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痛みで目が覚める方へ|坐骨神経痛に最適な枕とは

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夜、足のしびれや痛みで何度も目が覚めてしまう。朝起きた時にお尻から足にかけての痛みが特に強くて、一日のスタートがつらい。そんな経験はありませんか?お尻から足にかけての痛みやしびれでお困りの方は、実は寝る時の姿勢や枕の使い方を変えるだけで症状が軽減することがあるんです。

坐骨神経痛の痛みで夜も眠れない日が続くと、仕事や家事にも影響が出てきますよね。整形外科で診てもらっても「様子を見ましょう」と言われるだけで、具体的にどうすればいいのか分からず困っている方も多いのではないでしょうか。

院長:下園

今日は夜間の痛みでお困りの方に向けて、枕の選び方と効果的な使い方についてお伝えしていきますね

目次

坐骨神経痛のある方にとって枕選びが重要な理由

坐骨神経痛は腰から足にかけて伸びている坐骨神経が圧迫されたり炎症を起こしたりすることで、痛みやしびれが出る症状です。多くの方は日中の活動時だけでなく、夜寝ている間も痛みに悩まされています。

実は寝ている時の姿勢が適切でないと、腰や骨盤に余計な負担がかかり、神経への圧迫が強まってしまうんです。そこで重要になってくるのが枕の使い方なんですね。ここで言う「枕」とは、頭の下に敷く枕だけではありません。膝の下に置く枕や、膝の間に挟む枕など、身体の様々な部位をサポートするための枕が、坐骨神経痛の症状緩和に大きく役立ちます。

適切な枕を使うことで、腰椎や骨盤の自然なカーブを保ち、神経への圧迫を軽減できるため、夜間の痛みが和らぎやすくなります。朝起きた時の痛みが強い方は、特に寝具環境を見直す価値があると言えるでしょう。

頭用の枕を選ぶ時のポイント

まず基本となる頭の下に敷く枕についてお話しします。坐骨神経痛がある方にとって、頭用の枕選びで最も大切なのは首のカーブを自然に保てる高さであることです。

高すぎる枕のリスク

枕が高すぎると首が前に曲がった状態になり、背骨全体のバランスが崩れてしまいます。その結果、腰部への負担が増して坐骨神経への圧迫が強まる可能性があるんです。デスクワークで普段から猫背になりがちな方は、寝ている間くらいは首や背骨を自然な位置に戻してあげることが大切です。

低すぎる枕も要注意

反対に枕が低すぎたり枕を使わなかったりすると、頭が後ろに反った状態になり、これもまた背骨のバランスを崩す原因になります。首から腰まで背骨は一本で繋がっているため、どこか一箇所でもバランスが崩れると全体に影響が及ぶんですね。

理想的な枕の高さ

理想的な枕の高さは、仰向けに寝た時に額から顎にかけてのラインが床と平行になる程度です。個人差はありますが、一般的には6センチから10センチ程度の高さが適していると言われています。枕の素材については、適度な硬さがあり頭が沈み込みすぎないものを選ぶと良いでしょう。

膝下に使う枕の驚くべき効果

坐骨神経痛の方にぜひ試していただきたいのが、膝の下に枕を置く方法です。仰向けで寝る時に膝の下に枕やクッションを入れることで、腰への負担を大きく軽減できるんです。

膝下に枕を置くと膝が軽く曲がった状態になり、それに伴って股関節も自然と曲がります。すると骨盤が後ろに傾き、腰椎の前弯カーブが緩やかになるんですね。この姿勢は腰部の筋肉がリラックスしやすく、椎間板や神経根への圧迫が軽減されるため、坐骨神経痛の症状が和らぎやすくなります。

膝下枕の選び方

膝下に使う枕は、高さ10センチから15センチ程度のものが使いやすいです。専用の膝下枕も市販されていますが、バスタオルを丸めたものや、普通のクッションでも十分に効果を得られます。大切なのは膝が自然に曲がる高さであることです。

