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坐骨神経痛とマットレスの関係│夜の痛みを和らげる選び方

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夜になると腰からお尻、足にかけての痛みやしびれがひどくなって、なかなか寝付けない。そんなお悩みを抱えている方は本当に多いです。朝起きた時には痛みがさらに増していて、寝返りを打つたびに激痛が走る。そんな毎日が続くと、心身ともに疲れ果ててしまいますよね。

実は当院にも、坐骨神経痛でお困りの方が数多く来院されています。その中でも「マットレスを変えたら少しは楽になるでしょうか」というご相談を受けることがよくあります。確かにマットレスは睡眠の質に大きく関わる大切な要素ですが、坐骨神経痛との関係について正しく理解しておくことが重要です。

今回は施術者としての経験をもとに、マットレス選びと坐骨神経痛の関係について、皆さんにお伝えしていきたいと思います。

院長:下園

マットレス選びは大切ですが、それだけで根本的な改善は難しいこともあります。その理由を一緒に見ていきましょう

目次

マットレスが坐骨神経痛に与える影響

睡眠中の姿勢は、坐骨神経痛の症状に大きな影響を及ぼします。人は一晩に平均7〜8時間寝ていますから、その間ずっと神経に負担がかかる姿勢で過ごしていたら、朝起きた時に痛みが増すのも当然のことです。マットレスの硬さや反発力が適切でないと、腰部や臀部に過度な圧力がかかったり、逆に身体が沈み込みすぎて不自然な姿勢になったりします。

柔らかすぎるマットレスの場合、腰が深く沈み込んでしまい、背骨の自然なS字カーブが崩れてしまいます。この状態が続くと腰椎や骨盤周辺の筋肉に余計な負担がかかり、神経を圧迫する原因になることがあります。一方で、硬すぎるマットレスだと体重が局所的にかかってしまい、お尻や肩甲骨などの出っ張った部分に圧力が集中します。

理想的なマットレスは、立っている時と同じような背骨のS字カーブを保てるものです。体圧を均等に分散させながら、適度な反発力で寝返りを打ちやすくしてくれるマットレスが、坐骨神経痛でお悩みの方には向いていると言えます。

坐骨神経痛に適したマットレスの選び方

では具体的にどのようなマットレスを選べば良いのでしょうか。まず押さえておきたいのが硬さです。一般的には中程度の硬さ、つまり硬すぎず柔らかすぎない程度のものが推奨されています。体重や体格によっても最適な硬さは変わってきますので、実際に寝てみて確かめることが大切です。

次に重要なのが体圧分散性です。身体の凹凸に合わせてマットレスが適度にフィットし、圧力を均等に分散してくれるものを選びましょう。高反発マットレスは寝返りが打ちやすく、身体を支える力が強いという特徴があります。ただし硬すぎると圧迫感を感じることもあるため注意が必要です。

マットレスの厚みも見逃せないポイントです。薄すぎるマットレスだと底付き感があり、床の硬さを直接感じてしまいます。最低でも10cm以上、できれば20cm程度の厚みがあると安心です。また最近ではトライアル期間や返金保証を設けているメーカーも増えています。高額な買い物ですから、実際に使ってみて身体に合うかどうか確認できる制度があると安心ですね。

選ぶ際のチェックポイント

マットレスを選ぶ際には以下の点をチェックしてみてください。

  • 中程度の硬さで体圧分散性に優れているか
  • 寝返りが打ちやすい反発力があるか
  • 十分な厚み(20cm前後)があるか
  • トライアル期間や返金保証があるか
  • 通気性が良く衛生的に使えるか

これらの条件を満たすマットレスであれば、睡眠中の身体への負担を軽減し、朝の痛みを和らげる助けになる可能性があります。

マットレスだけでは改善しない理由

ここまでマットレス選びについてお話ししてきましたが、正直に申し上げるとマットレスを変えるだけで坐骨神経痛が根本的に改善することは少ないというのが現実です。なぜなら坐骨神経痛の原因は、寝具だけの問題ではないからです。

