
院長:下園お気軽にご相談ください!

院長:下園お気軽にご相談ください!
こんにちは。北千住西口整体院の下園です。耳鳴りに悩まされて耳鼻咽喉科を受診したけれど「耳に異常はありません」と言われた経験はありませんか。実はその耳鳴り、顎関節症が原因かもしれません。


顎関節症と耳鳴りは一見無関係に思えますが、実は深い関連性があります。当院にも原因不明の耳鳴りでお困りの方が多く来院され、顎関節の施術によって改善されるケースを数多く経験してきました。この記事では、なぜ顎の問題が耳鳴りを引き起こすのか、そしてどのように改善していくべきかについて詳しくお伝えしていきます。


顎の不調と耳鳴りが同時に出ている方は特に注意が必要です


顎関節症が耳鳴りを引き起こすメカニズムには、解剖学的な理由があります。顎関節は耳のすぐ前に位置しており、耳と顎は非常に近い距離にあるため、顎の不調が耳に影響を与えやすいのです。
顎関節の周辺には咀嚼筋と呼ばれる筋肉群があり、これらが過度に緊張すると耳周辺の血流や神経の働きに影響を及ぼします。特に側頭筋や内側翼突筋といった咀嚼筋の緊張は、耳管の機能障害を引き起こし、耳閉感や耳鳴りといった症状として現れることがあります。
また顎関節と内耳は同じ三叉神経や顔面神経の支配を受けているため、顎関節部の炎症や筋肉の緊張が神経を介して耳の症状として感じられることも少なくありません。実際に顎関節症の患者さんの約30%が耳鳴りや耳の症状を訴えているという報告もあります。
顎関節症による耳鳴りには、いくつかの特徴的なパターンがあります。まず耳鳴りの音は「キーン」「ジー」「ザー」といった高音から低音まで様々ですが、顎を動かしたときに音が変化したり、強くなったりする場合は顎関節症が関与している可能性が高いです。
耳鳴り以外にも、以下のような症状が同時に現れることが多く見られます。
これらの症状に心当たりがある方は、耳鳴りの原因が顎関節症である可能性を疑ってみる必要があります。
耳鳴りで耳鼻咽喉科を受診すると、聴力検査や鼓膜の検査などが行われます。しかしこれらの検査は耳そのものの器質的な異常を調べるものであり、顎関節の問題までは検査の対象外となっているのです。
耳鼻咽喉科では耳の構造に異常がなければ「特に問題ありません」「ストレスが原因かもしれません」といった診断になることが多く、根本的な原因にたどり着けないまま時間だけが過ぎていくケースが少なくありません。実際に当院に来院される方の多くが「耳鼻科を何件か回ったけど改善しなかった」とおっしゃいます。
顎関節症による耳鳴りは、耳そのものではなく顎関節や周辺筋肉の問題が原因となっているため、耳の検査だけでは見つけることができないのです。
ご自身の耳鳴りが顎関節症に関連しているかどうかを判断する目安として、次のようなチェックポイントがあります。
これらの項目に複数当てはまる場合は、顎関節症による耳鳴りの可能性が高いと考えられます。
では、なぜ顎関節症が起こるのでしょうか。当院でこれまで数多くの顎関節症の患者さんを診てきた経験から言えることは、顎関節症は単一の原因ではなく複数の要因が複雑に絡み合って発症しているということです。


