
院長:下園お気軽にご相談ください!

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最近、夜勤明けの体のだるさがなかなか抜けない、休みの日も疲れて何もできないという看護師さんからの相談が増えています。検査では異常なしと言われても、体は正直にサインを出しているんですよね。
実は当院にも、夜勤による自律神経失調症で悩む看護師さんが数多く来院されています。皆さん共通して「このまま仕事を続けられるのか」という不安を抱えていらっしゃいます。今日は看護師という職業特有の悩みと、実際にどう改善していけるのかについてお話しします。




看護師さんは人の命を預かる仕事だからこそ、自分の体調を後回しにしてしまいがちですよね


看護師という仕事は、自律神経にとって非常に過酷な環境にさらされています。人間の体は本来、朝日を浴びて活動し、夜は休むというリズムで自律神経が調整されているのですが、夜勤はこの自然なリズムを根底から崩してしまうのです。
特に二交代制や三交代制で働く看護師さんは、体内時計が常に混乱状態になります。日勤の日は朝早く起きて夕方まで働き、夜勤の日は夜通し起きて朝帰宅するという生活パターンでは、交感神経と副交感神経の切り替えが上手くいかなくなってしまいます。
これが月に5回以上続くと、体は常に緊張状態を強いられることになります。
さらに医療現場特有のストレスも見逃せません。患者さんの容態急変への対応、医師や他職種との連携、人手不足による業務過多など、精神的なプレッシャーは計り知れません。このような状況下では、自律神経のバランスを保つことは非常に難しくなります。


当院に来院される看護師さんが訴える症状には、いくつかの共通点があります。最も多いのが慢性的な倦怠感と疲労感です。夜勤明けはもちろん、休日も体が重くて何もする気が起きない、寝ても疲れが取れないという状態が続きます。
次に多いのが睡眠障害です。夜勤後に眠ろうとしても神経が高ぶって眠れない、やっと眠れても2時間おきに目が覚めてしまう、といった症状に悩まされる方が非常に多いです。日勤の日も不規則な生活リズムの影響で、質の良い睡眠が取れなくなっています。
また頭痛やめまい、動悸といった身体症状も頻繁に現れます。特に夜勤中や夜勤明けに症状が強く出る傾向があります。胃腸の不調を訴える方も多く、食欲不振や便秘と下痢を繰り返すといったケースもよく見られます。
精神面では、不安感やイライラ、気分の落ち込みなどの症状が出てきます。些細なことで涙が出たり、患者さんへの対応に余裕がなくなったりと、仕事にも影響が出始めることがあります。
多くの看護師さんは、初期症状を「疲れているだけ」と軽く考えてしまいがちです。肩こりがひどくなった、朝起きるのがつらくなった、休みの日は一日中寝ているという状態が続いていても、仕事の忙しさを理由に放置してしまうのです。
しかしこの段階で適切な対処をするかどうかが、その後の経過を大きく左右します。症状が進行すると、仕事を続けることが困難になり、休職や退職を余儀なくされるケースも少なくありません。


「夜勤をやめない限り治らないのでは」と諦めている看護師さんも多いのですが、実際には夜勤を続けながらも症状を改善することは可能です。ただし、いくつかのポイントを押さえた生活習慣の改善が必要になります。
夜勤前は、できるだけ日中に2時間程度の仮眠を取ることをお勧めします。夜勤に備えて朝から寝ていたいという気持ちもわかりますが、長時間寝すぎると夜勤中の眠気が強くなってしまいます。午後2時から4時の間に短時間の仮眠を取るのが理想的です。
夜勤明けは、できるだけ早く帰宅して軽い食事を取り、すぐに就寝するのが基本です。この時、部屋を完全に暗くすることが重要です。遮光カーテンやアイマスクを使って、脳に「今は夜だ」と認識させることで、質の良い睡眠が得られやすくなります。
夜勤中の食事は、自律神経に大きな影響を与えます。深夜にカップラーメンやコンビニ弁当など、消化に負担のかかる食事を取ると、体は消化活動に追われて休息できません。できるだけ消化の良い食事を選び、夜勤中の食事は軽めにすることをお勧めします。
またビタミンB群やマグネシウムなど、自律神経の働きをサポートする栄養素を意識的に摂取することも大切です。特に玄米や納豆、バナナなどは、忙しい看護師さんでも取り入れやすい食材です。
休日は一日中寝て過ごすのではなく、午前中に一度起きて軽く体を動かすことをお勧めします。完全に昼夜逆転の生活を続けると、体内時計の乱れがさらに悪化してしまいます。朝日を浴びることで、体内時計をリセットする効果も期待できます。
また軽い運動やストレッチも効果的です。ウォーキングやヨガなど、体に負担の少ない運動は自律神経のバランスを整える助けになります。運動する時間がない場合でも、入浴時に湯船にゆっくり浸かるだけでも、副交感神経が優位になりリラックス効果が得られます。


