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顎関節症の初期症状とは?見逃せない5つのサイン

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朝起きたときに顎に違和感を感じたり、口を開けると「カクカク」という音がしたりしていませんか?仕事中に気づくと歯を食いしばっていて、顎が疲れている感じがする方も多いのではないでしょうか。

実は顎関節症は、初期の段階で気づいて対処するかどうかで、その後の経過が大きく変わってきます。当院にも「もっと早く来ればよかった」とおっしゃる患者さんが少なくありません。

院長:下園

初期症状を正しく理解することで、悪化する前に適切な対処ができます

目次

顎関節症の初期症状とは

顎関節症の初期症状は、日常生活の中でふと気づく小さな違和感から始まることがほとんどです。多くの方が「これくらいなら大丈夫」と見過ごしてしまいがちですが、初期段階での気づきと対処が、症状の悪化を防ぐ最大のポイントになります。

開院以来、当院には顎の症状でお困りの方が数多く来院されていますが、初期のうちに来院された方ほど改善も早い傾向にあります。

初期症状として最も多いのは、口を開け閉めする際の「カクカク」「ポキポキ」という関節音です。痛みは伴わないことが多いため、つい放置してしまう方が多いのですが、これは顎関節の動きに何らかの問題が生じているサインといえます。

顎関節に現れる音や違和感

朝起きたときや食事の最中に、顎から音がすることに気づいた経験はありませんか。この関節音は顎関節症の代表的な初期症状で、関節円板という顎の関節内にあるクッションがずれることで発生します。最初は音だけで痛みがないため見過ごされやすいのですが、放置すると徐々に痛みを伴うようになるケースが多いです。

あくびをするときや大きく口を開けるときに限って音がする場合もあれば、普通に口を開け閉めするだけで毎回音がする場合もあります。音の大きさや頻度は人それぞれですが、いずれにしても顎関節に何らかの負担がかかっているサインです。

口の開きにくさと顎のだるさ

初期段階では、朝起きたときに口が開きにくい、硬いものを食べた後に顎がだるいといった症状も現れます。デスクワークで長時間パソコンに向かっている方や、仕事中に集中すると無意識に歯を食いしばってしまう方に多く見られる症状です。

口を大きく開けようとすると顎に引っかかる感じがする、いつもより開口幅が狭くなった気がするという訴えも初期症状の一つです。通常、成人であれば指3本分(約4センチ)は口を開けられますが、これより明らかに狭い場合は顎関節症の可能性を考える必要があります

軽い痛みや圧迫感

初期段階では激しい痛みではなく、顎のあたりに鈍い痛みや圧迫感を感じることがあります。特に食事中に硬いものを噛んだときや、長時間会話をした後に顎が疲れて痛くなるといった症状です。

耳の前あたりを触ると違和感がある、頬のあたりに張りを感じるという場合も、顎周辺の筋肉が緊張している証拠です。この段階では市販の痛み止めで一時的に楽になることもありますが、根本的な原因が解決されていないため症状は繰り返します。

なぜ初期症状が現れるのか

顎関節症の初期症状が現れる背景には、日常生活の中で積み重なった顎への負担があります。厚生労働省の調査によれば、顎関節に何らかの症状を持つ人は約1900万人にのぼり、特に20代から30代の女性に多いことが報告されています。これは偶然ではなく、現代人特有の生活習慣やストレスが深く関係しているのです。

歯列接触癖(TCH)と食いしばり

デスクワークでパソコンに集中していると、無意識のうちに上下の歯を接触させている状態が続いていませんか。これは歯列接触癖(TCH)と呼ばれ、顎関節症の大きな原因の一つです。本来、食事や会話以外の時間は上下の歯の間に1~2ミリの隙間があるのが正常な状態なのですが、集中時やストレス時にこの隙間がなくなってしまう方が非常に多いです。

さらに強いストレスを感じると、日中だけでなく夜間の睡眠中にも歯ぎしりや食いしばりをしてしまいます。これが毎日続くと、顎の関節や筋肉に過度な負担がかかり続け、初期症状として現れてくるのです。

姿勢の悪さと顎への影響

スマートフォンを見るときの姿勢を思い浮かべてみてください。頭が前に出て、首が前傾し、背中が丸まっていませんか。このような姿勢は顎関節にも大きな影響を与えます。

猫背やストレートネックといった悪い姿勢が続くと、首や肩の筋肉が緊張し、その緊張が顎周辺の筋肉にも波及します。すると顎関節のバランスが崩れ、関節に負担がかかりやすくなるのです。長時間のデスクワークやスマホ使用が日常化している現代人にとって、姿勢の問題は顎関節症の大きなリスク要因といえます。

