歩く時に右足のかかとだけズキッと痛む、特に朝と階段下りが辛い

2週間ほど前から右足のかかとに痛みが生じるようになり、日常生活に支障をきたしてお困りの方からメールでお問い合わせをいただきました。

ご本人にはすでに返信させていただきましたが、同じようなお悩みをお持ちの方も多いので、解説を加えたうえで共有いたします。

朝起きた時のかかとの痛みは、どのような原因が考えられるか

当院からの返信内容

今回は、多くの方からご相談をいただく「かかとの痛み」について詳しくお話しします。

朝のかかとの痛みの正体とは

朝起きてからの最初の数歩でかかとが痛む症状の大部分は、足底腱膜炎が原因です。足底腱膜とは、かかとから足の指まで足の裏を縦に走る分厚い膜のことを指します。

この腱膜は足のアーチを支える重要な役割を担っており、立つ・歩く・走るといった動作において大きな負荷がかかります。長時間の負荷により炎症が起こると、特に朝の起床時に強い痛みを感じるようになります。

しばらく歩いていると痛みが和らぐことが多いのも足底腱膜炎の特徴です。しかし夕方頃になると再び痛みが現れることがあります。

なぜ朝と階段下りで痛みが強くなるのか

朝の痛みが特に強い理由は、睡眠中に足底腱膜が収縮し硬くなっているためです。起床後の最初の動作で急に伸ばされることで、炎症部位に強い刺激が加わります。

階段を下りる際の痛みは、体重による負荷が通常の歩行よりも大きくかかることが原因です。下り動作では足底腱膜により強い引っ張り力が働き、痛みが増強されます。

このような症状は中年女性やスポーツをよく行う方に多く見られます。長時間の立ち仕事や体重増加、合わない靴の使用なども発症要因となります。

かかとの痛みを引き起こすその他の原因

足底腱膜炎以外にも、かかとの痛みを引き起こす疾患があります。踵骨棘は、かかとの骨に棘のような突起ができる状態で、周囲の組織を刺激して痛みを生じます。

アキレス腱炎では、ふくらはぎの筋肉とかかとをつなぐアキレス腱に炎症が起こります。また、かかと部分の脂肪組織の炎症である踵部脂肪辱炎も痛みの原因となります。

関節リウマチや痛風といった全身性の疾患が、かかとの痛みとして現れることもあります。これらの場合は血液検査による診断が必要になります。

自宅でできる対処法

今日からでも出来る簡単な方法を紹介します。

これらの対策を日常に取り入れるだけでも、かかとの痛みを軽減させることが可能です。

整体での施術について

整体院での施術は、かかとの痛みに対して非常に効果的なアプローチです。当院では、まず詳細な検査により痛みの根本原因を特定します。

当院での治療

足底腱膜炎の場合、単純にかかと部分だけの問題ではなく、骨盤の歪みや下肢全体のバランス異常が関与していることが多いので、これらの根本的な問題にアプローチすることで、より効果的な改善が期待できます。

施術では、足底腱膜の緊張緩和に加え、ふくらはぎや太ももの筋肉調整、骨盤矯正を組み合わせて行います。

まとめ

朝起きた時の右足かかとの痛みは、多くの場合足底腱膜炎が原因です。適切なストレッチや靴選び、そして専門的な施術により改善が期待できます。痛みを我慢せず、早期の対処が重要です。

当院では患者さん一人ひとりの症状に合わせた治療プランをご提案しておりますので、お気軽にご相談ください。

かかとの痛みや足首の痛みに関連するページのご案内

かかとの痛みに対する施術方針はこちらのページが参考になります。

足首の痛みに対する施術方針はこちらのページが参考になります。

くるぶしの痛みに対する施術方針はこちらのページが参考になります。

当院であなたのお悩みに対応可能どうかを５秒で調べることができる症状検索ページもご活用ください。