
院長:下園お気軽にご相談ください!

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耳の奥が痛くて耳鼻科を受診したものの「異常ありません」と言われた経験はありませんか?実はその耳の痛み、顎関節症が原因かもしれません。当院にも、耳の痛みと顎の不調を同時に訴えて来院される方がとても多いんです。


耳鼻科で異常が見つからないと「気のせいなのかな」と不安になりますよね。でも、顎関節と耳は解剖学的にとても近い位置にあり、顎の問題が耳の症状として現れることは決して珍しくありません。


耳の症状で悩んでいる方の多くが、実は顎関節に原因があるケースを数多く診てきました
顎関節症による耳の痛みには、明確な医学的根拠があります。顎関節は耳のすぐ前にあり、両者は非常に近い距離で隣り合っているんですね。そのため、顎関節周辺の筋肉が緊張したり、関節自体に炎症が起こったりすると、その痛みが耳の周辺にも広がっていくのです。
特に咀嚼筋と呼ばれる顎を動かす筋肉群が過度に緊張すると、耳の周辺にまで痛みが放散します。また、顎関節と耳は同じ三叉神経という神経の支配を受けているため、顎の異常が神経を通じて耳の痛みとして感じられることがあります。これを「関連痛」と呼びます。
口を開け閉めする時に耳の奥がズキズキと痛む、食事中に耳の周辺が痛むといった症状があれば、顎関節症による耳の痛みの可能性が高いと言えます。
顎関節症が原因で起こる耳の症状は、痛みだけではありません。当院に来院される方からよく聞く症状をご紹介しますね。
これらの症状は、顎を動かした時や食いしばった時に悪化することが多く、朝起きた時に強く感じる方も少なくありません。夜間の歯ぎしりや食いしばりによって、睡眠中に顎の筋肉が過度に緊張し、朝方に耳の症状が強く出るケースがとても多いんです。
耳鼻科では鼓膜や中耳、内耳といった耳の器官そのものを検査します。しかし顎関節症による耳の症状は、耳の器官自体には異常がないため「異常なし」という診断になってしまうんですね。問題は顎関節や周辺の筋肉にあるため、耳鼻科の検査では原因が特定できないのです。
だからこそ、耳鼻科で異常がないのに耳の痛みや違和感が続く場合は、顎関節の状態を詳しく検査する必要があります。
なぜ顎関節症になると耳が痛くなるのか、その原因について詳しく見ていきましょう。


デスクワークやスマートフォンの操作など、集中している時に無意識に歯を食いしばっていませんか?また、ストレスを感じている時や寝ている間の歯ぎしりも、顎関節に大きな負担をかけています。こうした習慣が続くと、顎関節周辺の筋肉が常に緊張状態となり、耳の周辺にまで痛みが広がっていくのです。
猫背やストレートネックといった悪い姿勢は、実は顎関節にも大きく影響します。頭が前に出る姿勢が続くと、顎を支える筋肉のバランスが崩れ、顎関節に負担がかかりやすくなります。特にデスクワークで長時間同じ姿勢を続けていると、首や肩の筋肉が硬くなり、それが顎の筋肉の緊張にもつながっていくんですね。
いつも同じ側の歯で噛む癖がある方は要注意です。片側だけに負担が集中すると、左右の顎関節のバランスが崩れ、負担がかかっている側の耳に痛みが出やすくなります。虫歯や歯の治療が原因で片側咀嚼になっている場合もありますので、まずは歯科での確認も大切です。
精神的なストレスが続くと、自律神経が乱れて身体全体が緊張状態になります。その結果、無意識のうちに顎に力が入り、食いしばりが習慣化してしまうことがあります。ストレスと顎関節症、そして耳の症状は、密接に関係しているんです。
では、顎関節症が原因で耳が痛む場合、どのように対処すればよいのでしょうか。


まずは顎に負担をかけないことが大切です。硬い食べ物や大きく口を開ける必要がある食事は避け、できるだけ柔らかいものを小さくして食べるようにしましょう。また、大きなあくびをする時も顎を支えるように手を添えると、顎関節への負担を軽減できます。
顎の周辺や首、肩を温めることで血行が良くなり、筋肉の緊張が和らぎます。蒸しタオルを顎の付け根や耳の前に当てて温めると、痛みが楽になることが多いです。入浴時にゆっくり湯船に浸かることも効果的ですね。
日中、気づいた時に上下の歯が接触していないか確認してみてください。通常、安静にしている時は上下の歯の間に2〜3ミリの隙間があるのが正常な状態です。もし接触していたら、意識的に力を抜いて顎を楽にしましょう。スマートフォンやパソコンの画面に「顎の力を抜く」と付箋を貼っておくのも有効です。
セルフケアだけでは改善しない場合や、すでに痛みが強い場合は、専門的な検査を受けることをお勧めします。当院では、姿勢分析や筋力検査を通じて顎関節症の根本原因を特定し、一人ひとりに合わせた施術を行っています。
歯科でマウスピースを作ったけれど効果がなかったという方も多いのではないでしょうか。マウスピースは歯や顎への負担を軽減する装置ですが、根本的な原因である筋肉の緊張や姿勢の歪みを解決するものではありません。
また、長期間使用することで顎の位置がずれてしまったり、合わないマウスピースを使い続けることでかえって症状が悪化するケースもあります。マウスピースで改善が見られない場合は、別のアプローチが必要かもしれません。
当院では、まず丁寧なカウンセリングと4種類の検査を通じて、あなたの顎関節症の原因を明らかにします。検査で原因が特定できなければ、一時的に良くなっても繰り返すことになり、根本からの改善にはならないからです。
検査結果をもとに、顎関節だけでなく首や肩、背骨を含めた全身のバランスを整える独自の施術を行います。筋肉と関節の両面からアプローチすることで、血液や神経の流れを正常に戻し、自然治癒力を高めていきます。
そして痛みがなくなった後も再発しないよう、生活習慣の改善や今後のアドバイスもお伝えし、健康な状態を維持できるようサポートしています。実際に当院の施術を受けられた方からは「耳の痛みが気にならなくなった」「朝起きた時の顎の違和感がなくなった」といった喜びの声を多数いただいています。


耳の痛みと顎の不調を同時に抱えていると、どこに相談すればいいのか分からず不安になりますよね。耳鼻科で異常がないと言われても、痛みは確かにあるのですから、その辛さは本物です。
顎関節症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。当院には施術歴10年以上の経験豊富な施術者が専属で、あなたの症状と真摯に向き合います。一人で悩まれずに、どうぞお気軽にご相談ください。あなたが安心して毎日を過ごせるよう、全力でサポートさせていただきます。


遠方にお住まいの方に向けた案内のぺーじを作りました。当院まで来られない場合はこちらをご覧ください。少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。

