
院長:下園お気軽にご相談ください!

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最近、お尻から太ももにかけてピリピリとした違和感を感じていませんか。デスクワークが続いた日の夕方、何となく脚がだるくて重い感じがする、そんな経験をされている方も多いのではないでしょうか。
「まだ軽いから大丈夫だろう」と思いつつも、この症状が坐骨神経痛だったらどうしよう、悪化したらどうしようという不安をお持ちの方もいらっしゃると思います。実は軽症のうちに適切な対応をするかどうかで、その後の経過は大きく変わってきます。


軽症のうちに正しく対処すれば改善も早いですし、重症化を防ぐことができます


坐骨神経痛と聞くと、激しい痛みで動けなくなるようなイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。でも実際には、最初は誰もが軽い症状から始まっています。軽症の段階では、お尻から太もも、ふくらはぎにかけて軽いしびれや違和感を感じる程度で、日常生活にはそれほど大きな支障が出ていない状態です。
例えば、長時間座っていると脚に違和感が出るけれど立ち上がって少し動くと楽になる、朝起きた時に少しピリッとするけれどすぐに治まる、といった症状が軽症の典型的な例です。痛みの強さでいうと、我慢できないほどではなく、生活の中で時々気になる程度というのが軽症の目安になります。
ただし、軽症だからといって放置してよいというわけではありません。
軽症のうちに適切な対処をすることで、重症化を防ぎ、早期の改善が期待できます。逆に「まだ大丈夫」と放置してしまうと、徐々に症状が悪化して日常生活に支障をきたすようになってしまうケースも少なくありません。


自分の症状が軽症なのか、それともすぐに医療機関を受診すべき重症なのか、判断に迷われる方も多いと思います。いくつかのポイントを押さえておくと、ご自身での判断がしやすくなります。
軽症の場合は、痛みやしびれが一時的で、姿勢を変えたり少し休むと楽になることが多いです。また、痛みの範囲もお尻から太ももの一部程度で、足先まで広がっていないことがほとんどです。日常生活では、多少気になる程度で、仕事や家事を続けられる状態です。
一方で注意が必要な重症のサインとしては、痛みが日に日に強くなっている、足先まで広範囲にしびれが広がっている、足に力が入りにくい、排尿や排便に異常があるといった症状が挙げられます。特に排尿や排便の異常は緊急性が高いサインですので、すぐに医療機関を受診してください。
また、安静にしていても痛みが続く、夜間に痛みで目が覚めてしまう、咳やくしゃみで激痛が走るといった症状がある場合も、早めの受診をお勧めします。軽症と重症の境界線は個人差がありますが、日常生活への影響の大きさと症状の進行具合が判断のポイントになります。


軽症の段階であれば、ご自宅でのセルフケアで症状を改善できる可能性が十分にあります。大切なのは、症状を悪化させないための生活習慣の見直しと、適切なケアを継続することです。
まず基本となるのが姿勢の改善です。デスクワークで長時間同じ姿勢を続けていると、腰や骨盤周りの筋肉が緊張して坐骨神経を圧迫しやすくなります。椅子に座る際は、背もたれに腰をしっかりつけて、骨盤を立てるように意識してみてください。足を組む癖がある方は、できるだけ両足を床につけるようにしましょう。
次に大切なのが適度な運動です。痛みがあるからといって全く動かないでいると、かえって筋肉が硬くなって症状が悪化することがあります。無理のない範囲でウォーキングや軽いストレッチを日常に取り入れることが、症状改善への近道です。ただし、痛みが強い時は無理をせず、休息を取ることも大切です。
軽症の坐骨神経痛を改善するには、日々の生活の中での小さな工夫の積み重ねが効果を発揮します。まず避けていただきたいのが、長時間の同じ姿勢です。座りっぱなし、立ちっぱなしはどちらも腰に負担をかけますので、30分から1時間に一度は姿勢を変えるようにしてください。
重いものを持ち上げる動作も、腰や骨盤に大きな負担がかかります。やむを得ず持ち上げる場合は、膝を曲げてしゃがんでから、腰ではなく脚の力を使って持ち上げるようにしましょう。また、体を急にひねる動作や前屈みの姿勢を長く続けることも避けたほうがよいです。
体を冷やすことも症状悪化の原因になります。特に腰回りとお尻周辺は温めることで血流が改善し、筋肉の緊張がほぐれやすくなります。入浴時はシャワーだけでなく湯船にゆっくり浸かって体を温めるようにしてください。就寝時も腰が冷えないように工夫することが大切です。