朝起きた時に腰が痛い、夜中に痛みで目が覚めてしまうという方は、今晩からでもぜひ試してみてください。多くの方が「こんなに楽になるなんて」と驚かれるほど、即効性を感じられる方法なんです。

横向き寝での枕の効果的な活用法

痛みが強い時は仰向けよりも横向きで寝る方が楽だという方も多いですよね。横向き寝の場合にも、枕の使い方にコツがあります。

頭用の枕の高さ調整

横向きで寝る時は、仰向けの時よりも高めの枕が必要になります。肩幅の分だけ頭の位置が高くなるため、その分を補う必要があるんですね。横向きになった時に、首から背骨にかけてのラインが真っすぐになる高さが理想的です。

膝の間に挟む枕の重要性

横向き寝で特に重要なのが、膝と膝の間に枕やクッションを挟むことです。何も挟まずに横向きで寝ると、上側の足が下に落ちて骨盤がねじれた状態になってしまいます。この骨盤のねじれが坐骨神経への圧迫を強めてしまうんです。

膝の間に枕を挟むことで骨盤のねじれを防ぎ、股関節や腰部の筋肉がリラックスした状態を保てます。使用する枕は、厚さ10センチ程度の柔らかめのクッションや、専用の抱き枕などが適しています。

抱き枕の活用

横向き寝を好まれる方には、抱き枕の使用もおすすめです。抱き枕を抱えるようにして寝ると、自然と膝の間にも枕が挟まる形になり、さらに上側の腕も安定するため、身体全体がリラックスしやすくなります。

枕以外の寝具環境も見直しを

枕の使い方を改善するだけでもかなり楽になりますが、マットレスなど他の寝具も坐骨神経痛に大きく影響します。

マットレスの硬さについて

柔らかすぎるマットレスは身体が沈み込んでしまい、腰部に負担がかかります。反対に硬すぎるマットレスは体圧が分散されず、骨が当たる部分に痛みを感じやすくなるんです。適度な硬さがあり、身体の凹凸に合わせて適切に体圧を分散してくれるマットレスが理想的と言えます。

寝返りのしやすさ

人は一晩に20回から30回ほど寝返りを打つと言われています。この寝返りは同じ部位に圧力がかかり続けるのを防ぎ、血流を促進する大切な生理現象なんですね。坐骨神経痛がある方にとっても、寝返りがしやすい環境を整えることは症状改善に役立ちます。

枕が適切な高さでマットレスの硬さも適度であれば、自然と寝返りがしやすくなります。朝起きた時に身体が固まったように感じる方は、寝返りが十分にできていない可能性があるかもしれません。

枕の工夫だけでは改善しない時は専門家に相談を

ここまで枕の選び方や使い方についてお伝えしてきましたが、これらはあくまでも症状を和らげるための対処法です。枕を変えて寝方を工夫しても痛みが続く場合や、日常生活に支障が出ている場合は、根本的な原因を特定して適切な治療を受けることが大切です。

当院には坐骨神経痛でお困りの方が数多く来院されています。同じ坐骨神経痛でも、椎間板ヘルニアが原因の方もいれば、脊柱管狭窄症や梨状筋症候群が原因の方もいます。原因が異なれば最適なアプローチも変わってくるんですね。

だからこそ当院では4種類の検査を用いて、あなたの症状の本当の原因を特定することを大切にしています。姿勢分析ソフトによる客観的なデータと、筋力検査や整形外科的テストを組み合わせることで、なぜ痛みが出ているのかを明確にしていきます。

原因が分かれば不安も和らぎますし、何より最短で改善へと向かうことができます。枕の工夫と合わせて根本的な治療を受けることで、夜もぐっすり眠れる日々を取り戻していただけたらと思います。

痛みで眠れない夜が続くと、心も身体も疲れ切ってしまいますよね。でも諦める必要はありません。適切な枕の使い方と根本治療を組み合わせることで、多くの方が改善されています。一人で抱え込まず、いつでも私たちにご相談ください。あなたが再び安心して眠れる日々を取り戻せるよう、全力でサポートさせていただきます。

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院長:下園

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