実際に当院に通院された看護師さんの中には、夜勤を続けながらも症状が大きく改善したケースが多数あります。20代の病棟看護師さんは、夜勤続きで常に体がだるく、気分も落ち込みがちでしたが、施術を重ねるうちに徐々に体が軽くなり、夜勤明けでも活動できるようになりました。
30代の介護職の方は、5年以上続く肩こりと睡眠の浅さに悩んでいましたが、2〜3回の施術で体が軽くなり始め、今では質の良い睡眠が取れるようになっています。このような改善が見られるのは、単に症状を抑えるのではなく、根本原因にアプローチしているからです。
当院では、まず丁寧な検査を通じて体の歪みや筋肉の緊張状態を確認します。多くの看護師さんは、長時間の立ち仕事や中腰での作業により、骨盤や背骨に歪みが生じています。この歪みが神経の流れや血液循環を妨げ、自律神経の乱れを引き起こしているのです。
施術では、全身の歪みを整えることで神経の流れを正常化し、自然治癒力を高めていきます。看護師さん特有の体の使い方や生活リズムも考慮しながら、一人ひとりに合わせた治療計画を立てています。
多くの看護師さんが悩むのが、このまま仕事を続けるべきか、休職すべきかという判断です。一般的に、以下のような状態が見られる場合は、休職を検討する必要があるかもしれません。
ただし、これらの症状が出ていても、適切な治療と生活改善で回復できるケースは多いです。まずは専門家に相談し、現状を正確に把握することが大切です。
いきなり休職するのではなく、まずは夜勤の回数を減らすという選択肢もあります。月8回の夜勤を5回以下に抑えるだけでも、体への負担は大きく軽減されます。職場と相談して、当面の間は夜勤を減らしてもらうことも検討してみてください。
また日勤のみの部署への異動や、クリニックなど夜勤のない職場への転職も一つの方法です。看護師という仕事自体を諦めなくても、働き方を変えることで症状が改善する可能性は十分にあります。


看護師さんは日頃から人のケアをする仕事をしているため、自分のことは後回しにしてしまいがちです。でも体が悲鳴を上げているのなら、それは立ち止まって自分をケアする時期だということです。
私が14年間、自律神経失調症の患者さんを診てきて確信しているのは、早めに対処すればするほど改善も早いということです。症状を放置して悪化させてから来院される方よりも、初期段階で対策を始めた方のほうが、圧倒的に短期間で回復されています。
夜勤という特殊な環境で働く看護師さんだからこそ、定期的に体のメンテナンスをすることが必要です。薬に頼るだけでなく、体の根本から整えていくアプローチも選択肢として考えていただければと思います。
もし今、夜勤による体の不調で悩んでいるなら、一人で抱え込まずにご相談ください。あなたの症状がどこから来ているのか、どうすれば改善できるのか、一緒に考えていきましょう。看護という大切な仕事を続けていくために、まずはあなた自身の体を大切にしてほしいと思います。


遠方にお住まいの方に向けた案内のぺーじを作りました。当院まで来られない場合はこちらをご覧ください。少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。

