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1年以上続く左の坐骨神経痛、ブロック注射も痛み止めも効かない
左の坐骨神経痛が1年以上続いており、薬やブロック注射も効かずにお困りの方からメールでお問い合わせをいただきました。

ご本人にはすでに返信させていただきましたが、同じようなお悩みをお持ちの方も多いので、解説を加えたうえで共有いたします。
長引く坐骨神経痛は、どのような原因が考えられるか
こんにちは。左の坐骨神経痛でご相談させていただきたく、メールいたします。
現在、左の坐骨神経痛が1年以上続いており、整形外科でブロック注射を何度か受けましたが、タリージェやリリカなど処方された薬も含めて効果が感じられない状態です。
特に朝起きた時や長時間座っていた後に痛みが強くなり、歩くのも辛い日があります。仕事でデスクワークが多いのですが、痛みで集中できず、夜も痛みで眠れないことが週に数回あります。
このような状況で、どのような原因が考えられるのか、また自宅でできる痛みを和らげる方法があれば教えていただきたいです。
整体院での施術が私の症状に有効かどうかも知りたいと思っています。お忙しい中恐れ入りますが、一度相談させていただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。
当院からの返信内容
坐骨神経痛の症状が悪化し、日常生活に支障をきたしている状況は本当につらいものです。今回は、よくご質問をいただく坐骨神経痛について詳しく解説していきます。

私が回答させていただきます
坐骨神経痛が長期化する理由
坐骨神経痛が1年以上も続く場合、その背景には複数の要因が重なっていることが多いです。最も多い原因は加齢による椎間板や脊柱管の変性で、これらの構造的な変化が神経を圧迫し続けることで痛みが慢性化します。
特に腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症といった疾患は、坐骨神経痛の主要な原因となります。椎間板ヘルニアは20代から50代のデスクワーカーに多く見られ、前かがみの姿勢で痛みが強くなる特徴があります。
一方で脊柱管狭窄症は50歳以上の中高年に多く、歩行時に痛みが増強し、前かがみになると楽になる傾向があります。これらの疾患は構造的な問題のため、単純な治療では改善しにくいのが現実です。
筋肉の緊張と生活習慣の影響
長期間の坐骨神経痛には、筋肉の慢性的な緊張も大きく関与しています。特にインナーマッスルや深部筋の過緊張は、表面的な治療では改善が困難で、症状の長期化につながります。
現代人の生活環境も症状を悪化させる要因となっています。長時間のデスクワークや車の運転など、同じ姿勢を続けることで腰や臀部の筋肉が硬くなり、坐骨神経を圧迫し続けます。
運動不足による筋力低下も見逃せません。特に下肢の筋肉は20代をピークに急速に衰え、腰椎を支える力が弱まることで神経への負担が増加します。睡眠不足やストレスも筋肉の緊張を高め、症状を悪化させる要因となります。
自宅でできる痛みの緩和方法

坐骨神経痛のタイプによって効果的な対処法が異なります。まず自分の症状の特徴を把握することが重要です。前かがみで痛みが強くなる場合は椎間板ヘルニア型、腰を反らすと痛む場合は脊柱管狭窄症型の可能性があります。
- 椎間板ヘルニア型の場合
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腰を反らすストレッチが効果的です。うつ伏せになり、肘をついて上体を起こすポーズを10秒間キープします。これにより椎間板への圧迫が軽減され、神経の圧迫が和らぎます。
- 梨状筋症候群の場合
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梨状筋症候群が疑われる場合、お尻の筋肉を優しくストレッチすることで症状の改善が期待できます。
- 脊柱管狭窄症型の場合
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前屈ストレッチが有効です。椅子に座って体を前に倒し、できるだけ前かがみになって10秒間保持します。脊柱管が広がることで神経への圧迫が軽減されます。
ただし、症状が続く場合や悪化する場合は、専門医による診断と治療が必要です。
日常生活での注意点
症状の改善には、日常生活の見直しが欠かせません。長時間の座位は避け、30分に1回は立ち上がって軽く歩くことが大切です。座る際は腰にクッションを当てて、自然な湾曲を保つよう心がけましょう。
寝具の選択も重要です。硬すぎるマットレスは腰への負担を増加させ、柔らかすぎると腰椎の自然なカーブが保てません。中程度の硬さで、腰をしっかりと支えるものを選びましょう。
重い物を持つ際は、膝を曲げてしゃがみ込み、腰を曲げずに持ち上げる動作を心がけます。また、体をひねりながら重い物を持つことは避け、足の向きを変えて体全体で方向転換しましょう。
整体治療の効果と可能性

整体治療は、坐骨神経痛の根本的な改善に向けた有効なアプローチの一つです。私の臨床経験では、筋肉の緊張緩和と骨格の調整により、多くの患者さんが症状の軽減を実感されています。
当院での治療

当院は、丁寧なカウンセリングと4種類の検査結果を基に全身の歪みを整え、滞っていた血液、神経の流れを正常に戻し薬を使わない安全な方法で、自然治癒力を高める施術をします。
特に慢性化した坐骨神経痛では、表面的な筋肉だけでなく、深部の筋肉や関節の動きを改善することが重要です。整体では手技によって筋肉の緊張を解放し、骨盤や腰椎のバランスを整えることができます。
そして痛みがなくなった後も再発しないよう坐骨神経痛の原因であった生活習慣の改善や今後のアドバイスもお伝えし、健康な状態を維持できるようサポート致します。
まとめ
長期間続く坐骨神経痛は、構造的な問題と筋肉の緊張、生活習慣の影響が複合的に作用して起こります。症状のタイプを正しく理解し、適切なセルフケアを継続することで改善の可能性があります。
自宅でのストレッチや生活習慣の見直しと合わせて、専門的な整体治療を受けることで、より効果的な改善が期待できます。症状が重篤な場合は医療機関での検査も必要ですが、多くの場合は適切なアプローチにより日常生活の質を向上させることができるでしょう。
坐骨神経痛に関連するページのご案内
坐骨神経痛に対する施術方針はこちらのページが参考になります。

梨状筋症候群に対する施術方針はこちらのページが参考になります。

椎間板ヘルニアに対する施術方針はこちらのページが参考になります。

脊柱管狭窄症に対する施術方針はこちらのページが参考になります。

当院であなたのお悩みに対応可能どうかを5秒で調べることができる症状検索ページもご活用ください。