前の日常を取り戻すために、一人で悩まずにぜひ一度ご相談ください。あなたの人生を楽しんでいくためのお役に立てれば、私も本当に嬉しいです。


遠方にお住まいの方に向けた案内のぺーじを作りました。当院まで来られない場合はこちらをご覧ください。少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。

