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起立性調節障害と診断され、食事をする度に腹痛になるのですが…
起立性調節障害と診断されており、現在通院中なのですが、最近食事をする度にお腹が痛くなりお困りの方からメールでお問い合わせをいただきました。

ご本人にはすでに返信させていただきましたが、同じようなお悩みをお持ちの方も多いので、解説を加えたうえで共有いたします。
起立性調節障害で食事後の腹痛は、どのような原因が考えられるか
こんにちは。ホームページを拝見し、ご相談させていただきます。
起立性調節障害と診断されており、現在通院中なのですが、最近食事をする度にお腹が痛くなってしまい困っています。
痛みは食事を始めてから30分程度で現れることが多く、鈍痛のような感じが2~3時間続きます。そのため学校での昼食時間が憂鬱になってしまい、友達と一緒に食べることを避けるようになりました。
また、夕食後も痛みが出るため、家族との団らんの時間も辛く感じてしまいます。食事量も自然と減ってしまい、体重も少し落ちてきているのが心配です。
起立性調節障害と今回の腹痛に何か関連があるのでしょうか。自律神経の乱れが消化器系にも影響を与えることがあると聞いたことがあるのですが、どのような原因が考えられるでしょうか。
また、痛みを少しでも和らげるために、自宅でできる対処法があれば教えていただきたいです。食事の取り方や生活習慣で気をつけるべきことがあるでしょうか。
そして、整体院での施術がこのような症状に効果があるのかも知りたいです。もし施術を受ける場合、どのような内容になるのでしょうか。
お忙しい中恐れ入りますが、ご回答いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。
当院からの返信内容
起立性調節障害をお持ちの高校生の方から、食事をするたびにお腹が痛くなるというご相談をいただきました。この症状について、詳しく解説していきます。

私が回答させていただきます
起立性調節障害と腹痛の関係性
起立性調節障害は自律神経のバランスが崩れることで様々な症状を引き起こす疾患です。特に思春期の成長期には、身体の成長にホルモンバランスが追いつかないため、交感神経と副交感神経のバランスが乱れやすくなります。
この自律神経の乱れが消化器系にも大きな影響を与えます。腸の動きをコントロールしている副交感神経が正常に働かなくなると、腸の蠕動運動が阻害されてしまいます。
その結果、腸内にガスや食べ物が溜まりやすくなり、腸管が伸展されることで痛みが生じるのです。これが起立性調節障害による腹痛の主なメカニズムです。
食事後の腹痛の特徴と症状
起立性調節障害に伴う腹痛には特徴的なパターンがあります。多くの場合、おへその周りに差し込むような痛みが現れ、これを医学的には「臍疝痛」と呼びます。
症状は朝から午前中にかけて強く現れ、午後になると徐々に改善していく傾向があります。これは起立性調節障害の典型的な日内変動と一致しています。
食事後30分程度で痛みが始まり、2~3時間程度続くことが多いです。痛みと同時に食欲不振や吐き気を感じる方も少なくありません。
自宅でできる対策方法

今日からでも簡単に行える対策がいくつかあります。
- 食事の工夫
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一度に大量の食事を摂るのではなく、少量ずつ回数を分けて食べることをお勧めします。消化に良い食べ物を選び、よく噛んでゆっくりと食事をすることも大切です。
冷たい食べ物や飲み物は避け、温かいものを摂るようにしましょう。また、食事中はリラックスした環境を作り、ストレスを感じないよう心がけることも重要です。
- 生活習慣の改善
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規則正しい生活リズムを心がけることが基本となります。十分な睡眠時間を確保し、適度な運動を取り入れることで自律神経のバランスを整えることができます。
水分補給も重要で、脱水状態は症状を悪化させる可能性があります。ただし、食事中の大量の水分摂取は避け、食前食後に適量を摂るようにしましょう。
ただし、症状が続く場合や悪化する場合は、専門医による診断と治療が必要です。
整体院での施術の効果について

整体院での施術は起立性調節障害による腹痛に対して相性が良く有効なアプローチの一つです。特に自律神経のバランスを整える施術が症状改善に役立ちます。
当院での治療

当院は、丁寧なカウンセリングと4種類の検査結果を基に全身の歪みを整え、滞っていた血液、神経の流れを正常に戻し自然治癒力を高める施術をします。
そして症状がなくなった後も再発しないよう起立性調節障害の原因であった生活習慣の改善や今後のアドバイスもお伝えし、健康な状態を維持できるようサポート致します。
専門医との連携の重要性
整体院での施術と並行して、専門医での治療も継続することが重要です。起立性調節障害は医学的な管理が必要な疾患であり、適切な診断と治療が不可欠です。
必要に応じて漢方薬などの薬物療法も検討されます。小建中湯や安中散などの漢方薬が腹痛症状の改善に効果的とされています。
整体院と医療機関が連携することで、より効果的な治療が可能になります。
まとめ
起立性調節障害による食事後の腹痛は、自律神経の乱れが原因で起こる症状です。適切な食事の工夫や生活習慣の改善により症状を軽減することができます。
整体院での施術も自律神経のバランスを整える有効な手段の一つです。ただし、専門医での治療と並行して行うことが重要であり、総合的なアプローチにより症状の改善を目指していきましょう。
一人で悩まず、適切な専門家のサポートを受けながら、症状と向き合っていくことが大切です。
起立性調節障害に関連するページのご案内
起立性調節障害に対する施術方針はこちらのページが参考になります。
自律神経失調症に対する施術方針はこちらのページが参考になります。
当院であなたのお悩みに対応可能どうかを5秒で調べることができる症状検索ページもご活用ください。