片側だけで噛む癖

無意識のうちに片側の歯ばかりで食事をしていると、顎の左右バランスが崩れます。虫歯があって片側で噛めない、単純に噛みやすい側で噛む癖がついているなど、理由はさまざまです。

片側咀嚼が習慣化すると、よく使う側の筋肉だけが発達し、反対側は衰えていきます。この左右差が顎関節のずれを生み、初期症状として関節音や違和感が現れるようになります。

初期症状を放置するとどうなるのか

初期症状の段階では「少し気になる程度」だからと放置してしまう方が多いのですが、顎関節症は進行性の症状です。最初は音だけだったものが、徐々に痛みを伴うようになり、さらに悪化すると日常生活に大きな支障をきたすようになります。

開院以来、当院で施術を受けられた方の中には、「最初は音だけだったのに、気づいたら食事も会話も辛くなっていた」という方が何人もいらっしゃいました。早期に対処していれば短期間で改善できたものが、放置したために長期間の治療が必要になってしまうケースも少なくありません。

痛みの増強と開口障害

初期段階で適切な対処をしないと、関節音に加えて痛みが強くなってきます。硬いものを食べるときだけでなく、普通の食事でも顎が痛む、会話をするだけで疲れるといった状態になります。

さらに進行すると、口を大きく開けられない開口障害が起こります。指2本分も口が開かなくなると、食事に大きな制限が出てしまい、生活の質が著しく低下します。歯科治療を受けることも困難になるため、口腔内の健康管理にも支障が出てきます。

耳鳴りや頭痛などの関連症状

顎関節は耳のすぐ前に位置しており、同じ神経支配を受けているため、顎の問題が耳の症状として現れることがあります。耳鳴りや耳の詰まった感じ、めまいといった症状が出る方もいらっしゃいます。

また、顎周辺の筋肉の緊張が頭部や首の筋肉にも波及すると、慢性的な頭痛や首こり、肩こりを引き起こします。これらの症状が重なると、日常生活全体に影響が及び、仕事や趣味を楽しむことも難しくなってしまいます。

精神的なストレスと悪循環

顎の痛みや不快感が続くと、「このまま治らないのではないか」という不安や焦りから精神的なストレスが増していきます。するとそのストレスがさらに食いしばりを強くし、症状を悪化させるという悪循環に陥ります。

夜間痛で眠れなくなると、睡眠不足から自律神経のバランスも崩れ、身体全体の不調につながります。こうした悪循環を断ち切るためにも、初期症状の段階での適切な対処が重要なのです。

初期症状に気づいたら確認すべきこと

顎に違和感や音を感じたら、まずは自分の生活習慣や身体の状態を振り返ってみましょう。初期症状の原因となる要素を特定することで、適切な対処方法が見えてきます。

セルフチェック項目

以下の項目に当てはまるものがないか確認してみてください。

  • 口を開け閉めすると顎から音がする
  • 朝起きたときに顎が重だるい、または痛い
  • 硬いものを噛むと顎が疲れる、痛む
  • 口を大きく開けると顎に引っかかる感じがする
  • 仕事中に無意識に歯を食いしばっている
  • 頬杖をつく癖がある
  • 片側ばかりで噛んで食事をしている
  • 長時間のパソコン作業で姿勢が悪くなっている
  • 最近ストレスが多く、睡眠の質が悪い
  • 耳の前を触ると痛みや違和感がある

これらの項目に3つ以上当てはまる場合は、顎関節症の初期段階である可能性が高いです。放置せず早めに専門家に相談することをおすすめします。

生活習慣の見直しポイント

初期症状に気づいたら、まず日常生活の中で顎に負担をかけている習慣がないか見直してみましょう。デスクワークの際は1時間に1回は休憩を取り、首や肩を回すストレッチを取り入れることが大切です。

食事では意識的に両側の歯で噛むようにする、硬すぎるものは避ける、ガムを長時間噛み続けないといった配慮も必要です。睡眠時はうつぶせ寝を避け、仰向けか横向きで寝るようにすると顎への負担を軽減できます。

初期段階での適切な対処法

顎関節症の初期症状に気づいたら、まずは自分でできるセルフケアから始めてみましょう。ただし、症状が続く場合や悪化する場合は、自己判断で無理をせず専門家に相談することが大切です。

