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介護職で夜勤を始めてから酷い腰痛と手先のしびれで夜も眠れない

本日の予約状況

介護職2年目で夜勤をするようになってから手先のしびれや腰痛で日常生活に支障をきたすようになり、お困りの方からメールでお問い合わせをいただきました。

ご本人にはすでに返信させていただきましたが、同じようなお悩みをお持ちの方も多いので、解説を加えたうえで共有いたします。

目次

夜勤による体調不良は、どのような原因が考えられるか

夜勤による体調不良についての質問

はじめまして。介護職2年目で夜勤をするようになってから体調不良に悩んでおり、相談させていただきたくメールいたします。

現在の症状として、手先の痺れが頻繁に起こり、ひどい時には全身に力が入らなくなってしまいます。また腰痛がひどく、そのせいで夜もよく眠れない状態が続いています。息を吸う時に胸が痛むこともあり、手首や脚の腫れも頻繁に見られます。

これらの症状により、仕事中に利用者様を支える際に力が入らず不安を感じたり、睡眠が浅いため日中の集中力が続かないなど、日常生活にも支障をきたしています。

家事をする際も手首の痛みで思うように動けないことが多く、家族にも心配をかけている状況です。

そこで質問なのですが、このような症状の原因として何が考えられるでしょうか。

また自宅でできる痛みを和らげる方法があれば教えていただきたいです。そして整体院での施術によって、これらの症状の改善は期待できるものでしょうか。

お忙しい中恐れ入りますが、ご回答いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。

当院からの返信内容

介護職2年目で夜勤による体調不良にお悩みの方への回答として、現場で培った経験をもとに詳しく解説いたします。

院長:下園

私が回答させていただきます

介護職の夜勤が引き起こす体調不良の原因

介護職の夜勤は身体に大きな負担をかけます。夜間に働くことは、体内時計と相反する活動であり、睡眠パターンの乱れを引き起こします。これにより不眠症や日中の眠気、心疾患やうつ病といった健康問題が発生することがあります。

特に2交代制や3交代制の変則勤務により、メラトニンの分泌にずれが生じ、身体は疲れていてもぐっすりと眠れなくなってしまいます。また、夜勤には心筋梗塞のリスクが23%上昇するという研究結果もあり、高血圧や肥満症のリスクも高まります。

手先の痺れの原因について

手のしびれの主な原因は神経障害や特定の病気に関連しています。介護職の方に多く見られるのが手根管症候群です。これは手首の骨と骨をつなぐ靭帯で作られた空間で正中神経が圧迫される症状です。

手根管症候群の特徴として、親指・人差し指・中指・環指の半分にしびれや痛み、つまみ動作力の低下があります。特に夜間や朝に症状が悪化することが多く、手首の過度な使用が原因となることがあります。

介護業務での利用者様の移乗介助や体位変換により、手首に繰り返し負荷がかかることが発症要因となっている可能性があります。

全身の力が入らない症状の背景

全身に力が入らない症状は、夜勤による睡眠障害と深く関連しています。睡眠の質が低下すると筋力も低下し、日中の身体機能に大きな影響を与えます。また、栄養の摂取タイミングの乱れや血糖値の変動も、全身の倦怠感の原因となります。

腰痛の原因と影響

介護職の腰痛は職業病とも言われています。利用者様の移乗介助や前かがみでの作業が多いため、腰椎に過度な負担がかかります。運動不足による腰周りの筋肉の衰えと柔軟性の低下も重要な要因です。

腰痛により背骨をまっすぐに支える力が低下すると、さらに腰椎への負担が増加します。筋肉が凝り固まった状態が続くことで血流が滞り、発痛物質が放出されて痛みが増強する悪循環に陥ります。

自宅でできる痛みを和らげる方法

今すぐにでも出来る簡単な方法です。

腰痛の緩和方法

体を温めることが効果的です。ホットパックやカイロを腰や背中に当てて温めると、筋肉の凝りがほぐれ、血行が良くなります。湯船にぬるめのお湯で15分程度浸かることも筋肉の緊張をゆるめる効果があります。

腸腰筋のストレッチも重要です。イスに浅く腰かけて片膝立ちになり、もう一方の膝を後ろに伸ばします。後ろ足の股関節を前方に押し出すようにして、10秒間保つストレッチを左右1~3回行います。

手の痺れへの対処

手根管症候群が疑われる場合は、手首の安静が重要です。サポーターを装着して手首の過度な使用を避けることで症状の悪化を防げます。ビタミン剤による薬物治療も初期段階では効果的とされています。

睡眠時に手首を曲げた状態で寝ると症状が悪化するため、手首をまっすぐに保つ工夫も大切です。

ただし、症状が続く場合や悪化する場合は、専門医による診断と治療が必要です。

整体院での施術効果

整体院での施術は慢性的な腰痛の改善に効果が期待できます。整体では体全体の骨格を形作る背骨や骨盤のズレを矯正することで体を整え、自然治癒力を高めて症状の改善を目指します。

当院での治療

当院は、丁寧なカウンセリングと4種類の検査結果を基に全身の歪みを整え、滞っていた血液、自律神経の乱れを正常に戻し自然治癒力を高める施術をします

問診では夜勤の頻度や睡眠パターン、痛みの状態などを詳しくお聞きします。その後、姿勢分析や筋肉の緊張度チェック、関節の可動域検査などを行い、体の状態を総合的に評価します。

この検査結果をもとに、患者さん一人ひとりに最適な施術プランを作成します。マニュアル的な施術ではなく、個々の症状や体質に合わせたオーダーメイドの治療を提供しています。

骨盤や背骨の歪みを整えることで、体全体のバランスを改善し、夜勤による体の不調の根本原因を取り除いていきます。

今後の対策について

夜勤による体調不良については、生活リズムの調整と栄養管理、適度な運動習慣の確立が欠かせません。整体院での定期的なメンテナンスと合わせて、総合的なアプローチを行うことで症状の改善が期待できます。

まとめ

介護職2年目で夜勤による体調不良に悩まれている状況は、多くの介護職員が経験する問題です。手先の痺れは手根管症候群の可能性があり、腰痛は職業性の慢性症状として考えられます。

自宅でできる対処法として温熱療法やストレッチを継続し、整体院での専門的な施術も症状改善に有効です。ただし、症状が重篤な場合は医療機関での診察を優先してください。

健康な状態で介護業務を続けるため、早期の対策と継続的なケアを心がけることが大切です。

夜勤による腰痛、手のしびれ、睡眠障害に関連するページのご案内

腰痛に対する施術方針はこちらのページが参考になります。

手根管症候群に対する施術方針はこちらのページが参考になります。

手のしびれに対する施術方針はこちらのページが参考になります。

睡眠障害に対する施術方針はこちらのページが参考になります。

当院であなたのお悩みに対応可能どうかを5秒で調べることができる症状検索ページもご活用ください。


院長:下園

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