
院長:下園お気軽にご相談ください!

院長:下園お気軽にご相談ください!
最近、肩を動かすと痛みが走る、あるいは夜になると肩が疼いて眠れないという経験はありませんか?仕事で重いものを運んだり、パソコン作業が続いたりして「肩を使いすぎたせいかな」と感じている方も多いのではないでしょうか。
実際、当院にも「仕事で肩を使いすぎて五十肩になったのでは」と不安を抱えて来院される方が後を絶ちません。肩の酷使が五十肩の引き金になるのか、それとも別の原因があるのか、はっきりさせたいですよね。
今回は、肩を使いすぎることと五十肩の関係について、これまでの臨床経験をもとに詳しくお伝えしていきます。原因が分かれば対処法も見えてきますし、何より不安が軽くなるはずです。




肩の使いすぎが気になっている方、実は原因は一つではないんです


結論から言うと、肩の使いすぎだけが五十肩の直接的な原因とは言い切れません。ただし、日常的に肩を酷使する環境にいる方が五十肩を発症しやすいのも事実です。
五十肩は正式には「肩関節周囲炎」と呼ばれ、肩関節を包む袋(関節包)や周辺組織に炎症が起こる症状です。
開院以来、当院には五十肩でお困りの方が数多く来院されていますが、検査を重ねるたびに分かってきたのは、五十肩は単一の原因ではなく複数の要因が複雑に絡み合って発症しているということなんです。
確かに、建設業や配送業など重量物を持ち運ぶ仕事をされている方、テニスやバレーボールなど肩を頻繁に使うスポーツをしている方に五十肩が多いのは事実です。しかし、それだけでは説明がつかないケースもたくさんあります。
肩を使いすぎることで関節周辺の筋肉や腱が疲労し、微細な損傷が蓄積されます。この状態が長く続くと、炎症が慢性化して五十肩へと進行することがあるんです。特に40代後半から50代にかけては、加齢による組織の変性と使いすぎによる疲労が重なりやすい時期と言えます。
さらに、肩を酷使しているのに適切なケアをしていない、つまり休息不足やストレッチ不足の状態が続くと、筋肉の柔軟性が失われて血行不良に陥ります。すると関節周辺への栄養供給が滞り、修復が追いつかなくなって炎症が慢性化してしまうわけです。


当院で行う検査と施術経験から見えてきたのは、五十肩は複合的な要因で起こるということです。肩の使いすぎは確かに一つの要因ですが、それ以外にも見逃せない原因がいくつもあります。
40代、50代になると肩関節周囲の骨、軟骨、靭帯、腱などの組織が徐々に変性していきます。これは誰にでも起こる自然な老化現象ですが、この変性が進むと関節包が硬くなり、ちょっとした負荷でも炎症を起こしやすくなるんです。
意外かもしれませんが、デスクワーク中心の方にも五十肩は多く見られます。長時間のパソコン作業で猫背や巻き肩の姿勢が続くと、肩関節周辺の筋肉に持続的な負担がかかります。この慢性的な負担が積み重なると、肩を大きく動かしていなくても炎症が起こることがあるんです。
つまり「使いすぎ」というより「使い方が悪い」ことが原因になっているケースも少なくありません。正しい姿勢で作業できていないと、肩周辺の一部の筋肉だけに過度な負荷が集中してしまうからです。
反対に、肩をあまり動かさない生活も五十肩のリスクを高めます。運動不足により肩関節周辺の筋力が低下すると、関節を支える力が弱まって不安定になります。すると日常のちょっとした動作でも関節に負担がかかりやすくなり、炎症を起こすことがあるんです。
冷え性の方や血行が悪い方も五十肩になりやすい傾向があります。血流が滞ると関節周辺への酸素や栄養の供給が不足し、老廃物も溜まりやすくなります。この状態が続くと組織の修復が遅れて炎症が慢性化してしまうわけです。
糖尿病、脂質異常症、甲状腺疾患などの基礎疾患がある方は、五十肩の発症率が高いという報告があります。特に糖尿病の方は健常者の4~10倍のリスクがあると言われており、血糖コントロールが不十分だと組織の修復機能が低下するためです。
特に女性の場合、閉経前後のホルモンバランスの変化が五十肩の発症に関係していると考えられています。エストロゲンの減少により関節や筋肉の柔軟性が失われやすくなるためです。実際、50代女性の発症が多いのもこの理由があるんですね。