顎を休ませる時間を作る

顎関節症の初期段階で最も重要なのは、顎を休ませることです。食事では柔らかいものを選び、大きな口を開ける必要がある食べ物は避けましょう。カラオケや大声を出す場面でも、顎に負担がかかることを意識して控えめにすることが大切です。

仕事中に気づいたら歯を離すことを意識する、リラックスしているときでも上下の歯の間に隙間を作るよう心がけるといった小さな習慣が、顎への負担を大きく軽減します。スマートフォンのリマインダー機能などを使って定期的に意識するのも効果的です。

温めて筋肉の緊張を緩和する

顎周辺の筋肉が緊張している場合は、温めることで血流を改善し、筋肉の緊張を緩和できます。蒸しタオルを顎のあたりに当てて5分ほど温める、入浴時に湯船にゆっくり浸かって全身の血行を促進するといった方法が有効です。

ただし、急性期で炎症がある場合や熱感がある場合は温めると逆効果になることもあります。痛みが強い場合や腫れがある場合は、まず専門家に相談してください。

専門家による検査と施術

セルフケアで改善が見られない場合や、症状が気になって日常生活に支障が出ている場合は、早めに専門家に相談しましょう。当院では、初回の検査で顎関節症の原因を詳しく分析し、個人に合わせた施術計画を立てています。

顎関節症は一人ひとり原因が異なるため、画一的な対処法では改善しません。姿勢の問題なのか、筋肉の緊張なのか、関節のズレなのか、あるいは複数の要因が絡み合っているのか、丁寧な検査によって原因を特定することが最短での改善につながります

当院での顎関節症への取り組み

北千住西口整体院では、開院以来、顎関節症でお困りの方を数多く施術してきました。マウスピース治療で効果が出なかった方、病院で「様子を見ましょう」と言われて不安を抱えている方など、さまざまな経緯で来院される方がいらっしゃいます。

当院の施術の特徴は、顎だけを見るのではなく、全身のバランスを整えることで顎関節症の根本原因にアプローチする点です。姿勢分析ソフトをはじめとする4種類の検査で現在の身体の状態を詳しく分析し、なぜ顎に負担がかかっているのかを明らかにします。

検査で原因を特定する重要性

初回の来院時には、十分な時間をかけてカウンセリングと検査を行います。いつから症状が出始めたのか、どんなときに症状が強くなるのか、日常生活でどんな習慣があるのかなど、詳しくお話を伺います。

その上で姿勢分析、筋力検査、整形外科的検査、可動域検査などを実施し、顎関節症の原因を多角的に分析します。検査結果は写真やデータを使ってわかりやすく説明しますので、ご自身の身体の状態を理解していただけます。原因が明確になれば、不安も軽減されますし、改善への道筋も見えてきます。

全身のバランスを整える独自の施術

検査で特定した原因に基づいて、顎関節だけでなく、首、肩、背骨など全身のバランスを整える施術を行います。筋肉と関節の両面からアプローチすることで、自律神経を整え、自然治癒力を高めていきます。

当院の施術は身体に優しい方法ですので、小さなお子さまからご高齢の方まで安心して受けていただけます。施術後は顎の動きが軽くなった、開口しやすくなったといった変化を実感される方が多いです。

再発を防ぐためのサポート

症状が改善した後も、再発を防ぐための生活習慣の改善アドバイスやセルフケアの方法をお伝えしています。顎関節症は日常生活の習慣が大きく関係しているため、施術だけでなくご自身での取り組みも重要になります。

どんな姿勢を心がけるべきか、どんな動作に気をつけるべきか、具体的にアドバイスさせていただきますので、安心して日常生活に戻っていただけます。

まとめ

顎関節症の初期症状は、関節音や軽い違和感といった小さなサインから始まります。この段階で適切に対処すれば、短期間で改善できることがほとんどです。しかし放置すると、痛みが増強し、開口障害や関連症状が現れ、日常生活に大きな支障をきたすようになります。

私が何よりお伝えしたいのは、顎関節症は早期発見・早期対処が何より大切だということです。「これくらい大丈夫」と我慢せず、気になる症状があればぜひ早めにご相談ください。一人で抱え込まず、経験豊富な私たちにお任せいただければ、あなたの不安を解消し、快適な毎日を取り戻すお手伝いができると信じています。いつでもお気軽にご連絡ください。

北千住にある当院までお越しになることが難しい方へ

遠方にお住まいの方に向けた案内のぺーじを作りました。当院まで来られない場合はこちらをご覧ください。少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。


院長:下園

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