
院長:下園お気軽にご相談ください!

院長:下園お気軽にご相談ください!
こんにちは、北千住西口整体院の下園です。お尻から太ももにかけての痛みやしびれに悩まされていると、藁にもすがる思いでマッサージを受けてみたくなりますよね。実際に当院にも「マッサージ店に通っているけれど良くならない」「一時的に楽になるけれどすぐに戻ってしまう」という相談を数多くいただきます。
今回は坐骨神経痛に対してマッサージがどこまで有効なのか、そして本当に必要なアプローチについて詳しくお話しします。


マッサージで楽になるなら続けたいけれど、根本的に良くなっているのか不安に感じている方は多いんです


結論から申し上げると、マッサージは坐骨神経痛の症状を一時的に和らげる効果は期待できますが、根本的な改善には至らないケースがほとんどです。これは坐骨神経痛という症状の性質を理解すると納得していただけると思います。
坐骨神経痛とは腰から足にかけて走る坐骨神経が圧迫されたり刺激されたりすることで起こる痛みやしびれの総称で、原因は一つではありません。
開院以来14年間で数千人の坐骨神経痛の患者さまを診てきましたが、その原因は椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、梨状筋症候群、骨盤の歪みなど実に多岐にわたります。
マッサージで筋肉の緊張を一時的にほぐすことはできても、神経が圧迫されている根本的な原因まで解消できるわけではないのです。これが「マッサージを受けた直後は楽になるけれど、すぐに元に戻る」という現象の正体です。


坐骨神経痛を引き起こす代表的な原因について、それぞれマッサージがどの程度有効なのか見ていきましょう。これを知ることで、あなたの症状にマッサージが適しているかどうか判断する材料になります。
椎間板ヘルニアは背骨のクッションである椎間板が飛び出して神経を圧迫する状態です。この場合マッサージで周辺の筋肉をほぐしても、神経を圧迫している椎間板自体には何の変化も起きません。むしろ強い刺激を与えると症状を悪化させてしまうリスクもあります。
当院に来られる患者さまの中にも、マッサージ店で強く揉まれて翌日から痛みが増したという方が少なくありません。
脊柱管狭窄症は加齢などにより背骨の中の神経の通り道が狭くなる病気で、特に50代以降の方に多く見られます。この場合も構造的な問題が原因ですから、マッサージだけで改善することは期待できません。歩くと痛みやしびれが強くなり、前かがみになると楽になるという特徴的な症状があります。
お尻の奥にある梨状筋という筋肉が硬くなって坐骨神経を圧迫するのが梨状筋症候群です。この場合は適切な部位への適切なアプローチであればある程度の効果が期待できます。ただし表面的な筋肉を揉むだけでは不十分で、梨状筋という深層の筋肉に的確にアプローチする必要があります。
長時間のデスクワークや片側に体重をかける癖などで骨盤が歪むと、その周辺の筋肉バランスが崩れて神経を圧迫することがあります。マッサージで筋肉の緊張を緩めることは有効ですが、骨盤の歪み自体を整えなければ再び筋肉は硬くなってしまいます。


インターネットや動画サイトで「坐骨神経痛に効くセルフマッサージ」を検索して試してみたいと考えている方も多いでしょう。でも、その前に必ず確認していただきたいことがあります。それはあなたの坐骨神経痛の原因が何なのかということです。
原因が分からないままセルフマッサージを行うのは、地図を持たずに目的地を目指すようなものです。場合によっては症状を悪化させてしまう危険性もあります。特に以下のような症状がある場合は、すぐに専門家に相談することをお勧めします。
これらは神経の圧迫が重度になっている可能性があり、早急な対応が必要なサインです。


「マッサージを受けるなら近所のマッサージ店で十分では?」と思われるかもしれません。確かにリラクゼーション目的であればそれで良いのですが、坐骨神経痛のような症状改善を目的とする場合は話が違ってきます。一般的なリラクゼーションマッサージと整体院での施術には明確な違いがあるのです。
リラクゼーションマッサージは主に筋肉の表面をほぐすことで血行を促進し、一時的な疲労回復やリラックス効果を目的としています。スタッフは短期間の研修を受けただけで、人体の構造や疾患についての専門知識が不足していることも少なくありません。
一方、専門的な整体院では身体全体のバランスを診て、症状の根本原因にアプローチします。
当院では初回に約1時間をかけて、姿勢分析ソフトによる検査、筋力検査、整形外科的テスト、動きの検査という4種類の検査を行います。これらの検査結果からあなたの坐骨神経痛の本当の原因を特定し、それに基づいた施術計画を立てるのです。


