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顎関節症で冷やすべき?温めるべき?判断基準を解説

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朝起きたら顎に痛みを感じて、すぐにでも何とかしたいと思い、痛い部分を冷やせばいいのか、それとも温めた方がいいのか、どちらが正しいのか迷ってしまいますよね。間違った対処法をして症状が悪化したらどうしようという不安もあると思います。

顎関節症で痛みが出ている時、実は冷やすべきか温めるべきかは症状の状態によって変わってくるんです。今回は顎に痛みがある時の対処法について、詳しくお伝えしていきますね。

院長:下園

顎の痛みで悩んでいる方は本当に多く、特に急に痛みが強くなった時の対処法は知っておくと安心です

目次

顎に痛みがある時、冷やすべきか温めるべきか

顎に痛みを感じた時、まず考えるのが冷やすべきか温めるべきかという判断です。結論から言うと急性期の炎症がある痛みには冷やす対処が適切で、慢性的な筋肉の緊張による痛みには温める対処が有効となります。

この使い分けを間違えると症状が悪化する可能性もあるため、正しい知識を持っておくことが大切です。

急性期の痛みとは、突然強い痛みが出た場合や、患部に熱感がある場合、腫れている場合などが当てはまります。このような時は炎症反応が起きているため、冷やすことで血管を収縮させ炎症を抑える効果が期待できます。

一方で慢性期の痛みは、長期間続いている鈍い痛みや、筋肉がこわばって重だるい感じがする場合で、温めることで血行を促進し筋肉の緊張を和らげることができます。

冷やすべき症状の見分け方

顎を冷やすべき症状には明確な特徴があります。ズキズキと脈打つような痛みがある、顎の周りが熱を持っている感じがする、急に痛みが強くなった、口を開けると激痛が走る、といった症状が見られる場合は炎症が起きている可能性が高いです。このような急性期の症状では、冷やすことで痛みを和らげることができます。

また外傷によって顎を痛めた場合も、すぐに冷やす対処が必要です。転倒して顎をぶつけた、スポーツ中に顔面を打撲したなど、明確な原因がある痛みの場合は迷わず冷やすようにしてください。冷やすことで内出血を最小限に抑え、腫れの広がりを防ぐことができます。

具体的な冷やし方と注意点

顎を冷やす時は、保冷剤や氷をタオルで包んで患部に当てるのが基本です。直接氷を肌に当てると凍傷のリスクがあるため、必ずタオルやガーゼで包んでから使用してください。冷やす時間は10分から20分程度を目安にして、その後は30分ほど休憩を挟んでから再度冷やすというサイクルを繰り返します。

冷やしすぎると逆に血行不良を招いて回復が遅れることもあるので、長時間連続して冷やし続けるのは避けましょう。また冷やしている最中に痛みが増したり、しびれを感じたりした場合は、すぐに中止して様子を見てください。急性期の炎症であれば、冷やすことで数日以内に痛みが軽減していくはずです。

温めるべき症状との違い

急性期を過ぎて慢性期に入った顎関節症の痛みには、冷やすのではなく温める対処が効果的です。慢性期の特徴は、鈍い痛みが続いている、朝起きた時に顎がこわばっている、長時間話すと顎が疲れやすい、といった症状です。このような場合は筋肉の緊張や血行不良が原因となっているため、温めることで症状を和らげることができます。

温める方法としては、蒸しタオルを顎に当てる、入浴時に湯船にゆっくり浸かる、市販の温熱シートを使用するなどがあります。温めることで血流が改善され、筋肉に溜まった老廃物が流れやすくなり、痛みやこわばりが軽減されていきます。ただし炎症がある急性期に温めてしまうと症状が悪化するため、必ず症状の状態を見極めてから行ってください。

冷やしても改善しない時の対処法

適切に冷やしているにもかかわらず、2日から3日経っても痛みが改善しない場合は、別の原因が隠れている可能性があります。単なる急性炎症ではなく、顎関節の構造的な問題や、全身のバランスの崩れが根本原因となっているケースも少なくありません。

当院に来院される顎関節症の患者さんを検査すると、実は首や肩の緊張、猫背などの姿勢の問題、ストレスによる食いしばりなど、複数の原因が複雑に絡み合っていることがほとんどです。このような場合、表面的な痛みに対処するだけでは根本的な改善には至りません。丁寧な検査を通じて隠れた原因を見つけ出し、全身のバランスを整えていく必要があります。

セルフケアで気をつけるポイント

冷やす対処と併せて、日常生活でも気をつけておきたいポイントがあります。まず硬い食べ物を避けて、顎に負担をかけない食事を心がけることです。ガムを噛む習慣がある方は一時的に控えた方がいいでしょう。また大きく口を開けるあくびにも注意が必要で、できるだけ口を大きく開けすぎないように意識してください。

頬杖をつく癖がある方は、その習慣が顎関節に大きな負担をかけている可能性があります。デスクワーク中や考え事をしている時など、無意識に頬杖をついていないか意識してみてください。うつぶせ寝も顎に負担がかかるため、仰向けや横向きで寝る習慣をつけることをおすすめします。

顎関節症の根本的な改善には検査が必要

冷やす対処はあくまで応急処置であり、顎関節症を根本から改善するためには原因を特定することが何より重要です。当院では姿勢分析ソフトをはじめ、筋力検査や整形外科的テストなど4種類の検査を行い、あなたの顎関節症がどこから来ているのかを明らかにしていきます。

検査を通じて原因が特定できれば、冷やすべきか温めるべきか、どのようなセルフケアが効果的か、どれくらいの期間で改善が見込めるかなど、具体的な道筋が見えてきます。原因が分からないまま対処を続けていても、症状を繰り返すだけで根本的な解決にはならないんです。

当院の顎関節症に対するアプローチ

当院では顎だけを診るのではなく、全身のバランスを整えることで顎関節症を改善していきます。首や肩の筋肉の緊張、骨格の歪み、自律神経の乱れなど、顎の痛みに関連する要素を総合的に診て、自然治癒力を高める施術を行います。マウスピース治療で効果が出なかった方や、薬に頼らず改善したい方にも対応しています。

施術歴10年以上の経験豊富な施術者が、カウンセリングから検査、施術まで専属で担当しますので安心してください。一人ひとりの症状や原因は異なるため、あなたに合わせた施術計画を立てて、最短での改善を目指していきます。

まとめ

顎に痛みがある時、冷やすべきか温めるべきかは症状の状態によって変わります。急性期の炎症には冷やす対処が有効ですが、慢性期の筋肉の緊張には温める対処が適しています。正しい判断基準を知っておくことで、適切なセルフケアができるようになります。

ただし冷やしても改善しない痛みや、繰り返す顎の不調には、根本的な原因が隠れている可能性が高いです。顎関節症は放置すると日常生活に大きな支障をきたすこともあるため、早めの対処が大切です。一人で悩まずに、いつでも私たちにご相談ください。丁寧な検査であなたの顎関節症の原因を特定し、根本からの改善をサポートさせていただきます。

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院長:下園

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