
院長:下園お気軽にご相談ください!

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こんにちは、北千住西口整体院の下園です。「お酒を飲んだら翌朝また肩が激しく痛くなった」そんな経験が繰り返されていませんか。
晩酌がやめられないけれど、五十肩が悪化しているのかもしれないと気になっている方はとても多いです。飲んでいいのか、控えるべきなのか、今日はその疑問に正直にお答えします。




「先生、お酒は飲んでいいですか?」というご質問は、50代の患者さんからとてもよく受けます。答えは今の状態や時期によって変わるのですが、理由をきちんと知ることがまず大切です。
今日はその仕組みをわかりやすくお伝えしますね


「気のせいかな」と思っていた方も多いと思いますが、これは決して気のせいではありません。飲酒が肩の痛みを増幅させる仕組みには、ちゃんとした医学的な理由があります。今日はそのメカニズムを順番に説明させてください。
アルコールが体内で分解されると、アセトアルデヒドという物質が生じます。このアセトアルデヒドは体にとって毒素として働き、すでに炎症が起きている肩関節周囲の組織をさらに刺激してしまうのです。
五十肩は肩関節を包む袋(関節包)に炎症が生じている状態です。そこへアセトアルデヒドの刺激が加わると、痛みがより強くなってしまうのは自然なことなのです。
お酒には強い利尿作用があります。飲んだ翌日は体全体が軽い脱水状態になり、筋肉の柔軟性が低下して関節周囲の組織が硬くなりやすくなります。
さらに、アルコールによって血管が拡張した後に反動で収縮するため、肩周辺の血流が悪化します。血行不良は組織の修復を遅らせ、五十肩の回復期間を長引かせる大きな要因になり得るのです。
お酒を飲むと寝つきがよくなる感覚がありますよね。しかし実際には、アルコールは睡眠後半の深い眠りの質を著しく低下させます。
深い眠りが妨げられると、夜間に肩の痛みで目が覚める回数が増えてしまいます。「夜寝るのが怖い」という方は少なくないのですが、そこにお酒の影響が重なると、睡眠不足がさらに深刻になります。


五十肩には「急性期・拘縮期・回復期」という3つのステージがあります。どのステージにいるかによって、飲酒が与える影響の大きさがまったく変わってきます。ご自身が今どの時期にいるかを確認しながら、読んでみてください。
安静にしていても肩が痛い、夜中に痛みで目が覚めるという状態であれば、急性期に当てはまります。肩関節に強い炎症が活発に起きている時期です。
この急性期こそ、飲酒が症状を最も悪化させやすいタイミングです。炎症が活発な状態にアセトアルデヒドの刺激が加わると、痛みが一気に強まる可能性があります。この時期だけは、きっぱり控えることを強くおすすめしています。
痛みが少し落ち着いてきたかわりに、肩が上がりにくい・回しにくいという状態になる拘縮期。「ちょっとよくなってきたかも」と感じてお酒を再開したくなるタイミングでもあります。
少量であれば日常生活に大きな支障がないケースもありますが、飲みすぎると組織の修復を妨げます。この時期も量と頻度には引き続き気を配ることが大切です。
痛みも動きの制限も改善しつつある回復期は、お酒とのつきあい方を少しずつ戻していける段階です。ただし「もう完全に治った」という判断は、自己判断ではなく専門家に確認してからにしましょう。


拘縮期以降であれば、適量であれば許容できるケースは多いというのが正直なところです。ただし、ここでいう「適量」は多くの方が思っているよりもかなり少ない量です。一般的に言われている純アルコール量での目安と、日常生活でのつきあい方についてお伝えします。
純アルコール量で1日20グラム程度が一般的な目安とされています。具体的には、ビールなら中瓶1本程度、日本酒なら1合ほど、ワインならグラス2杯程度です。これを超えてくると体への負担が明らかに増します。
また、毎日飲み続けると肝臓が休まらず、アルコール分解の副産物が体内に蓄積されやすくなります。週に2回程度の休肝日を設けるだけでも、体の回復力には大きな差が出てくることを覚えておいてください。


「お酒だけ気をつければいいか」と思いがちですが、日常生活の中で五十肩の回復を妨げているものは他にもあります。気づかずに続けている習慣が、回復をひそかに遅らせている可能性があるので、一緒に確認してみましょう。
タバコに含まれるニコチンは毛細血管を収縮させ、組織への酸素や栄養の供給を大きく妨げます。五十肩の回復には組織の修復が欠かせませんが、その修復には十分な血流が必要です。お酒と並んで、タバコも五十肩の回復にとって大きな妨げになります。
肩を冷やすと筋肉が硬直し、関節の柔軟性が失われます。冬場やエアコンの効いた室内ではカーディガンやストールで肩を守る習慣をつけると効果的です。また、長時間のデスクワークで同じ姿勢を続けると血流が滞ります。1時間に1回、肩をゆっくりと動かすだけでも大きな違いが出てきます。
「痛いから動かさない方がいい」と思ってずっと固定していると、拘縮がさらに進んでしまいます。痛みのない範囲でゆっくりと動かすことは、拘縮期以降の回復に欠かせません。どこまで動かしていいかは、専門家に相談しながら進めていきましょう。


「五十肩は放っておけばそのうち治る」という話を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。確かに自然に回復する傾向はありますが、そのために数年かかるケースも決して珍しくありません。放置することのリスクをぜひ知っておいてほしいと思います。
一般的な回復期間は半年から1年と言われています。しかし、糖尿病などの基礎疾患があったり、飲酒や喫煙などの習慣が続いていたりすると、2〜3年かかることもあります。その間も夜間痛による睡眠不足は続き、仕事や家事への集中力にも影響を与え続けます。
「ただ待つだけ」ではなく、なぜ五十肩になったのかという原因を把握して対処することが、最短で回復するための近道です。早めに動けば動くほど、改善までの時間も短くなります。


ここまで読んでくださったあなたへ、改めて正直にお伝えしたいことがあります。「お酒は飲んでいいのか」という問いへの答えは、今あなたがどのステージにいて、どんな状態かによって変わります。だからこそ、ひとりで悩んで答えを出そうとしないでほしいのです。
当院では、五十肩の方が来院された際、まず4種類の検査でお身体の状態を詳しく確認するところから始めます。肩だけを見るのではなく、全身のバランス・姿勢・筋肉の状態を総合的に把握したうえで、今どのステージにいるかを確認し、生活習慣へのアドバイスもあわせてお伝えしています。
「飲んでいるから来るのが恥ずかしい」なんて、思わないでください。正直に話していただいた方が、より的確なアドバイスができます。肩の痛みで悩んでいることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。ひとりで抱え込まず、いつでも声をかけてくださいね。


遠方にお住まいの方に向けた案内のぺーじを作りました。当院まで来られない場合はこちらをご覧ください。少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。

