
院長:下園お気軽にご相談ください!

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こんにちは。北千住西口整体院の下園です。坐骨神経痛でお困りの方から「また痛みが戻ってきた」「いつまでこの痛みと付き合わなければならないのか」というご相談を本当によく受けます。痛みが一度治まったと思ったのに、数週間後、あるいは数ヶ月後にまた同じような症状が現れる。そんな経験をされている方は決して少なくありません。
実は坐骨神経痛には特有のパターンがあり、適切に対処しないと繰り返し症状が現れてしまうのです。開院から14年、数千人の坐骨神経痛の患者さんを診てきた経験から、今日は痛みが繰り返される理由と、その対策についてお話しします。


痛みの周期を理解することが、根本改善への第一歩です


坐骨神経痛には大きく分けて3つの周期パターンがあります。まず一つ目は急性期と呼ばれる発症直後から2週間程度の時期です。この時期は痛みが最も強く、座ることも立つことも辛い状態が続きます。多くの方が夜も眠れないほどの痛みを経験されるのがこの時期です。
二つ目は回復期で、急性期を過ぎてから1ヶ月から3ヶ月程度の期間を指します。痛みは徐々に和らいでいきますが、長時間座った後や朝起きた時などに痛みが戻ってくることがあります。この時期に「もう治った」と思って無理をしてしまうと、再び急性期に逆戻りしてしまうケースが非常に多いのです。
三つ目は慢性期です。3ヶ月以上症状が続いている状態を指し、痛みの強弱が波のように繰り返されるのが特徴です。天候や疲労、ストレスなどの影響を受けやすく、調子の良い時期と悪い時期が交互にやってきます。
急性期は突然の激痛で始まることが多く、重いものを持ち上げた瞬間や、朝起き上がろうとした時に発症するケースが目立ちます。この時期は炎症が強く出ているため、無理に動かそうとすると症状を悪化させてしまいます。当院に駆け込んでこられる方の多くがこの急性期の状態です。
回復期は最も注意が必要な時期と言えます。痛みが軽くなってきたからといって、いきなり元の生活に戻してしまうと、ほぼ確実に再発します。実際、当院に来られる患者さんの約6割が、一度良くなったのに再発したという経験をお持ちです。この時期こそ、根本的な原因にアプローチする治療を継続することが重要なのです。


なぜ坐骨神経痛は何度も繰り返してしまうのでしょうか。その答えは、表面的な痛みだけを取り除いて根本原因を放置しているからです。痛み止めや湿布で一時的に症状を抑えることはできても、それは本当の意味での改善ではありません。
坐骨神経痛の根本原因は一人ひとり異なります。椎間板ヘルニアが原因の方もいれば、脊柱管狭窄症が関係している方、梨状筋という筋肉の緊張が主な原因となっている方もいます。さらに、姿勢の歪みや骨盤のズレ、体重の増加、長時間の同じ姿勢など、複数の要因が複雑に絡み合っているケースがほとんどです。
当院での臨床経験から言えることは、症状が繰り返される方の共通点は原因が特定できていないことです。原因が分からないまま対症療法を続けていても、同じことの繰り返しになってしまいます。あなたの坐骨神経痛がどのタイプなのか、何が根本原因なのかを正確に把握することが、再発を防ぐ唯一の方法なのです。
デスクワークで一日中座りっぱなしの方、立ち仕事で腰に負担をかけ続けている方、運転が多い仕事をされている方。こうした日常生活のパターンが、知らず知らずのうちに坐骨神経への負担を蓄積させています。一度治療で良くなっても、同じ生活習慣を続けていれば、また同じところに負担がかかり、同じ症状が現れるのは当然のことです。


「どれくらいで治りますか」というのは、最もよく聞かれる質問の一つです。正直にお答えすると、症状の重さや原因によって大きく異なります。ただし、一般的な目安としてお伝えできることはあります。
軽度の坐骨神経痛であれば、適切な治療を受けることで2週間から1ヶ月程度で日常生活に支障がないレベルまで改善することが多いです。中等度の場合は1ヶ月から3ヶ月程度、重度の場合や慢性化している場合は3ヶ月から6ヶ月程度の期間を要することもあります。
治療を進めていく中で、多くの方が段階的な改善を実感されます。まず最初の1〜2週間で夜間の痛みが軽減し、睡眠の質が改善します。次に座位や立位での痛みが和らぎ始め、日常動作が楽になってきます。そして最終的には、長時間の同じ姿勢や疲労が溜まった時でも痛みが出にくい状態になっていきます。
ただし、この改善プロセスは一直線ではありません。良くなったり少し戻ったりを繰り返しながら、全体としては上向きに改善していくのが通常のパターンです。だからこそ、途中で諦めずに治療を継続することが大切なのです。


では、どうすれば坐骨神経痛の再発を防ぐことができるのでしょうか。当院では、検査によって原因を特定し、その人に合わせた治療計画を立てることを最も重視しています。姿勢分析ソフトを使った客観的な評価、筋力検査、整形外科的テスト、動きの検査という4種類の検査を組み合わせることで、あなたの坐骨神経痛がなぜ起きているのかを明確にしていきます。
原因が分かれば、そこにピンポイントでアプローチすることができます。椎間板ヘルニアが原因であれば椎間板への負担を減らす施術と生活指導を、梨状筋の緊張が原因であれば筋肉を緩める施術とストレッチ指導を、というように個別化された治療を行うのです。
治療院での施術だけでなく、ご自宅でのセルフケアも再発防止には欠かせません。ただし、インターネットで見つけたストレッチを闇雲に行うのは危険です。坐骨神経痛のタイプによっては、一般的に良いとされるストレッチが逆効果になることもあるからです。あなたの症状に合った正しいセルフケア方法を知ることが重要です。
再発を繰り返している方の中には、仕事での姿勢や動作パターンが大きく影響しているケースがあります。デスクワークの方であれば椅子の高さや座り方、パソコンの位置を調整するだけで負担を大幅に減らせることがあります。立ち仕事の方は、重心の置き方や休憩の取り方を工夫することで改善につながります。


坐骨神経痛は、発症してから時間が経てば経つほど、改善に時間がかかる傾向があります。急性期の段階で適切な対応をすれば、慢性化を防ぐことができます。逆に、痛み止めでごまかしながら数ヶ月、数年と放置してしまうと、神経自体にダメージが蓄積し、回復が困難になっていきます。
「もう少し様子を見よう」と思っているうちに、気づけば半年、1年と経過してしまった。そんな方を数多く診てきました。早期に原因を特定し、適切な治療を開始することが、結果的に治療期間を短くし、再発のリスクも下げることにつながるのです。
坐骨神経痛と一口に言っても、その原因や重症度は様々です。自己判断で対処を続けるのではなく、専門家による正確な診断を受けることをお勧めします。当院では、整形外科的な知識と手技療法の技術を組み合わせた独自のアプローチで、多くの方の坐骨神経痛を改善に導いてきました。
痛みの周期から抜け出し、再発の不安なく日常生活を送れるようになった患者さんたちの笑顔を見るたびに、この仕事の意義を感じています。痛み止めに頼る日々、いつ再発するか分からない不安、そんな状態から解放されて、制限のない人生を取り戻してほしい。それが私たちの願いです。
坐骨神経痛が繰り返されるのには必ず理由があります。その理由を一緒に見つけ、根本から改善していきましょう。一人で悩まず、どうぞお気軽にご相談ください。あなたの症状に真摯に向き合い、最適な治療計画をご提案させていただきます。
遠方にお住まいの方に向けた案内のぺーじを作りました。当院まで来られない場合はこちらをご覧ください。少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。

