【5秒でご案内】症状検索ページもご利用ください

うつぶせ寝と顎の関係|放置すると危険な理由とは

本日の予約状況

こんにちは。北千住西口整体院の下園です。最近、朝起きたときに顎に違和感を感じていませんか?実は、うつぶせで寝る習慣が顎の痛みや歪みに大きく関係しているケースが非常に多いんです。

当院にも「口を開けるとカクカク音がする」「朝起きると顎が痛い」といった症状でお困りの方が多く来院されていますが、詳しくお話を伺うと、寝る時の姿勢に問題があることがほとんどです。

今日は長年のうつぶせ寝が顎に及ぼす影響について、整体師として19年間、多くの顎関節症の患者さんを診てきた経験からお伝えしたいと思います。もしあなたが顎の痛みや違和感で悩んでいるなら、この記事が改善のきっかけになるかもしれません。

院長:下園

うつぶせ寝による顎への負担は想像以上に大きく、放っておくと顎関節症が進行してしまうこともあります

目次

うつぶせ寝が顎に与える負担とは

寝ている間、私たちの頭の重さは約4〜5キロもあります。うつぶせで寝ると、この重さが長時間顎に集中してかかり続けることになるんです。しかも、うつぶせで寝る時は顔を左右どちらかに向けるため、片側の顎だけに負担が偏ってしまいます。

この状態が毎晩6〜8時間続くことを想像してみてください。顎関節は非常に繊細な構造をしているため、長時間の圧迫によって関節の位置がずれたり、周囲の筋肉が過度に緊張したりしてしまいます。特に女性は男性に比べて骨格や筋肉が華奢なため、顎関節への負担がより大きくなりやすいんです。

当院で検査をしてみると、うつぶせ寝を長年続けている方の多くに顎の位置のずれや左右非対称な筋緊張が見られます。本人は無意識のうちに寝ている間も顎に負担をかけ続けているわけですから、朝起きた時に痛みや違和感があるのも当然と言えるでしょう。

うつぶせ寝による顎の症状チェック

あなたは以下のような症状に心当たりはありませんか?

  • 朝起きた時に顎が痛い、または重だるい
  • 口を開け閉めする時に「カクカク」「ポキポキ」と音がする
  • 硬いものを噛むと顎に痛みが走る
  • あくびをする時に顎が引っかかる感じがする
  • 顔の左右で顎のラインが違う気がする
  • 頭痛や肩こりも同時に感じている
  • 長時間話していると顎が疲れやすい

これらの症状は、うつぶせ寝による顎関節への負担が原因かもしれません。特に複数の症状に当てはまる場合は、早めの対処が必要です。顎関節症は初期であれば比較的早く改善しますが、放置すると慢性化して治療期間が長くなる傾向があります。

実際に当院に来院される患者さんの中には、「最初は朝だけ違和感があった程度だったのに、今では食事の時にも痛みが出るようになった」という方も少なくありません。症状が軽いうちに対処することが、何より大切なんです。

子供のうつぶせ寝にも要注意

お子さんがいらっしゃる方は、子供の寝姿勢にも注意が必要です。成長期の子供は骨格が柔らかく変形しやすいため、うつぶせ寝による顎への影響がより顕著に現れます。

特に乳歯から永久歯に生え変わる6歳から12歳頃は、顎の骨が急速に発育する時期です。この大切な時期にうつぶせ寝を続けていると、顎の成長が左右非対称になったり、歯並びに影響が出たりすることがあります。受け口や出っ歯といった不正咬合の原因にもなりかねません。

子供の寝姿勢を観察して、うつぶせ寝が習慣になっているようなら早めに仰向け寝に直してあげることをおすすめします。幼い頃からの習慣は大人になってからも続きやすいため、将来的な顎関節症のリスクを減らすためにも重要です。

うつぶせ寝の習慣を改善する方法

長年の習慣を変えるのは簡単ではありませんが、顎の健康を守るためには寝姿勢の改善が不可欠です。ここでは、うつぶせ寝から仰向け寝に移行するための実践的な方法をお伝えします。

枕の高さを見直す

うつぶせ寝をしてしまう方の多くは、枕が合っていないことがあります。枕が高すぎたり低すぎたりすると、仰向けで寝ることが苦しく感じてしまい、無意識にうつぶせになってしまうんです。自分の体格に合った高さの枕を選ぶことで、仰向けでも楽に眠れるようになります。

一般的には、仰向けに寝た時に首の角度が約15度になる高さが理想的です。寝具店で専門家に相談しながら選ぶのも良いでしょう。最近では体圧分散に優れた枕も多く販売されているので、試してみる価値があります。

抱き枕を活用する

横向き寝が好きな方は、抱き枕を使うことでうつぶせ寝を防ぐことができます。抱き枕を抱えて横向きに寝ることで、身体が安定してうつぶせになりにくくなります。ただし、完全な横向き寝も片側の顎に負担がかかるため、できるだけ仰向けで寝られるように意識することが大切です。

寝る前のストレッチ

首や肩の緊張をほぐすストレッチを寝る前に行うことで、仰向けでもリラックスして眠れるようになります。特に首を左右にゆっくり傾けたり、肩を回したりするストレッチが効果的です。身体の緊張がほぐれると、自然と楽な姿勢で眠れるようになります。

既に顎の痛みがある場合の対処法

すでに顎の痛みや違和感がある方は、寝姿勢の改善だけでなく、顎関節そのものへのアプローチも必要です。当院では、顎関節症の患者さんに対して以下のような施術を行っています。