当院に来院される坐骨神経痛の患者さんを検査すると、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、梨状筋症候群など、さまざまな原因が見つかります。長時間のデスクワークによる姿勢の悪化、体重増加による腰への負担、加齢による骨や筋肉の変化など、複数の要因が複雑に絡み合っているケースがほとんどです。

つまりマットレスを変えることで睡眠中の負担は軽減できても、日中の姿勢や身体の使い方、筋力の低下などの根本的な原因にはアプローチできていないのです。マットレスは症状を和らげる補助的な役割として考えるのが妥当でしょう。

当院での症例から見えてきたこと

開院以来、数多くの坐骨神経痛の患者さんを診てきました。その中には高価なマットレスを購入したものの改善せず、藁にもすがる思いで来院される方も少なくありません。検査をしてみると、骨盤の歪みや筋肉の緊張、関節の可動域低下など、マットレスでは対処できない問題が見つかります。

ある40代の男性患者さんは、タクシー運転手として長時間座りっぱなしの仕事をされていました。夜間の痛みがひどく、マットレスを3回も買い替えたそうですが改善せず。当院で検査したところ、左側の筋肉の過緊張と股関節の可動域低下が原因でした。施術によって筋肉を緩め、関節の動きを改善することで、徐々に症状が軽減していきました。

根本的な改善を目指すために

坐骨神経痛を本当に改善するには、まず痛みの本当の原因を特定することが何より大切です。同じ坐骨神経痛でも、椎間板ヘルニアが原因なのか、脊柱管狭窄症なのか、それとも梨状筋の緊張なのかによって、最適なアプローチは全く異なります。

当院では姿勢分析ソフトをはじめ、筋力検査や整形外科的テストなど4種類の検査で、現在のお身体を徹底的に分析します。検査結果を元に膨大な過去の臨床データベースと照合して、あなたに最適な治療計画を作成します。筋肉と関節の両面からアプローチして自律神経を整える独自の施術は、幅広い坐骨神経痛の症状に対応可能です。

もちろんマットレス選びも大切です。でもそれと同時に、日中の姿勢改善や適度な運動、体重管理なども含めた総合的なアプローチが必要になります。薬物療法や手術を避けたい方、整形外科や整骨院で効果が実感できなかった方も、諦めずにご相談ください。

マットレスと併せて取り組みたいこと

マットレスを新調したら、それと併せて以下のことにも取り組んでみてください。

  1. 長時間同じ姿勢を避け、こまめに休憩を取る
  2. 適度なストレッチで筋肉の柔軟性を保つ
  3. 体重管理で腰への負担を軽減する
  4. 専門家による検査で根本原因を特定する
  5. 定期的なメンテナンスで症状の再発を防ぐ

これらを組み合わせることで、より効果的に症状を改善できる可能性が高まります。

最後に

坐骨神経痛による夜間の痛みは、本当につらいものです。少しでも楽になりたいという気持ちから、マットレスを変えることを検討されるのは自然なことだと思います。確かに適切なマットレスは睡眠の質を向上させ、症状を和らげる助けになります。ただし、それだけで根本的な改善を期待するのは難しいというのが、長年の臨床経験から言えることです。

大切なのは、マットレス選びと並行して、痛みの本当の原因を特定し、適切な治療を受けることです。坐骨神経痛は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。痛み止めを飲み続ける日々や、手術への不安を抱えながら過ごす毎日から、一日も早く抜け出していただきたいと心から願っています。

お一人で悩まれず、施術実績豊富な当院にお気軽にご相談ください。あなたが痛みを気にすることなく、やりたいことを楽しめる毎日を取り戻せるよう、全力でサポートさせていただきます。

北千住にある当院までお越しになることが難しい方へ

遠方にお住まいの方に向けた案内のぺーじを作りました。当院まで来られない場合はこちらをご覧ください。少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。


院長:下園

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