
院長:下園お気軽にご相談ください!

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最近「顎が痛くて歯医者に行ったけど原因が分からなかった」という相談が増えています。実は顎の痛みや違和感は、顎関節症以外にもさまざまな病気が原因になっているケースが少なくありません。適切な治療を受けるためには、まず正しい診断を受けることが何より大切になります。


マウスピース治療を続けているのに改善しない、口が開けづらくて食事も辛い、そんなお悩みを抱えている方はもしかすると顎関節症ではなく、別の病気が隠れている可能性があるんです。


顎の症状で来院される方の中には、実は首や肩の問題が原因だったというケースも多いんですよ
顎の周辺に痛みや違和感があると、多くの方が「顎関節症かもしれない」と考えて歯科や口腔外科を受診されます。しかし、顎の症状を引き起こす病気は顎関節症だけではありません。似たような症状を示す病気がいくつも存在するため、専門医でも鑑別診断に時間がかかることがあるんです。
適切な治療を受けるためには、まず自分の症状がどの病気によるものなのかを正しく知る必要があります。間違った診断のまま治療を続けても、症状が改善しないばかりか、本当の原因となっている病気を見逃してしまい、取り返しのつかない状態になることもあります。
特に注意が必要なのは、顎の痛みだけでなく頭痛や耳鳴り、肩こりなど複数の症状が同時に現れている場合です。このような場合は顎関節症以外の病気も視野に入れて、幅広く原因を探っていく必要があります。
顎の痛みの原因として最初に疑うべきなのが、歯や口の中のトラブルです。虫歯や歯周病、親知らずの炎症などが顎の痛みとして感じられることは珍しくありません。
虫歯が進行すると歯の神経が炎症を起こし、その痛みが顎全体に広がって感じられることがあります。特に奥歯の虫歯は顎関節に近い位置にあるため、顎の痛みと区別がつきにくいんです。また歯の根元に膿が溜まる歯性感染症も、顎の痛みや腫れを引き起こします。
レントゲン検査をすれば虫歯や感染症は比較的簡単に発見できます。顎に痛みがある場合は、まず歯科でしっかりと検査を受けることをおすすめします。
親知らずが横向きに生えていたり、半分埋まっている状態だと周囲の歯茎が炎症を起こしやすくなります。この炎症が顎の痛みとして感じられ、口が開けづらくなることもあります。親知らず周囲の炎症は繰り返しやすく、放置すると顎の骨にまで感染が広がる危険性があるため早めの対処が必要です。
顎関節は耳のすぐ近くに位置しているため、耳や鼻の病気が顎の痛みとして感じられることがあります。これらの病気を見逃すと、適切な治療が遅れてしまいます。
中耳炎になると耳の奥に痛みが生じますが、この痛みが顎の周辺にも広がって感じられることがあります。特に急性中耳炎では強い痛みが出るため、顎関節症の痛みと間違えやすいんです。また耳管開放症では耳の詰まり感や自分の声が響く症状とともに、顎の違和感を訴える方もいます。
副鼻腔炎は意外と見落とされがちな原因の一つです。上顎洞という鼻の奥の空洞に炎症が起きると、その痛みが上の奥歯や顎に響くように感じられます。特に頬の下あたりから顎にかけての鈍い痛みがある場合は、副鼻腔炎を疑う必要があります。鼻づまりや頭痛を伴うことも多いため、これらの症状があれば耳鼻科での検査をおすすめします。
顔面には多くの神経が走っており、これらの神経に問題が生じると顎の痛みとして感じられることがあります。神経性の痛みは特徴的なため、見分けるポイントを知っておくと役立ちます。
三叉神経痛は顔面を支配する三叉神経が刺激されることで起きる病気です。電気が走るような鋭い痛みが数秒から数分間続くのが特徴で、顎だけでなく頬や目の周りにも痛みが出ます。洗顔や歯磨き、食事などの動作で痛みが誘発されることが多く、顎関節症の痛みとは明らかに性質が異なります。
三叉神経痛は血管が神経を圧迫していることが原因のケースが多く、脳神経外科での専門的な治療が必要になります。ピリッとした鋭い痛みが繰り返し起きる場合は、早めに専門医を受診してください。
筋突起過形成症は、側頭骨の筋突起という部分が異常に長く伸びてしまう病気です。この突起が顎の骨や周囲の組織を圧迫することで、口が開けづらくなったり顎に痛みが出たりします。顎関節症と症状が非常によく似ているため、レントゲンやCT検査でないと診断がつきません。
実は顎の痛みの背景に、頭痛や首の問題が隠れているケースも少なくありません。当院に来られる方の中にも、顎の症状だと思っていたら実は首や肩の問題だったという方が多くいらっしゃいます。
片頭痛や緊張型頭痛がある方は、頭痛と同時に顎の周辺にも痛みや違和感を覚えることがあります。特に緊張型頭痛では、首や肩の筋肉の緊張が顎の筋肉にも影響を与え、顎が重だるく感じられたり、口を開けづらくなったりします。
首の骨の歪みや筋肉の緊張が、顎の症状を引き起こすことは意外と多いんです。特にストレートネックや猫背の姿勢が続くと、頭部を支えるために首や顎の筋肉が常に緊張した状態になります。この筋肉の緊張が顎関節にも影響を及ぼし、顎の痛みや口が開けづらいといった症状が出てくるわけです。
デスクワークやスマートフォンの長時間使用で首に負担がかかっている方は、顎の症状と同時に首や肩のこりも感じているのではないでしょうか。このような場合は顎だけでなく、全身のバランスを整えることが症状改善への近道になります。


