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妊娠中期から頭痛と腰痛が酷くなり、家事や仕事に集中できない

本日の予約状況

現在妊娠中期で、頭痛と腰痛にお困りの方からメールでお問い合わせをいただきました。

ご本人にはすでに返信させていただきましたが、同じようなお悩みをお持ちの方も多いので、解説を加えたうえで共有いたします。

目次

妊娠中期の頭痛と腰痛は、どのような原因が考えられるか

妊娠中期の頭痛と腰痛についての質問

こんにちは。現在妊娠中期で、頭痛と腰痛に悩んでおり、ご相談させていただきたくメールいたしました。

妊娠してから頭痛がひどく、特に午後になると痛みが強くなり、家事や仕事に集中することが難しくなっています。また腰痛も日に日に悪化しており、朝起きる時や階段の上り下りがつらく、夜も痛みで寝返りが打てずに睡眠不足が続いています。

長時間同じ姿勢でいることもできないため、デスクワーク中も頻繁に休憩を取る必要があり、日常生活に支障をきたしている状態です。

妊娠中のこれらの症状にはどのような原因が考えられるでしょうか。

また、自宅でできる痛みの軽減方法があれば教えていただきたいです。整体院での施術は妊娠中でも安全に受けられるものなのか、効果は期待できるのかも気になっています。

お忙しい中恐縮ですが、アドバイスをいただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。

当院からの返信内容

今回は特に妊娠中期の方から多くご相談いただく「妊娠中の頭痛と腰痛」について、詳しくお話しさせていただきます。

院長:下園

私が回答させていただきます

妊娠中期に頭痛が起こる主な原因

ホルモンバランスの大きな変化

妊娠するとプロゲステロンという黄体ホルモンが急激に増加します。このホルモンは妊娠を維持する大切な働きをしてくれる一方で、自律神経に影響を与えることがあります。

自律神経は血管の収縮や拡張をコントロールしているため、そのバランスが乱れると血流が不安定になり、結果として頭痛が起こりやすくなってしまいます。

血液量の増加による血圧変動

妊娠中は胎児に十分な酸素と栄養を供給するため、体内の血液量が通常より30~50%も増加します。この血液量の増加は心臓や血管に負荷をかけ、血圧の変動を起こしやすくします。急な体勢の変化でも血圧が上下しやすく、これが頭痛を誘発する要因となります。

その他の要因

妊娠中は代謝が活発になりエネルギー消費が増えるため、食事の間隔が空きすぎると血糖値が急激に低下し、低血糖状態が頭痛の原因となることもあります。

また、むくみによって顔や頭部の圧力が高まることや、運動不足による血行不良、ストレスや疲労の蓄積なども頭痛を引き起こす要因として考えられます。

妊娠中期に腰痛が起こる主な原因

体の重心変化による反り腰

赤ちゃんの成長とともにお腹が前に突き出し、自然と腰をそらせた姿勢になりがちです。この反り腰の状態は腰に大きな負担をかけ、結果として腰痛が出現します。妊娠していない人でも反り腰は腰に負担をかけるため、お腹の重い妊婦さんであればなおさら負担が大きくなります。

ホルモンによる関節や靭帯の緩み

妊娠中は出産に向けて、骨盤周囲の靭帯を緩めるリラキシンというホルモンが分泌されます。プロゲステロンやエストロゲンと合わせて、これらのホルモンは骨と筋肉を結びつけている靭帯や筋膜をゆるませてしまいます。その結果、骨盤が不安定になり腰への負担が増加してしまいます。

運動不足による筋力低下

妊娠中はどうしても運動量が減ってしまい、筋力が落ちることで腰を支える筋力も低下し、痛みが出やすくなります。

不安定な体を支えるためによけいに力を入れたり筋肉が緊張したりすると、さらに痛みも出てきてしまいます。

自宅でできる頭痛・腰痛対策

今すぐにでも出来る簡単な方法です。

生活リズムの改善

頭痛対策としては、まず規則正しい生活リズムを心がけることが大切です。定期的に軽食を摂ることで血糖値を安定させ、頭痛の予防につながります。また、適度に体を動かしたり足を高くして休むことで、むくみの予防にも効果的です。

正しい姿勢の維持

正しい姿勢を保つことで、腰にかかる負担を軽減することができます。特に立っている時や座っている時には、背筋を伸ばし、重心を均等に保つよう心がけましょう。長時間同じ姿勢を続けることは避け、適度に休憩を取ることも重要です。

妊娠中でもできるエクササイズ

キャットカウポーズは四つん這いの姿勢から、背中を丸めたり反らせたりするエクササイズで、ゆっくりとした動作で呼吸に合わせて行います。

ペルビックチルトは仰向けに寝て膝を立て、息に合わせて骨盤をゆっくりと動かします。これらのエクササイズは比較的楽に行うことができ、腰痛の緩和に効果的です。

妊娠帯の適切な使用

妊娠帯はお腹を支え、腰への負担を軽減するのに役立ちます。自分に合ったサイズで腰をしっかりと支えてくれるものを選び、立っている時や歩いている時に着用しましょう。寝る時や休んでいる時には外すことが大切です。

ただし、症状が続く場合や悪化する場合は、専門医による診断と治療が必要です。

整体院での施術の効果と安全性

近年では妊婦さんに特化したマタニティ整体が広く行われており、多くの効果が期待できます。体の緊張緩和にも効果が期待でき、つわりや腰痛、むくみなどのマイナートラブルの予防・改善につながります。

母体の体の歪みや内臓・血流の基礎状態が正常になることで、胎児の健康状態を良好に保つ効果も期待できるとされています。

当院での治療

当院は、丁寧なカウンセリングと4種類の検査結果を基に全身の歪みを整え、滞っていた血液、神経の流れを正常に戻し薬を使わない安全な方法で、自然治癒力を高める施術をします

妊娠中の体に負担をかけないため横向きで施術を行い、体や骨盤の歪みを整えることで、肩こりや頭痛、足の痺れ、股関節痛、恥骨痛などの改善が期待できます。また、体の柔軟性が高まることで出産時の母体への負担軽減効果も期待されています。

安全性について

妊娠中の整体は適切な知識と技術を持った施術者による安全な施術であれば、多くのメリットが期待できます。ただし、妊娠初期や切迫流産の危険がある場合など、施術を受けられない時期や状況もあるため、必ず医師に相談してから受けることが重要です。

まとめ

妊娠中期の頭痛と腰痛は、ホルモンバランスの変化や体の構造的変化によって起こる自然な症状です。自宅でできる対策として、正しい姿勢の維持、適度なエクササイズ、妊娠帯の使用などがあります。

また、適切なマタニティ整体は痛みの軽減だけでなく、出産に向けた体づくりにも効果的です。ただし、どの対策を行う際も無理をせず、必要に応じて医師や専門家に相談しながら進めることが大切です。

妊娠中の不調は一人で抱え込まず、適切なサポートを受けながら快適なマタニティライフを送りましょう。

妊娠中の頭痛と腰痛に関連するページのご案内

頭痛に対する施術方針はこちらのページが参考になります。

妊娠中の肩こり・腰痛に対する施術方針はこちらのページが参考になります。

産後の骨盤矯正に対する施術方針はこちらのページが参考になります。

不眠症に対する施術方針はこちらのページが参考になります。

当院であなたのお悩みに対応可能どうかを5秒で調べることができる症状検索ページもご活用ください。


院長:下園

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