軽症の坐骨神経痛には、適切なストレッチが効果的です。ただし、やり方を間違えると症状を悪化させてしまう可能性もありますので、痛みが強い時は無理をしないでください。まずお勧めしたいのが、お尻の筋肉をゆっくり伸ばすストレッチです。
仰向けに寝た状態で、片方の膝を両手で抱えて胸に引き寄せます。この時、反対側の脚は伸ばしたままにしておきます。お尻の筋肉が伸びているのを感じながら、20秒から30秒キープしてください。反対側も同様に行います。呼吸は止めずに、ゆっくりと続けることがポイントです。
次に、梨状筋という坐骨神経と関係の深い筋肉を伸ばすストレッチもお勧めです。椅子に座った状態で、片方の足首をもう一方の膝の上に乗せます。背筋を伸ばしたまま、ゆっくりと上体を前に倒していくと、お尻の奥が伸びる感覚があります。痛気持ちいいくらいの強さで、無理のない範囲で行ってください。
セルフケアを続けても症状が改善しない、あるいは悪化しているように感じる場合は、専門家に相談するタイミングです。目安としては、2週間程度セルフケアを続けても変化が感じられない場合、または日常生活に支障が出始めた場合は受診を検討してください。
特に注意していただきたいのが、痛みやしびれの範囲が広がっている場合です。最初はお尻だけだった症状が、太ももからふくらはぎ、さらに足先まで広がってきたら、神経への圧迫が強くなっている可能性があります。また、足の力が入りにくい、つまずきやすくなったといった運動機能の低下を感じたら、早めの対応が必要です。
夜間痛といって、寝ている時に痛みで目が覚めてしまうような症状も、重症化のサインと考えられます。安静にしていても痛みが続く場合は、炎症が強くなっている可能性がありますので、放置せずに専門家に相談してください。


当院には軽症の段階で来院される方も多くいらっしゃいます。「この程度で来てもいいのかな」と遠慮される方もいらっしゃいますが、むしろ軽症のうちに適切な対処をすることで、改善も早く、重症化を防ぐことができます。
私たちがまず行うのは、丁寧な検査です。姿勢分析ソフトを使って体の歪みを数値化し、筋力検査や整形外科的テストで症状の原因を特定します。軽症だからといって検査を省略することはありません。なぜなら、原因が特定できなければ一時的に良くなっても再発してしまうからです。


検査で原因が明らかになったら、あなたの体の状態に合わせた施術を行います。当院の施術は、筋肉と関節の両面からアプローチして自律神経を整える独自の方法です。強い刺激は使わず、体に優しい施術ですので、痛みがある状態でも安心して受けていただけます。
また、施術だけでなく、日常生活でのアドバイスもお伝えしています。どんな姿勢に気をつければよいか、どのようなストレッチが効果的か、生活の中でできる予防法など、あなたの生活スタイルに合わせた具体的なアドバイスを提供いたします。


「まだ軽いから」と後回しにしてしまう気持ちはよく分かります。でも、坐骨神経痛は放置すると徐々に悪化して、最終的には日常生活に大きな支障をきたすようになってしまうことも少なくありません。逆に、軽症のうちに適切な対処をすれば、短期間で改善できる可能性が高いのです。
当院には開院以来、多くの坐骨神経痛の方が来院され、改善されています。その経験から言えることは、早期に原因を特定して適切な施術を受けた方ほど、改善までの期間が短く、再発も少ないということです。軽症のうちであれば、数回の施術で大きく改善するケースも珍しくありません。
もしあなたが今、お尻や太ももに違和感を感じていて、「これは坐骨神経痛かもしれない」と不安に思っているなら、一度私たちにご相談ください。検査を通じて原因を明らかにし、あなたに合った改善方法をご提案いたします。
一人で悩まず、どんな些細なことでも構いませんので、お気軽にお話しください。あなたが症状を気にせず、やりたいことを思い切り楽しめる毎日を取り戻すお手伝いをさせていただきます。


遠方にお住まいの方に向けた案内のぺーじを作りました。当院まで来られない場合はこちらをご覧ください。少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。