ここまで読んでいただいて「じゃあマッサージは意味がないの?」と思われたかもしれませんが、そうではありません。正確に言えば「原因を特定せずに行うマッサージ」が問題なのです。当院の施術も筋肉へのアプローチを含みますが、それは検査で明らかになった原因に基づいて行う、いわば戦略的なものです。
例えば椎間板ヘルニアが原因の坐骨神経痛の場合、ヘルニアそのものを取り除くことはできませんが、周辺の筋肉や関節の状態を整えることで神経への圧迫を軽減できることがあります。脊柱管狭窄症の場合も、骨盤や背骨のアライメントを整えることで症状の緩和が期待できます。
当院独自の施術法は筋肉と関節の両面からアプローチし、自律神経のバランスも整えることで自然治癒力を最大限に引き出します。施術歴19年の経験と、これまで蓄積してきた膨大な臨床データベースを活用して、あなたの症状に最も効果的な施術を提供できるのです。
坐骨神経痛から本当に解放されるためには、次の3つのステップが不可欠です。第一に徹底した検査による原因の特定、第二にその原因に対する適切なアプローチ、そして第三に再発を防ぐための生活習慣の改善です。
多くの方が最初のステップである「原因の特定」を飛ばして、いきなり症状を抑える対症療法に走ってしまいます。
痛み止めを飲む、マッサージで一時的にほぐす、湿布を貼るといった対応は決して間違いではありませんが、それだけでは根本解決にはなりません。家に例えるなら、基礎が傾いているのに壁紙だけを張り替えているようなものです。
当院では初回の検査結果を基に、過去の臨床データと照合した治療計画書を作成します。そこには来院頻度、施術期間の目安、費用の概算まで明確に記載されています。「いつまで通えばいいのか分からない」という不安を感じることなく、ゴールに向かって一緒に進んでいけるのです。
デスクワークをしていると午後になるとお尻から太ももにかけての痛みで集中できなくなる。朝起きた時の最初の一歩が痛くて憂鬱になる。階段を降りる時に足に力が入らず不安を感じる。夜中に痛みで目が覚めてしまい睡眠不足が続いている。
こうした症状に長く悩まされていると、この先ずっとこの痛みと付き合っていかなければならないのかと絶望的な気持ちになることもあるでしょう。
整形外科に行っても「様子を見ましょう」と言われるだけで具体的な解決策が見つからない。接骨院やマッサージ店を何軒も回ったけれど改善しない。そんな経験をされてきた方も少なくないと思います。
でも諦めないでください。当院には「もう手術しかないと言われた」という状態から改善された方、何年も坐骨神経痛に悩まされていた方が数多くいらっしゃいます。適切な検査で原因を特定し、その原因に対して的確にアプローチすれば、坐骨神経痛は改善する可能性が十分にあるのです。


ここまでお読みいただいて「じゃあもうマッサージは受けない方がいいの?」と思われたかもしれませんが、そういうわけではありません。リラクゼーション効果や血行促進という点では、マッサージにも価値があります。ただし坐骨神経痛の根本改善を目指すなら、それだけに頼るのは避けた方が良いということです。
理想的なのは、専門家による施術で根本原因にアプローチしながら、補助的にセルフケアを取り入れていくという方法です。当院でも施術と並行して、ご自宅でできるストレッチや姿勢の注意点などをお伝えしています。大切なのは「何をするか」だけでなく「なぜそれをするのか」を理解することなんです。


坐骨神経痛は放置すると歩行困難になったり、重度の場合は排尿・排便障害を引き起こしたりする可能性もある症状です。「そのうち良くなるだろう」と軽く考えず、早めに適切な対処をすることが大切です。早い段階で原因を特定して対処すれば、それだけ改善も早くなります。
マッサージを受けても一時的にしか楽にならない、何をしても改善しない、このままどうなってしまうのか不安で仕方がない。そんな悩みを一人で抱え込んでいませんか。当院では初回に時間をかけて、あなたの身体の状態を徹底的に検査し、今何が起きているのか、どうすれば改善できるのかを分かりやすくお伝えします。
症状のことだけでなく、仕事のこと、日常生活での不安、今後のことなど、何でもお話しください。施術歴19年の経験豊富な施術者が、あなたの立場に立って最善の方法を一緒に考えます。同性の施術者に相談したいという方も、男女のスタッフが在籍していますのでご安心ください。
坐骨神経痛は改善できる症状です。
諦めずに、まずは一度ご相談いただければと思います。あなたが痛みや不安から解放され、やりたいことを思い切り楽しめる毎日を取り戻すお手伝いができれば、これほど嬉しいことはありません。


遠方にお住まいの方に向けた案内のぺーじを作りました。当院まで来られない場合はこちらをご覧ください。少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。