主な原因として以下のようなものが挙げられます。精神的ストレスや仕事でのプレッシャーは、無意識のうちに歯を食いしばる癖につながります。特に睡眠中の歯ぎしりや食いしばりは本人も気づかないことが多く、顎の関節や筋肉に継続的な負担をかけ続けてしまいます。
また長時間のデスクワークやスマートフォンの使用による悪い姿勢も大きな要因です。猫背やストレートネックの状態が続くと、頭部が前に突き出た姿勢となり、顎関節や首の筋肉に過度な負担がかかります。この状態が慢性化すると、咀嚼筋の緊張が高まり顎関節症へと発展していくのです。
さらに片側だけで噛む癖、頬杖をつく癖、うつぶせ寝といった日常生活の何気ない習慣も、顎関節への負担を蓄積させる原因となります。これらの生活習慣が積み重なることで、自律神経のバランスが崩れ、筋肉の緊張が慢性化し、やがて耳鳴りという症状として現れてくるのです。
顎関節症と耳鳴りの改善において、実は姿勢が非常に重要な鍵を握っています。頭部は約5キロもの重さがあり、正しい位置から数センチずれるだけで首や顎にかかる負担は何倍にも増加します。
当院の検査では、姿勢分析ソフトを用いて身体の歪みを数値化し、どれだけ顎関節に負担がかかっているかを客観的に評価します。多くの方が自分では気づいていない姿勢の歪みを抱えており、それが顎関節症や耳鳴りの根本原因となっているケースが非常に多いのです。
顎関節症の治療として、歯科や口腔外科ではマウスピース療法が一般的に行われています。マウスピースは睡眠時の歯ぎしりや食いしばりによる歯や顎への負担を軽減する目的で使用されますが、あくまで対症療法であり根本原因の解決にはならないことが多いです。
さらにマウスピースを長期間使用することで、顎の位置がずれてしまったり、合わないマウスピースを使い続けることで症状を悪化させてしまうケースもあります。実際に当院に来院される方の中にも「マウスピースを作ったけど良くならなかった」とおっしゃる方が少なくありません。
また薬物療法として消炎鎮痛剤や筋弛緩剤が処方されることもありますが、これらも一時的に痛みや炎症を抑えるだけで、根本的な改善には至りません。薬には眠気などの副作用もあり、仕事や日常生活に影響を与える可能性もあります。
当院では、顎関節症による耳鳴りに対して根本からの改善を目指したアプローチを行っています。まず初回のカウンセリングと検査で、あなたの症状の原因がどこにあるのかを徹底的に分析します。


姿勢分析ソフトによる身体の歪みの数値化、筋力検査、整形外科的検査、動きの検査など、4種類の検査を組み合わせることで、耳鳴りの根本原因となっている顎関節の問題を明確にしていきます。原因が特定できれば、改善への道筋も見えてくるのです。
施術では、顎関節だけでなく全身のバランスを整えることを重視しています。なぜなら顎関節症は顎だけの問題ではなく、首や肩、背骨の歪みといった全身の問題が関わっているからです。筋肉と関節の両面からアプローチして自律神経を整える独自の施術により、滞っていた血液や神経の流れを正常に戻し、自然治癒力を高めていきます。
当院の施術は小さなお子さまからご高齢の方まで安心して受けていただける、身体に優しい方法です。力任せに押したり捻ったりするようなことは一切ありませんので、ご安心ください。
これまで多くの方が、顎関節症と耳鳴りの改善を実感されています。ある30代の女性は、1ヶ月前から左顎の痛みと耳鳴りに悩まされ、歯科医院でも原因不明と言われていました。当院で検査したところ、ストレートネックと咀嚼筋の過緊張が原因であることが判明し、集中的な施術により2ヶ月で痛みと耳鳴りが大幅に改善されました。
また40代の男性は、デスクワークによる慢性的な食いしばりから顎関節症を発症し、常に耳鳴りがする状態でした。姿勢の改善と顎周辺の筋肉の緊張をほぐす施術を継続した結果、3ヶ月後には耳鳴りがほとんど気にならなくなり、仕事にも集中できるようになったと喜びの声をいただいています。
施術と並行して、ご自宅でのセルフケアも重要です。まず意識していただきたいのが、日中の歯の接触癖(TCH)です。通常、上下の歯は会話や食事以外の時間は接触していないのが正常な状態ですが、無意識に接触させている方が非常に多いのです。
デスクワークや家事の最中に「歯が接触していないか」を定期的にチェックし、接触していたら意識的に離すようにしましょう。またスマートフォンやパソコンを使用する際は、画面の高さを調整して顎が前に突き出ない姿勢を保つことも大切です。
硬い食べ物を頻繁に食べる、大きく口を開ける動作、頬杖をつく、うつぶせ寝、片側だけで噛む癖なども、できるだけ避けるようにしてください。こうした小さな習慣の積み重ねが、顎関節への負担を軽減し、改善への道を早めてくれます。
耳鼻咽喉科で「異常なし」と言われ、どこに相談したらいいのか分からず一人で悩んでいませんか。原因不明の耳鳴りが実は顎関節症によるものだったというケースは、決して珍しくありません。


当院では施術歴10年以上の経験豊富な施術者が、カウンセリングから検査、施術まで専属で最後まで責任を持って担当します。あなたの症状の原因を明確にし、根本から改善していくためのサポートをさせていただきます。
顎関節症による耳鳴りは、早めに対処すればするほど改善までの期間も早くなります。「この耳鳴りは治らないもの」と諦めてしまう前に、ぜひ一度ご相談ください。原因が分かれば不安がなくなり、人生を楽しめるようになります。症状に振り回される毎日から抜け出すお手伝いをさせていただければ、私も嬉しいです。


遠方にお住まいの方に向けた案内のぺーじを作りました。当院まで来られない場合はこちらをご覧ください。少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。

