
院長:下園お気軽にご相談ください!

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突然ですが、最近こんなことはありませんか。朝起きたとき、なんとなく肩が重だるい。腕を上げようとすると、どこかで引っかかる感じがする。
「疲れてるだけかな」「歳のせいかな」と思いながら、ついそのまま放っておいていませんか。
実はその違和感、四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)の始まりであるケースが少なくありません。この症状には「なりやすい人」に共通した特徴があります。今日はその特徴を一つひとつ丁寧にお伝えしますので、ぜひ自分に当てはまるものがないか、確かめながら読んでみてください。




「四十肩や五十肩って、どうせ年のせいだから仕方ない」と思っている方が本当に多いのですが、それは半分正解で半分は違います。
年齢による変化は確かにありますが、生活習慣や体の使い方次第でリスクは大きく変わります。特徴に当てはまるものがあれば、ぜひ最後まで読んでみてください


医学的には「肩関節周囲炎」と呼ばれるこの症状。肩関節を包む袋(関節包)やその周囲の組織が炎症を起こし、痛みや動きの制限が生じます。
英語ではフローズンショルダー(凍結肩)とも呼ばれます。まるで肩が凍りついたように動かせなくなることから、その名がついています。
症状の経過には大きく3つの段階があります。安静にしていても痛みが続く「炎症期」、痛みは落ち着くものの肩が硬く動かしにくい「拘縮期」、そして少しずつ動きが戻る「回復期」です。この3段階を経るまでに、早くて半年、長ければ2〜3年かかることもあります。
「自然に治るから大丈夫」という話を耳にすることもありますが、適切なケアをしないまま過ごすと、夜間痛で眠れない日が続いたり、仕事や家事への集中力が落ちたりと、日常生活への影響が長引きます。早めに向き合うことが、結果的に一番の近道なのです。


当院には開院以来、多くの方が肩の痛みを抱えてご来院されています。これまでの検査結果や施術経験から見えてきたのは、特定の生活習慣や体の状態が重なったときに、この症状が起きやすいということです。一つひとつ確認してみましょう。
パソコンに向かう時間が長い方は、肩周囲の筋肉が同じ姿勢で長時間固まりやすくなります。特に猫背や首が前に出たいわゆる「スマホ首」の姿勢は、肩甲骨の動きを制限し、肩関節への負担を増やします。
「座っているだけなのにいつも肩が凝る」という感覚がある方は、すでに肩への負担が蓄積しているサインかもしれません。
さらに、リモートワークが増えた方は通勤という「歩く機会」も減り、全身の血行が落ちがちです。肩関節周囲の組織は血流が少ない部位なので、血行の低下は炎症の引き金になりやすいのです。
40代〜50代になると、肩関節周囲の組織が加齢によって変性しやすくなります。特に女性は、閉経前後のホルモンバランスの変化が肩関節の組織に影響を与えることが分かっており、50代女性の発症率は男性と比べて高い傾向があります。
更年期症状が気になり始めた時期と、肩の不調が重なって出てくる方が多いのも、このためです。「ホルモンの変化は止められないから仕方ない」と諦める前に、それ以外のリスクを減らすことで、発症のタイミングを遅らせることはできます。
糖尿病の方は、そうでない方と比べて肩関節周囲炎の発症リスクが大幅に高くなることが医学的に示されています。高血糖の状態が続くと、関節包や腱の組織に変化が起きやすくなるためです。
また、甲状腺疾患や脂質異常症との関連も報告されています。健診で「血糖値が高め」「コレステロールに注意」と言われたことがある方は、肩のケアも意識的に行うことが大切です。
「肩を使っていないから傷まないはず」と思いがちですが、関節は適度に動かすことで栄養が行き渡り、健康な状態が保たれます。日常的に肩を動かす機会が少ない方は、関節の柔軟性が低下しやすく、少しの刺激でも炎症が起きやすい状態になっています。
在宅時間が増えてから運動量が落ちたという方は、特に注意が必要です。肩をすくめる、腕を大きく回す、タオルを使って後ろに引っ張るなど、日常の中でちょっとした動きを意識的に加えるだけでも変わってきます。
以前に肩を捻挫したり打撲したりした経験がある方は、その組織の変化が残っていることがあります。痛みがなくなっても、組織レベルの修復が不完全なまま過ごしていると、年齢を重ねたタイミングで再び炎症を起こすきっかけになることがあります。
自律神経の乱れは、血行や炎症の管理にも影響を与えます。仕事や家庭のストレスが多い時期、または睡眠が浅い状態が続いているときは、体全体の回復力が低下しています。
肩の痛みが夜間に強くなりやすいのも、自律神経と血流の関係が深く絡んでいるためです。「なんとなく体がしんどい」と感じている時期に肩の症状が出始めた、という方は実はとても多いのです。


ここまで読んで、「いくつか当てはまるかも」と感じた方もいると思います。そういう方ほど、「でも今は動かせているから大丈夫」と先延ばしにしがちです。
肩関節周囲炎の厄介なところは、初期の違和感を放置しているうちに、気づけば腕が上がらなくなっていたり、夜中に痛みで目が覚めるようになったりすることです。
炎症が強くなると、着替え・洗髪・洗濯物を干す・かばんを持つといった日常の何気ない動作のほぼすべてに制限が出てきます。「もっと早く来れば良かった」とおっしゃる方を、私はこれまで何人も見てきました。気になる段階でこそ、向き合うことが大切です。


同じ「肩が痛い」という状態でも、その背景にある原因は一人ひとり異なります。デスクワークによる姿勢の歪みが主な原因の方もいれば、ホルモン変化と血行不良が重なっている方、糖尿病が背景にある方と、様々です。
当院では、丁寧なカウンセリングと4種類の検査を組み合わせて、あなたの肩の状態を詳しく分析します。姿勢分析ソフトによる数値化、筋力検査、整形外科的テスト、動きの検査を行い、どこに問題があるのかを「見える化」したうえで施術に入ります。
原因が特定できてこそ、一時しのぎではない根本からの改善につながります。「整形外科で様子を見ましょうと言われたまま」「痛み止めを飲んでも繰り返している」という方も、諦めずにご相談ください。


時間の経過とともに改善することはありますが、適切なケアをしないまま放置すると、数年にわたって痛みや可動域の制限が続くことがあります。夜間痛が慢性化すると睡眠の質も落ち、日常生活への影響も大きくなるため、早めの対処をお勧めします。
むしろ軽い段階でのご相談が一番です。炎症が進んでからいらっしゃる方より、初期にご来院される方の方が、改善までの期間が短くて済むことが多いです。「たいしたことないかな」と迷っている段階でも、どうぞお気軽にお声がけください。


整形外科では画像検査で異常がなければ「様子を見て」という対応になることが多いです。ですが、痛みや動きの制限が続いているなら、そのまま我慢するのは体にとって良いことではありません。整体での検査と施術で、改善の方向性を探ることができます。
私がこの仕事を続けてきて強く感じるのは、「肩の痛みで人生の楽しみを削らなくていい」ということです。着替えのたびに顔をしかめる生活、夜中に何度も目が覚める日々。それは当たり前のことではありません。
肩関節周囲炎はリスクが重なることで起きてくる症状だからこそ、あなた一人ひとりの体の状態に合わせたアプローチが必要です。「どうせ年のせいだから」と一人で抱え込まずに、気になることがあればいつでも気軽に相談しに来てください。
一緒に原因を探して、肩を自由に動かせる毎日を取り戻しましょう。


遠方にお住まいの方に向けた案内のぺーじを作りました。当院まで来られない場合はこちらをご覧ください。少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。

