
院長:下園お気軽にご相談ください!

院長:下園お気軽にご相談ください!
朝起きた時に顎がだるい、痛いと感じたことはありませんか?実はそれ、夜中の歯ぎしりが原因かもしれません。当院にも顎関節症の症状で悩まれている患者さんが多くいらっしゃいますが、その多くが歯ぎしりや食いしばりと関係しています。


顎の痛みや違和感があると、食事をするのも辛いですし、会話するのもストレスになりますよね。でも安心してください。歯ぎしりと顎の関係を正しく理解して、適切な対処をすれば改善できるケースがほとんどなんです。


歯ぎしりによる顎の負担は想像以上に大きく、放置すると症状が悪化することもあるので早めの対処が大切です
歯ぎしりは医学用語でブラキシズムと呼ばれ、無意識のうちに歯を強く噛みしめたり、こすり合わせたりする癖のことを指します。実は睡眠中の歯ぎしりでかかる力は、通常の咀嚼時の数倍にも達すると言われているんです。その強大な力が毎晩何時間も続くわけなので、顎の関節や周囲の筋肉にかかる負担は相当なものになります。
顎関節は耳の前あたりにある関節で、口を開け閉めする際に動く部分です。この関節には関節円板というクッションの役割を果たす組織があり、歯ぎしりによって過度な圧力がかかると、この円板がずれたり傷ついたりすることがあります。
また顎を動かす咀嚼筋という筋肉群も、歯ぎしりによって常に緊張状態になってしまいます。特に側頭筋や咬筋といった筋肉が硬くなると、顎だけでなく頭痛や首のこりまで引き起こすことがあるんです。


あなたの顎の症状が歯ぎしりと関係しているかどうか、次のような症状に心当たりがないか確認してみてください。
朝起きた時に顎が疲れている感じがする、顎を動かすとカクカク音がする、口を大きく開けにくい、顎やこめかみの周辺に痛みがある、頬の内側に歯の跡がついている、これらの症状があれば歯ぎしりが顎に影響を与えている可能性が高いです。
特に朝の症状が強い場合は、夜間の歯ぎしりが原因と考えられます。日中は意識的にコントロールできても、睡眠中は無意識なので歯ぎしりを止めることができません。だからこそ適切な対策が必要になるんです。
歯ぎしりの原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合っていることが多いです。当院に来られる患者さんの多くに共通しているのは、仕事や家庭でのストレスを抱えているということです。ストレスや不安があると、無意識のうちに歯を食いしばってしまい、それが睡眠中の歯ぎしりにつながります。
噛み合わせの問題も見逃せない要因の一つです。歯の高さが不均等だったり、詰め物や被せ物が合っていなかったりすると、無意識のうちに噛み合わせを調整しようとして歯ぎしりをしてしまうことがあります。
また姿勢の悪さも歯ぎしりに関係しています。特にデスクワークで前かがみの姿勢が続くと、頭が前に出て首や肩の筋肉が緊張し、それが顎周辺の筋肉にも影響を及ぼします。さらに睡眠の質の低下、アルコールやカフェインの過剰摂取、喫煙なども歯ぎしりを悪化させる要因になるんです。
現代社会において、ストレスは避けられないものですよね。仕事の責任が重くなったり、人間関係で悩んだり、経済的な不安を抱えたり。こうした精神的な緊張は、身体的な緊張として現れることが多く、その代表的な症状の一つが歯ぎしりなのです。
日中は意識的にリラックスしようと努力できても、睡眠中は無防備な状態になります。その時に溜まったストレスが歯ぎしりという形で発散されると考えられています。つまり歯ぎしりは身体からのSOSサインとも言えるわけです。
歯科医院でマウスピースを作ってもらうのも有効な方法ですが、それだけでは根本的な解決にならないケースも多いんです。なぜなら歯ぎしりは顎だけの問題ではなく、全身のバランスの崩れが関係しているからです。
当院では顎関節症や歯ぎしりによる顎の痛みに対して、全身のバランスを整えるアプローチを行っています。まず丁寧な問診と検査で、あなたの身体のどこに問題があるのかを特定します。多くの場合、首や肩の筋肉の緊張、頭蓋骨のゆがみ、姿勢の崩れなどが見つかります。
施術では顎の周辺だけでなく、首、肩、背中、さらには骨盤まで全身を調整していきます。特に頭蓋骨と首の境目にある後頭骨の調整は、顎関節の動きを改善するために重要なポイントです。また咀嚼筋や側頭筋といった顎周辺の筋肉を丁寧に緩めることで、顎の動きがスムーズになり痛みも軽減していきます。
整体での施術に加えて、日常生活での意識も大切です。まずストレス対策として、深呼吸やストレッチ、適度な運動を取り入れることをおすすめします。特に寝る前のリラックスタイムを作ることで、睡眠の質が向上し歯ぎしりも軽減されることがあります。
日中の食いしばりに気づいたら、意識的に顎の力を抜く習慣をつけてください。理想的な状態は、唇は閉じていても上下の歯は軽く離れている状態です。これを「安静空隙」と言います。デスクワークの合間に、顎の力が入っていないかチェックする癖をつけるといいでしょう。
姿勢にも注意が必要です。パソコン作業をする時は、画面を目線の高さに調整し、背筋を伸ばして座るように心がけてください。スマートフォンを見る時も、下を向きすぎないように意識することが大切です。
顎の痛みや違和感があっても、「そのうち治るだろう」と放置してしまう人が少なくありません。でも歯ぎしりによる顎へのダメージは、時間とともに蓄積されていきます。初期段階では朝だけの違和感で済んでいたものが、次第に日中も痛むようになり、最終的には口を開けるのも困難になるケースもあるんです。
さらに長期間歯ぎしりが続くと、歯のすり減りや欠損、詰め物の破損なども起こります。顎関節の軟骨がすり減ってしまうと、元に戻すのは非常に難しくなります。また顎の痛みから食事が困難になり、栄養状態が悪化したり、精神的なストレスが増大したりする悪循環に陥ることもあります。
顎の症状は早めに対処すれば、比較的スムーズに改善するケースが多いです。逆に症状が進行してからだと、改善までに時間がかかってしまいます。「まだ我慢できる程度だから」と先延ばしにせず、違和感を感じたら早めに専門家に相談することをおすすめします。
当院では初回の問診と検査に時間をかけて、あなたの顎の状態を詳しく調べます。症状の程度、原因、全身のバランスなどを総合的に判断して、最適な施術プランをご提案いたします。
歯ぎしりと顎の痛みには深い関係があり、放置すると症状が悪化する可能性があります。原因はストレスや噛み合わせ、姿勢の崩れなど複合的なことが多く、顎だけでなく全身のバランスを整えることが根本的な改善につながります。
朝起きた時の顎の違和感、口を開けにくい、カクカク音がするなどの症状があれば、それは身体からのサインです。マウスピースだけでなく、整体によって全身を調整することで、多くの方が改善を実感されています。
一人で悩まずに、まずは気軽にご相談ください。あなたの顎の痛みや違和感の原因を特定し、最適なアプローチで改善のお手伝いをさせていただきます。毎日を快適に過ごせるよう、全力でサポートいたします。


遠方にお住まいの方に向けた案内のぺーじを作りました。当院まで来られない場合はこちらをご覧ください。少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。

