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妊娠してから夜中に足がつるようになり、十分な睡眠がとれない

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妊娠してから足がつったり、むくみやすくなったりする症状に悩まされてお困りの方からメールでお問い合わせをいただきました。

ご本人にはすでに返信させていただきましたが、同じようなお悩みをお持ちの方も多いので、解説を加えたうえで共有いたします。

目次

妊娠中の足のつりやむくみは、どのような原因が考えられるか

妊娠中の足のむくみと痛みについての質問

こんにちは。ホームページを拝見し、ご相談させていただきます。

現在妊娠中なのですが、妊娠してから足がつったり、むくみやすくなったりする症状に悩まされています。特に夜中に足がつって目が覚めてしまうことが多く、十分な睡眠が取れずに日中の疲労感が強くなっています。

また、夕方になると足がパンパンにむくんで靴がきつくなったり、長時間立っていることが辛くなったりして、家事や仕事にも支障が出始めています。

このような症状について、いくつか教えていただきたいことがあります。

まず、妊娠中に足がつったりむくんだりするのはどのような原因が考えられるのでしょうか。体重の増加や血液循環の変化が関係しているのかなと思うのですが、詳しいメカニズムを知りたいです。

それから、痛みやむくみを少しでも和らげるために、自宅でできるケア方法があれば教えていただきたいです。ストレッチやマッサージ、食事面での注意点など、妊娠中でも安全にできることがあれば実践したいと思っています。

最後に、整体院での施術は妊娠中のこうした症状に対して効果的なのでしょうか。

もし施術を受ける場合、妊娠中でも安全に受けられる方法や注意点があれば併せて教えていただけると助かります。お忙しい中恐れ入りますが、ご回答いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

当院からの返信内容

妊娠中の体の変化は本当に様々ですが、特に足のつりやむくみに悩まされる方が多いのが現実です。当院にも、多くの妊婦さんからこのようなご相談をいただいてきました。

今回は、これらの症状がなぜ起こるのか、そして日常生活でできる対策について詳しくお話しします。

院長:下園

私が回答させていただきます

妊娠中に足がつる原因とは

ホルモンバランスの変化が引き起こす影響

妊娠すると、プロゲステロンという女性ホルモンの分泌が増加します。このホルモンは静脈の血管壁の緊張を低下させる働きがあり、血液の流れが悪くなってしまいます。

さらに、赤ちゃんに必要な酸素や栄養を送るため血液が薄くなり、浸透圧が下がることで血液が停滞しやすくなるのです。

体重増加と筋肉疲労

妊娠が進むにつれて体重が増加し、足にかかる負担が大きくなります。お腹が大きくなることで身体の重心が変わり、バランスを取るために普段使わない筋肉を使うようになります。これにより、ふくらはぎの筋肉に疲労が蓄積し、こむら返りが起こりやすくなります。

ミネラルバランスの乱れ

妊娠中は胎児の骨や神経の発達のために、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが通常より多く消費されます。母体の血中ミネラルが不足すると、筋肉や神経の働きが不安定になり、夜間の突然の足のつりにつながってしまいます。

妊娠中のむくみが起こるメカニズム

血液量の増加

妊娠中、特に後期になると血液の量が大幅に増加します。胎児に栄養や酸素を届け、出産時の出血に備えるために水分量が増えるため、むくみが発生しやすくなります。これは妊娠に伴う自然な変化ですが、不快感を伴うことが多いのも事実です。

子宮による血管圧迫

お腹の赤ちゃんが成長するにつれて子宮は大きくなり、下腹部の血管を圧迫するようになります。特に骨盤周辺の静脈が圧迫されると、脚に向かう血流が滞りがちになり、足に血液が溜まりやすくなってしまいます。

ホルモンによる水分保持

妊娠中はプロゲステロンの影響で、栄養や水分が体に留まるように作用します。また、アルドステロンやコルチゾールといったホルモンが副腎から多く分泌され、体液が貯留しやすくなります。これらは妊娠を維持するために必要な変化ですが、むくみの原因にもなります。

自宅でできる効果的な対策法

今日からでも簡単に行える対策がいくつかあります。

食事面での工夫

塩分を控えた食生活を心がけ、カリウムを多く含む食材(バナナ、キウイ、ほうれん草、海藻類など)を積極的に摂ることで、むくみの原因となるナトリウムの排出を促進できます。

寝る前の簡単なセルフケア

寝る前の1分間マッサージが非常に効果的です。足の裏の湧泉というツボから始まり、ふくらはぎを下から上へさすり上げるように優しくマッサージしてください。

生活習慣の改善

ぬるめのお湯にゆっくり浸かったり、身体を冷やさないよう、レッグウォーマーを活用することも大切です。寝る際には足の下にタオルを敷き、足を心臓より高い位置にすることで、むくみの予防になります。

ただし、症状が続く場合や悪化する場合は、専門医による診断と治療が必要です。

マタニティ整体の効果について

妊娠中の整体施術は、痛みやしびれ、むくみに効果が期待できます。骨盤や背骨のバランスを整えることで血流が改善され、足のつりやむくみの軽減につながります。また、施術によるリラックス効果で自律神経が整い、ストレスの軽減にもなります。

当院での治療

当院は、丁寧なカウンセリングと4種類の検査結果を基に全身の歪みを整え、滞っていた血液、神経の流れを正常に戻し自然治癒力を高める施術をします

施術時の姿勢も重要で、うつ伏せは子宮に圧力がかかるため避けなければなりません。横向きや仰向けの楽な姿勢で行うので妊娠中でも安全に受けることができます。

まとめ

妊娠中の足のつりやむくみは、ホルモンバランスの変化や血流の悪化、ミネラル不足など様々な要因が複合的に作用して起こります。これらの症状は妊娠に伴う自然な変化の一部ですが、適切な対策を行うことで症状を軽減することは十分可能です。

日常生活では食事の見直しや簡単なセルフケア、生活習慣の改善が効果的です。また、安定期以降であれば、経験豊富な施術者によるマタニティ整体も有効な選択肢の一つです。

大切なのは、一人で悩まずに専門家に相談することです。

症状がひどい場合や他の異常を感じた場合は、必ずかかりつけ医に相談してください。妊娠期間を少しでも快適に過ごせるよう、適切なケアを心がけていきましょう。

マタニティ整体に関連するページのご案内

妊娠中の肩こり・腰痛に対する施術方針はこちらのページが参考になります。

産後の骨盤矯正に関連するページのご案内

産後の骨盤矯正に対する施術方針はこちらのページが参考になります。

当院であなたのお悩みに対応可能どうかを5秒で調べることができる症状検索ページもご活用ください。


院長:下園

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