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顎関節症で痛む場所はどこ?耳・頬・こめかみの痛みを解説

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最近、顎のあたりに痛みや違和感を感じていませんか?朝起きたときに顎が痛い、食事中に耳の前あたりが痛む、こめかみまで痛みが広がってきた。こうした症状があると、「これって顎関節症なのかな」と不安になりますよね。

実は顎関節症による痛みは顎だけにとどまらず、顔のさまざまな場所に現れることが多いのです。

開院以来、当院には顎の痛みでお困りの方が数多く来院されています。皆さん共通しているのは、「どこが痛いのか自分でもよく分からない」「痛む場所が日によって変わる」といった悩みを抱えていることです。

院長:下園

痛む場所を知ることで、あなたの症状が顎関節症かどうかの判断材料になります

目次

顎関節症で痛む場所は一つではありません

顎関節症と聞くと、顎の関節だけが痛むイメージを持たれる方が多いかもしれません。しかし実際には、顎関節症による痛みは複数の場所に現れることがほとんどなのです。当院に来院される方の多くは、耳の前、顎、頬、こめかみ、さらには首や肩まで痛みを感じているというケースが目立ちます。

特に多いのが耳の前の痛みです。顎関節は耳のすぐ前に位置しているため、関節に炎症や負担がかかると耳の前あたりに痛みを感じやすくなります。

口を開け閉めするときに「カクカク」という音とともに痛みが走る場合は、顎関節に問題が起きている可能性が高いと言えるでしょう。また、食事中に硬いものを噛んだときに顎の付け根が痛む、長時間の会話で顎全体が疲れてだるくなる、こうした症状も顎関節症の典型的なサインです。

頬やこめかみの痛みも見逃せません。顎関節症では咀嚼筋という顎を動かすための筋肉が過度に緊張することが多く、この筋肉の緊張が頬やこめかみにまで広がることで痛みを引き起こします。

朝起きたときに頬が張っている感じがする、デスクワークをしているとこめかみがズキズキする、こうした症状があれば顎関節症を疑ってみる必要があります。

痛む場所は日によって変わることもあります

顎関節症の厄介なところは、痛む場所が固定されていないことです。

昨日は顎が痛かったのに今日は耳の前が痛い、午前中は大丈夫だったのに夕方になると頬が痛くなる、こうした変化に戸惑う方も少なくありません。これは顎関節にかかる負担や筋肉の緊張状態が時間帯や姿勢によって変化するためです。

症状が軽いうちは痛みも限局的ですが、放置すると痛みの範囲が広がっていく傾向にあります。最初は顎だけだった痛みが、気づけば耳、頬、こめかみ、首、肩へと広がり、頭痛や耳鳴りといった症状まで併発するケースも珍しくないのです。

なぜ痛む場所が複数あるのでしょうか

顎関節症で複数の場所が痛むのには、はっきりとした理由があります。顎関節は耳の前に位置し、周囲には咀嚼に関わる複数の筋肉が密接に関係しています。側頭筋、咬筋、内側翼突筋、外側翼突筋といった筋肉が顎の動きをコントロールしているのですが、これらの筋肉が過度に緊張すると痛みが周辺に広がっていくのです。

例えば側頭筋はこめかみから顎にかけて広がる大きな筋肉で、食いしばりや歯ぎしりによって硬くなると、こめかみの痛みや頭痛を引き起こします。咬筋は頬の部分にある筋肉で、ここが緊張すると頬の痛みや口が開きにくい感覚につながります。

また顎関節そのものの炎症や関節円板のズレがあると、耳の前の痛みや開口時の音が出やすくなるのです。

さらに顎関節症は姿勢とも深く関係しています。デスクワークやスマホの長時間使用で猫背やストレートネックになると、頭が前に出て顎に余計な負担がかかります。この状態が続くと顎関節だけでなく、首や肩の筋肉まで緊張し、首の痛みや肩こりといった症状が顎関節症と同時に現れることになるのです。

精神的ストレスも痛む場所を増やす要因です

意外に思われるかもしれませんが、精神的なストレスも顎関節症で痛む場所を増やす大きな要因となります。仕事でのプレッシャーや人間関係の悩みがあると、無意識のうちに歯を食いしばってしまい、顎周辺の筋肉が常に緊張状態になります。