顎関節症は顎だけの問題ではなく、首や肩、背骨全体のバランスが関係している複雑な症状です。そのため、当院では姿勢分析ソフトを用いた詳細な検査から始めます。身体の歪みを数値化することで、顎の痛みの本当の原因がどこにあるのかを正確に特定できるんです。

検査の結果、多くの方に共通して見られるのが、ストレートネックや猫背といった姿勢の問題です。デスクワークやスマホの使用で前傾姿勢が続くと、首の筋肉が過度に緊張し、それが顎の筋肉にも影響を及ぼします。うつぶせ寝による負担に加えて、日中の姿勢の悪さも重なると、顎関節症が悪化してしまうんです。

当院では、筋肉と関節の両面からアプローチする独自の整体法で、顎周辺の筋肉の緊張を和らげながら、全身のバランスを整えていきます。自律神経を整える施術も取り入れているため、ストレスによる食いしばりの改善にも効果が期待できます。

マウスピースだけでは改善しない理由

歯科医院で顎関節症と診断されると、多くの場合マウスピース(スプリント)療法を勧められます。確かにマウスピースは歯への負担を軽減する効果がありますが、それだけでは根本的な解決にはなりません。

なぜなら、マウスピースは歯ぎしりや食いしばりから歯を守るための装置であって、顎関節の位置を正しく整えたり、周囲の筋肉の緊張を根本から解消したりするものではないからです。中には、合わないマウスピースを使い続けることで、かえって顎の位置がずれてしまうケースもあります。

実際に当院に来院される患者さんの中にも、「半年間マウスピースを使っているけど改善しない」という方が多くいらっしゃいます。そういった方々には、まず身体全体の歪みを整えることから始めていきます。すると、マウスピースだけでは変わらなかった症状が、驚くほど早く改善していくことが多いんです。

整体で顎関節症が改善する理由

当院の施術が顎関節症に効果的な理由は、顎だけでなく全身のバランスを整えるアプローチにあります。顎関節は頭蓋骨と下顎骨をつなぐ関節ですが、その動きは首や肩、背骨の状態に大きく影響されます。

例えば、猫背の姿勢では頭が前に出てしまい、首の筋肉が過度に緊張します。この緊張が顎の筋肉にも波及し、顎関節に負担がかかります。また、骨盤の歪みによって背骨全体のバランスが崩れると、頭の位置もずれてしまい、結果的に顎に負担がかかるんです。

当院では、このような全身のつながりを意識した施術を行っています。具体的には、まず骨盤や背骨の歪みを整え、次に首や肩の筋肉の緊張を和らげます。その上で、顎周辺の咬筋や側頭筋といった筋肉に直接アプローチし、顎関節の動きをスムーズにしていきます。

施術後には、日常生活で気をつけるべきポイントもお伝えしています。頬杖をつかない、片側だけで噛まない、スマホを見る時の姿勢に気をつけるといった生活習慣の改善も、顎関節症を根本から治すためには欠かせません。そして何より大切なのが、今回お伝えした寝姿勢の改善です。

顎の健康を守るために今日からできること

顎関節症は放置すると悪化する可能性が高い症状ですが、早期に適切な対処をすれば改善できる症状でもあります。まずは今日からできる簡単なことから始めてみてください。

寝る時の姿勢を意識して、できるだけ仰向けで寝るように心がけましょう。どうしてもうつぶせになってしまう場合は、枕の高さを調整したり、抱き枕を使ったりして工夫してみてください。また、日中の姿勢にも注意を払い、デスクワークの合間には首や肩のストレッチを取り入れることをおすすめします。

硬いものを無理に噛まない、大きく口を開けすぎない、頬杖をつかないといった基本的なことも大切です。これらは小さなことですが、積み重ねることで顎への負担を大きく減らすことができます。

もし既に顎の痛みや違和感があるなら、それは身体からのサインです。

我慢して放置していても良くなることはありませんし、むしろ悪化して日常生活に支障が出てくる可能性があります。食事を楽しめない、会話をするのが辛いといった状態になる前に、早めに専門家に相談することをおすすめします。

当院では、開院以来13年間で多くの顎関節症の患者さんを診てきました。「マウスピースでは治らなかった」「どこに行けばいいか分からなかった」という方々が、当院の施術で改善されています。それは、顎だけでなく全身のバランスを整える独自のアプローチがあるからです。

うつぶせ寝による顎への負担は、自分では気づきにくいものです。でも、毎晩続く小さな負担が積み重なって、いつか大きな痛みとなって現れます。顎の痛みで食事や会話を楽しめなくなる前に、今日から寝姿勢の改善を始めてみませんか?そして、既に症状がある方は一人で悩まず、私たちにご相談ください。

顎の問題は放っておいても自然に治ることは少ないですが、適切なアプローチをすれば必ず改善の道が開けます。あなたが痛みや違和感なく毎日を過ごせるように、全力でサポートさせていただきます。どんな些細なことでも構いませんので、お気軽にお問い合わせください。あなたからのご連絡を心よりお待ちしております。

北千住にある当院までお越しになることが難しい方へ

遠方にお住まいの方に向けた案内のぺーじを作りました。当院まで来られない場合はこちらをご覧ください。少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。


院長:下園

どんなお悩みもお気軽にご相談ください

住所
東京都足立区千住2-20朽木ビル1F
電話番号
03-5284-9707
定休日
火曜
ご予約・お問い合わせ
050-3645-3688
24時間受付中

気軽にシェアしてください
目次