肩の使いすぎによる単純な筋肉痛や肩こりと、五十肩は症状が異なります。次のような症状に心当たりがある方は、五十肩の可能性を考えてみてください。
まず、腕を上げようとすると途中で強い痛みが走り、それ以上上げられなくなります。洗濯物を干す、髪を洗う、服の脱ぎ着といった日常動作が困難になってきたら要注意です。また、腕を後ろに回す動作、例えばエプロンの紐を結ぶ、ズボンの後ろポケットに手を入れるといった動作ができなくなります。
特徴的なのが夜間痛です。夜になると肩が疼くように痛み、痛みで目が覚めてしまう、寝返りが打てないという症状があります。痛みのない側を下にして寝ないと眠れないという方も多いです。
さらに、安静にしていても肩に鈍い痛みや違和感が続くこともあります。ロキソニンなどの痛み止めを飲んでも効果が感じられない、一時的に楽になってもすぐに痛みが戻ってくるという場合は、単なる筋肉痛ではない可能性が高いです。


肩を使いすぎたことによる筋肉の炎症なのか、それとも五十肩なのかを見分けるポイントがあります。
筋肉の使いすぎによる痛みは、基本的に数日から一週間程度で自然に軽減していきます。安静にして湿布を貼ったり、軽いストレッチをしたりすることで改善が見られるはずです。
一方、五十肩の場合は痛みが長期化し、数週間から数ヶ月、場合によっては1年以上続くこともあります。また、五十肩には炎症期、拘縮期、回復期という3つの段階があり、症状が段階的に変化していくのも特徴です。
初期の炎症期は激しい痛みがあり、特に夜間痛が顕著です。次の拘縮期になると痛みはやや落ち着きますが、肩の可動域が著しく制限されます。そして回復期になると徐々に動きが戻ってきますが、適切な対処をしないと可動域制限が残ることもあるんです。


当院では、まず丁寧なカウンセリングと4種類の検査を通じて、あなたの肩の痛みが何に由来しているのかを明らかにします。肩の使いすぎが主な原因なのか、姿勢の問題なのか、それとも複合的な要因なのか、原因が特定できなければ一時的に良くなったとしても繰り返すことになるからです。
姿勢分析ソフトを用いた検査では、身体の歪みを数値化して可視化します。さらに筋力検査や整形外科的テスト、動きの検査を組み合わせることで、どの筋肉が弱っているのか、どの関節の可動域が制限されているのかを正確に把握していきます。
検査結果をもとに、全身の歪みを整えて滞っていた血液、神経の流れを正常に戻し、自然治癒力を高める施術を行います。肩だけを見るのではなく、首、背中、骨盤といった全身のバランスを整えることで、肩への負担を根本から軽減していくんです。
そして痛みがなくなった後も、再発を防ぐために生活習慣の改善アドバイスもお伝えしています。仕事での姿勢の取り方、肩に負担をかけない動作の工夫、自宅でできる簡単なストレッチなど、具体的にお伝えするので安心してください。


すでに五十肩の症状がある方はもちろん、予防のためにも日常生活で気をつけていただきたいポイントがあります。
まず、長時間同じ姿勢を続けないことです。デスクワークの方は1時間に一度は立ち上がって肩を回す、腕を伸ばすといった軽い運動を取り入れてください。肉体労働の方も、作業の合間に肩周辺の筋肉をほぐす時間を作ることが大切です。
重いものを持つ時は、片方の肩だけに負担をかけないように両手で持つ、あるいは左右交互に持ち替えるようにしましょう。バッグもいつも同じ側にかけるのではなく、定期的に持ち替えることで負担が分散されます。
入浴時には肩までしっかり温めて血行を促進することも効果的です。シャワーだけで済ませず、湯船に浸かって肩周辺を温めることで筋肉の緊張がほぐれ、疲労回復が早まります。
そして適度な運動習慣も大切です。ウォーキングや軽い体操、ストレッチなどで肩関節を適度に動かし、筋力と柔軟性を維持しましょう。ただし、すでに痛みがある場合は無理に動かすと悪化することもあるので、専門家に相談してから行ってください。


肩を使いすぎることは五十肩の一つの要因ではありますが、それがすべてではありません。加齢による組織の変性、姿勢の悪さ、運動不足、血行不良、基礎疾患、ホルモンバランスの変化など、複数の原因が重なって五十肩は発症します。
だからこそ、「使いすぎだから休めば治る」と安易に考えず、症状が長引く場合は早めに専門家に相談することが大切です。適切な検査で原因を特定し、それに合わせた施術を受けることで、改善までの期間を大幅に短縮できます。
開院以来13年、私は数多くの五十肩の患者さんと向き合ってきました。夜も眠れないほどの痛みで来院された方が、施術を重ねるごとに表情が明るくなり、「久しぶりにぐっすり眠れました」「腕が上がるようになりました」と喜んでくださる瞬間は、今でも治療家としての大きな喜びです。
あなたの肩の痛みにも必ず原因があります。原因が分かれば不安がなくなりますし、適切な対処法も見えてきます。一人で悩まず、いつでも気軽にご相談ください。あなたが痛みから解放されて、制限なく日常生活を楽しめるよう、全力でサポートさせていただきます。


遠方にお住まいの方に向けた案内のぺーじを作りました。当院まで来られない場合はこちらをご覧ください。少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。