この緊張が長く続くほど、痛みが顎から頬、こめかみ、耳へと広がっていくリスクが高まるのです。

自律神経の乱れも見逃せません。ストレスが続くと自律神経のバランスが崩れ、筋肉の緊張が解けにくくなったり、痛みに対して敏感になったりします。顎関節症の患者さんの中には、痛みとともに耳鳴りやめまい、不眠といった自律神経症状を訴える方も多く、これらは相互に影響し合っているのです。

こんな場所が痛むときは早めの対処が必要です

顎関節症の痛みには、特に注意が必要なパターンがあります。まず、顎を動かすたびに耳の前で「ガクッ」「ジャリジャリ」といった音がして痛みを伴う場合は、関節円板がズレている可能性が高いと言えます。関節円板は顎関節の動きをスムーズにするクッションのような役割を果たしているため、これがズレると関節に直接負担がかかり、痛みや開口障害につながります。

また口を大きく開けられない、指が縦に2本入らないという状態も要注意です。

これは関節や筋肉が硬くなっている証拠で、放置すると日常生活に大きな支障をきたします。食事が楽しめなくなったり、歯科治療が受けられなくなったりするケースもあるのです。

さらに痛みが顎周辺だけでなく、頭全体や首、肩まで広がっている場合は、症状がかなり進行していると考えられます。当院に来院される方の中には、頭痛薬が手放せなくなった、夜眠れないほどの痛みがあるという深刻な状態の方もいらっしゃいます。こうなる前に早めに対処することが本当に大切なのです。

痛む場所を記録してみましょう

もしあなたが顎関節症かもしれないと感じているなら、痛む場所と時間帯を記録してみることをお勧めします。朝起きたとき、食事中、デスクワーク中、就寝前など、どのタイミングでどこが痛むのかを記録しておくと、症状のパターンが見えてきます。この記録は治療院や医療機関を受診する際にも非常に役立つ情報となるのです。

当院では痛む場所から原因を特定します

当院に顎関節症で来院される方には、まず丁寧なカウンセリングと検査を行います。どこが、いつ、どのように痛むのかを詳しくお聞きすることで、あなたの顎関節症の原因が筋肉の問題なのか、関節の問題なのか、それとも姿勢やストレスが関係しているのかを見極めていきます。

検査では姿勢分析ソフトを使って全身の歪みを数値化し、筋力検査や整形外科的テストで筋肉や関節の状態を詳しく調べます。顎だけを診るのではなく、首や肩、背骨の状態まで確認することで、根本的な原因を特定できるのです。マウスピース治療で改善しなかった方も、全身のバランスを整えることで症状が劇的に改善するケースが多くあります。

施術では筋肉と関節の両面からアプローチし、自律神経を整える独自の整体法を用いています。顎周辺の筋肉の緊張を緩和するだけでなく、首や肩の緊張も同時に解消することで、痛みが出にくい身体づくりをサポートします。施術後は生活習慣のアドバイスもお伝えし、再発を防ぐためのセルフケア方法も丁寧に指導させていただきます。

痛む場所を知ることが改善への第一歩です

顎関節症で痛む場所は一つではなく、耳の前、顎、頬、こめかみ、首、肩など広範囲に及ぶことがお分かりいただけたでしょうか。痛む場所が複数あるからこそ、原因を正しく特定することが何より重要になります。

顎の痛みは我慢していても自然に治ることは少なく、むしろ放置すると痛みの範囲が広がり、日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。マウスピースを試したけれど効果がなかった、どの診療科を受診すればいいか分からない、そんな悩みを抱えている方こそ、一度当院にご相談いただきたいのです。

スタッフ

開院以来、数多くの顎関節症の患者さんを診てきた経験から言えることは、早めに適切な対処をすれば多くの方が改善するということです。痛みを気にせず好きなものを食べられる、長時間の会話でも顎が疲れない、頭痛や耳鳴りから解放される、そんな毎日を取り戻すことは十分に可能なのです。

一人で抱え込まず、どうか私たちにご相談ください。あなたの痛む場所から原因を特定し、根本からの改善へと導きます。症状なんかに振り回される毎日から抜け出して、制限なく人生を楽しめる身体を一緒に取り戻しましょう。

北千住にある当院までお越しになることが難しい方へ

遠方にお住まいの方に向けた案内のぺーじを作りました。当院まで来られない場合はこちらをご覧ください。少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。


院長:下園

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