
院長:下園お気軽にご相談ください!

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最近、朝起きたときに肩がこわばっている感じはありませんか。デスクワークが中心で、ふと気づけば一日中同じ姿勢で過ごしていることが多い方も少なくないと思います。実は五十肩と日常的に体を動かす機会が少ないことには、深い関係があるのです。




開院以来、デスクワーク中心の生活で肩に違和感を抱えている方を多く診てきました


五十肩は正式には「肩関節周囲炎」と呼ばれ、肩関節を包む袋に炎症が起こる症状です。日常的に体を動かす機会が少ないと、肩周辺の筋肉が硬くなり、血流も悪くなってしまいます。特にデスクワークで長時間同じ姿勢を続けていると、肩甲骨周りの筋肉が凝り固まり、関節の動きが悪くなります。
筋肉が衰えると肩関節を支える力が弱まり、関節に負担がかかるようになります。すると関節包や腱板といった組織に微細な損傷が蓄積され、やがて炎症を引き起こすのです。この炎症こそが五十肩の痛みの正体です。
さらに体を動かさないことで、肩関節の柔軟性が低下します。関節が硬くなると可動域が狭まり、日常動作でも肩に無理な負荷がかかるようになります。こうした悪循環が続くことで、ある日突然、服を着るときや髪を洗うときに激しい痛みを感じるようになるのです。


当院に来院される五十肩の患者さまの多くは、事務職やシステムエンジニアなど、一日の大半をパソコンの前で過ごす方です。長時間のPC作業では、肩が前に入り込む姿勢、いわゆる巻き肩になりやすく、この姿勢が肩関節に大きな負担をかけています。
猫背の姿勢では肩甲骨が外側に開き、肩周辺の筋肉が常に引っ張られた状態になります。この状態が長く続くと、筋肉は疲労して硬くなり、血行不良を起こします。血流が悪くなると酸素や栄養が十分に届かず、関節周辺の組織が炎症を起こしやすくなるのです。
またリモートワークが増えたことで、通勤時の歩行や階段の昇降といった日常的な体の動きが減少しています。こうしたわずかな運動機会の減少も、積み重なると肩関節の健康に大きく影響します。実際にコロナ禍以降、明らかに肩の痛みを訴える方が増えたと感じています。


五十肩は単に体を動かさないことだけが原因ではありません。糖尿病の方は健常者と比べて4倍から10倍も発症リスクが高いという報告があります。血糖値が高い状態が続くと、関節周辺の組織に糖が沈着して硬くなり、炎症を起こしやすくなるのです。
脂質異常症も要注意です。血中の脂質バランスが崩れると血管の状態が悪くなり、肩周辺への血流が低下します。これにより組織の修復力が落ち、小さな損傷でも炎症に発展しやすくなります。健康診断で指摘を受けている方は、特に注意が必要です。
50代の女性に五十肩が多い理由の一つに、閉経によるホルモンバランスの変化があります。女性ホルモンには抗炎症作用があり、これが減少することで関節周辺の炎症が起こりやすくなります。更年期の症状として肩の痛みを感じる方も少なくありません。


予防の第一歩は、意識的に肩を動かす習慣をつけることです。デスクワーク中も1時間に一度は立ち上がり、肩をゆっくり回してみてください。前後に10回ずつ、大きく円を描くように回すだけで、肩甲骨周りの血流が改善されます。
両手を肩に置いて肘で円を描くように動かす運動も効果的です。肩甲骨を寄せたり離したりする動きを繰り返すことで、凝り固まった筋肉がほぐれていきます。無理のない範囲で、気持ちいいと感じる程度の動きを心がけてください。
通勤時には一駅分歩く、エレベーターではなく階段を使うなど、日常の中で体を動かす機会を意識的に増やすことが大切です。週末には散歩やウォーキングを取り入れるのもおすすめです。全身を動かすことで、肩だけでなく全身の血流が改善されます。
入浴時には湯船にしっかり浸かって、肩まで温めるようにしましょう。温熱効果で血行が促進され、筋肉の緊張がほぐれます。お風呂の中で軽く肩を動かすと、より効果的です。
PC作業時の姿勢も見直してみましょう。画面の高さは目線より少し下、キーボードは肘が90度に曲がる位置が理想的です。背もたれにしっかり背中をつけ、顎を引いた姿勢を保つことで、肩への負担が軽減されます。
座りっぱなしを避けるため、タイマーをセットして定期的に立ち上がる習慣をつけるのも有効です。立っている間に簡単なストレッチをすれば、筋肉の緊張をリセットできます。


もし今、肩に違和感や軽い痛みを感じているなら、それは体からの警告サインです。「まだ我慢できるから」と放置すると、症状は徐々に進行していきます。五十肩は急に発症するのではなく、長い時間をかけて少しずつ悪化していくのが特徴です。
初期段階であれば、適切なケアで症状の進行を防ぐことができます。夜間に痛みで目が覚める、服の脱ぎ着がしづらいといった症状が出る前に、早めの対処を始めることが重要です。


五十肩は複数の原因が複雑に絡み合って起こる症状です。だからこそ当院では、まず丁寧なカウンセリングと4種類の検査を通じて、あなたの五十肩の根本原因を特定することから始めます。
姿勢分析ソフトで体の歪みを数値化し、筋力検査や整形外科的テストで関節や筋肉の状態を詳しく調べます。検査結果をもとに、あなたに最適な施術計画を立て、全身の歪みを整えながら自然治癒力を高めていきます。
施術後は再発を防ぐための生活習慣のアドバイスもお伝えし、痛みのない快適な毎日を取り戻せるようサポートいたします。


五十肩は年齢を重ねれば誰でもなるものではありません。日常的に肩を動かし、正しい姿勢を保ち、基礎疾患があれば適切に管理することで、十分に予防できる症状なのです。
体を動かす機会が少ない生活を続けてきた方でも、今日から意識を変えることで未来は変わります。小さな習慣の積み重ねが、5年後、10年後のあなたの肩を守ってくれるはずです。
もし今、肩に不安を感じているなら、一人で悩まずに私たちにご相談ください。長年の臨床経験をもとに、あなたの肩の状態を正確に把握し、最適な改善方法をご提案いたします。痛みに振り回される毎日から抜け出し、やりたいことを思い切り楽しめる体を一緒に取り戻していきましょう。


遠方にお住まいの方に向けた案内のぺーじを作りました。当院まで来られない場合はこちらをご覧ください。少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。

