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慢性疲労症候群・疲れやすさの原因と対処方法

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たくさん寝ても疲れがとれない、常にだるく、やる気が起こらず寝てばかり。そんな状態でお困りでありませんか?

目次

慢性疲労症候群とはどんな症状?

  • たいして運動をしたわけではないのにすごく疲れてしまう
  • 眠って起きても疲れが取れない
  • 休みの日にも朝からだるく、活動する気になれない
  • 顔色が悪いとよく言われる
  • 座っていて立ち上がるときにたびたび立ちくらみがする

病院に行ってみたけれども

・検査では異常がない
・栄養と休息をとるようにいわれた
・自律神経の異常だといわれた
・点滴を打ってその場は少しラクになったが、また戻ってしまう

なぜそうなるのか?

さまざまな要因が考えられますが、多いケースではデスクワーク等で長時間同じ姿勢が続き、身体が強張り体の歪みができることで筋肉が固まってしまう。そして固まった筋肉が血管や神経を圧迫することにより血行不良や神経伝達が上手くいかない状態となります。

その結果、酸素や栄養が全身に行きわたらないので、自律神経が乱れて睡眠障害なども発生して疲労しやすい体となってしまう。

身体が強張る(凝り)要因とは?

・デスクワーク、立ちっぱなし、長時間運転など同じ姿勢で長くいる
・猫背など姿勢が悪い
・仕事などで常に追われている感じがする
・ストレスが溜まったり、緊張する環境にいる事が多い
・運動をしない
・睡眠時間が少ない、眠りが浅い

など、さまざまな要因があります。その他にも、寒い、暑い、痛み等でも「嫌だ」「辛い」「しんどい」という感情が生まれた時点で身体は 『ストレス』を受けている状態になり、身体が強張ります。

自律神経が乱れるとなぜ疲労する?

自律神経は大きく分けて2種類あります。

①日中に私達が活動する為に優位に働いている交感神経
②心と体がお休みモードの時に優位に働く副交感神経

この2つが上手く切り替わることで、日中疲れた身体をしっかりと休ませて修復し、翌日には元気を取り戻します。ただ、上手く切り替わらないと夜眠っていても身体は交感神経が優位なまま、常に力が入った状態になってしまいます。

24時間ずっと身体が活動して休めていないので、寝て起きても疲れが取れない、夜中何回も起きる、寝付きが悪い、という状態が始まり、疲労が蓄積されて慢性疲労にもなっていきます。

どうすればよいか?

疲労の原因となる、血流や神経伝達の悪化を防ぐ為には筋肉を硬直させないストレスを溜めないこの2つが大切になってきます。

具体的には

正しい姿勢や深い呼吸を意識する

深呼吸など深い呼吸をするだけでも酸素や血液が全身に回ります。身体がリラックスし、筋肉も緩みやすくなります。

少し汗が出るくらいの軽い運動をする

長時間同じ姿勢でいる事が筋肉を硬直させてしまう1番の原因です。なので軽い運動をすることで、筋肉は解れてくるのでお勧めです。また常に考え事をしてしまう方は脳の小休止も出来るので、運動後は気持ち的にも楽になります。

ウォーキングやストレッチでも十分なので、取り入れやすいものを見付けてみてください。逆に激しい運動は筋肉にかなりの負担をかけるので、最後にストレッチでゆっくり伸ばすことが大切です。

湯舟につかる

湯舟につかると深部まで温まり、筋肉が解れるのと同時にリラックス効果もあります。

・春・夏⇒37~39℃で20分以上ゆっくりと入る
・秋・冬⇒39~42℃で15分くらい入る

39℃という温度は自律神経の交感神経が副交感神経に切り替わる温度です

夏場は暑くて湯舟に入るのが億劫になりがちですが、冷房や薄着、冷たい飲食などから身体は以外と冷えている為、自律神経も乱れやすく疲れが溜まっていきます。

自分に合ったリラックス方法を見付ける

ストレスの多くは仕事や人間関係で見受けられますが、暑い寒いや初めての場所に行くことでさえ、身体はストレスに感じます。

ストレスを感じると、身体は身構えるように全身(特に肩・背中)に力が入ってしまいます。常に力が入っている状態になるので、いつも以上に疲れを感じてしまうのです。なので自分なりのリラックス方法を見付けて、身体の力を抜く事が大切です。

・アロマをたく
・好きな音楽を聴く
・蒸しタオルで目を当ててボーっとする
・お笑い番組を見て馬鹿笑いをする
・お風呂で歌を歌う

日中の家事や子育て、仕事の忙しさや憂鬱さから切り離せる時間となるので、毎日15~30分程度出来ると良いですね。

まとめ

慢性疲労は、長時間の同じ姿勢やストレス、筋肉の硬直により血行不良や神経伝達の乱れが生じ、自律神経が正常に切り替わらなくなることで起こります。

その結果、睡眠の質が低下し、疲れが取れにくくなり、だるさや立ちくらみなどの症状が現れます。改善には、正しい姿勢を意識し、深い呼吸を行うことが有効です。

また、軽い運動や湯舟に浸かることで筋肉をほぐし、自律神経のバランスを整えることができます。自分に合ったリラックス方法を見つけ、ストレスを軽減することも重要です。


院長:下園

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