頻度は高くありませんが、顎の痛みの背景に重大な病気が隠れているケースもあります。これらを見逃さないためにも、症状が長引く場合は必ず専門医の診察を受けてください。
転倒や事故で顔を強く打った後に顎の痛みが続く場合は、顎関節の骨折や脱臼の可能性があります。外傷の後は必ず医療機関で検査を受けることが大切です。
顎の骨や周囲の組織に腫瘍ができると、痛みや腫れ、口が開けづらいなどの症状が出ることがあります。また骨髄炎などの重篤な感染症でも同様の症状が現れます。これらの病気は早期発見・早期治療が非常に重要ですので、症状が急速に悪化する場合や発熱を伴う場合は、すぐに医療機関を受診してください。


顎の症状で悩んでいる方が適切な治療を受けるためには、まず正しい診断を受けることが何より重要です。そのために心がけていただきたいポイントをいくつかご紹介します。
医療機関を受診する際は、症状をできるだけ詳しく伝えるようにしてください。以下のような点を整理しておくと、診断の助けになります。
顎の症状は複数の診療科にまたがることが多いため、一つの診療科で原因が分からない場合は、他の診療科も受診してみることをおすすめします。歯科・口腔外科、耳鼻科、整形外科、脳神経外科など、症状に応じて適切な専門医に相談することが大切です。
顎の症状は生活習慣や姿勢の問題と深く関係していることが多いです。次のような習慣がある方は、まず生活を見直すことから始めてみてください。
これらの習慣を改善するだけでも、症状が軽くなることがあります。
当院では顎の症状でお困りの方に対して、まず丁寧なカウンセリングと4種類の検査を行い、症状の原因を徹底的に探っていきます。顎関節そのものに問題があるのか、それとも首や肩、姿勢の問題が影響しているのかを見極めることが、改善への第一歩です。


検査の結果、首や肩の筋肉の緊張、姿勢の歪みが顎の症状を引き起こしていることが分かった場合は、全身のバランスを整える独自の整体施術を行います。顎だけでなく全身を診ることで、根本的な原因にアプローチできるのが当院の強みです。
開院以来、顎の症状でお悩みの方を数多く診てきましたが、マウスピース治療で改善しなかった方や、どこに行ったらいいか分からず困っていた方も、当院の施術で症状が劇的に改善されるケースを何度も経験しています。もちろん明らかに歯科治療や専門医の治療が必要な場合は、適切な医療機関をご紹介させていただきます。
顎の痛みや違和感は放置すると、食事や会話に支障が出るだけでなく、頭痛や肩こり、睡眠の質の低下など、日常生活全体に影響を及ぼします。「もしかして顎関節症じゃないのかも」「治療を続けているのに良くならない」と感じているなら、一度原因を根本から見直してみませんか。
顎の症状は複雑で、一人ひとり原因が異なります。
だからこそ検査を通じてあなたの症状の本当の原因を明らかにし、最適なアプローチで改善を目指すことが大切なんです。一人で悩まず、いつでもお気軽にご相談ください。あなたが痛みや不安から解放されて、毎日を笑顔で過ごせるよう、全力でサポートさせていただきます。


遠方にお住まいの方に向けた案内のぺーじを作りました。当院まで来られない場合はこちらをご覧ください。少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。

