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痛みで目が覚める方へ!坐骨神経痛と睡眠の関係

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夜になると足やお尻の痛みで眠れない、寝返りを打つたびに激痛が走って目が覚めてしまう。そんな辛い夜を過ごされていませんか。坐骨神経痛による夜間の痛みは、睡眠の質を大きく低下させ、翌日の仕事や家事にも影響を与えてしまいます。

実は当院にも、夜の痛みで何度も目が覚めてしまい睡眠不足に悩まされている方が数多く来院されています。痛みで眠れないというのは本当に辛いことですし、睡眠が取れないことでさらに痛みが増すという悪循環に陥ってしまうこともあります。

院長:下園

今日は坐骨神経痛の痛みを軽減して、少しでも快適に眠るための方法についてお話しします

目次

なぜ夜になると痛みが増すのか

坐骨神経痛をお持ちの方から、日中はなんとか我慢できるのに夜になると痛みが強くなるというお声をよく伺います。これには実は明確な理由があるのです。日中は仕事や家事で身体を動かしているため、痛みから意識がそれやすく、また筋肉も温まっているので比較的楽に感じることがあります。

ところが夜になって横になると、日中の活動で蓄積された筋肉の疲労や炎症が表面化してきます。さらに、じっとしていることで筋肉が硬くなり、神経への圧迫が強まることもあります。また、夜間は痛みに意識が集中しやすく、より強く感じてしまうという心理的な要因も関係しています。

睡眠中は無意識に寝返りを打ちますが、この時に腰や臀部に負担がかかる姿勢になると、神経が圧迫されて激痛で目が覚めるということが起こります。このような痛みの悪循環を断ち切るためには、適切な寝姿勢と環境づくりが不可欠です。

痛みを和らげる基本の寝姿勢

夜間の痛みを少しでも軽減するためには、神経への圧迫を最小限にする寝姿勢を取ることが大切です。ここでは当院でも患者さんにお伝えしている、具体的な寝方のポイントをご紹介します。

横向きで膝の間にクッションを挟む方法

多くの方にとって最も楽な姿勢が、痛みのある側を上にした横向きの姿勢です。この時、両膝の間に柔らかいクッションや枕を挟むことで、骨盤の傾きが安定し神経への圧迫が軽減されます。クッションは厚めのものを選ぶと、より効果的に股関節の位置を保つことができます。

また、抱き枕を使って上側の腕と足を支えることで、身体全体の負担が分散され、より楽な姿勢を保つことができます。横向きの姿勢は、背骨のS字カーブを自然に保ちやすく、腰部への負担も少ないという利点があります。

仰向けで膝を立てる方法

仰向けで寝る場合は、膝の下に大きめのクッションや丸めたバスタオルを入れて、膝を軽く曲げた状態にすると腰への負担が軽減されます。この姿勢は腰椎の前弯を緩和し、椎間板や神経根への圧力を減らす効果があります。

ただし、仰向けの姿勢が逆に痛みを増強させる方もいらっしゃいます。脊柱管狭窄症が原因の坐骨神経痛の場合、仰向けで腰が反ると症状が悪化することがあるため、ご自身の身体の反応をよく観察しながら試してみてください。

うつ伏せは基本的に避ける

うつ伏せの姿勢は、腰が反りやすく神経への圧迫が強まるため、坐骨神経痛がある方には推奨できません。また、首を横に向けて寝ることで首や肩にも負担がかかり、全身のバランスが崩れる原因にもなります。

どうしてもうつ伏せでないと眠れないという方は、お腹の下に薄いクッションを入れて腰の反りを軽減する方法もありますが、できれば横向きや仰向けの姿勢に慣れていくことをお勧めします。

寝具選びで睡眠の質が変わる

どんなに良い姿勢を取っても、寝具が合っていなければ効果は半減してしまいます。坐骨神経痛の方にとって、マットレスや枕の選び方は非常に重要なポイントです。

適度な硬さのマットレスを選ぶ

柔らかすぎるマットレスは身体が沈み込んでしまい、腰に負担がかかります。逆に硬すぎると体圧が分散されず、臀部や肩に圧力が集中してしまいます。理想的なのは、仰向けに寝た時に背骨の自然なカーブを保てる程度の硬さです

もし今お使いのマットレスが柔らかすぎる場合は、マットレスの上に硬めのマットレストッパーを敷くことで改善できることもあります。逆に硬すぎる場合は、低反発のマットレストッパーを追加すると良いでしょう。

首の高さに合った枕の重要性

枕の高さが合っていないと、首だけでなく背骨全体のバランスが崩れ、腰や臀部にも影響を及ぼします。横向きで寝る時は、頭から首、背骨が一直線になる高さの枕を選びましょう。仰向けの場合は、首の自然なカーブを支える程度の高さが適切です。

最近では、自分の体型に合わせて高さを調整できる枕も販売されていますので、そういったものを活用するのも一つの方法です。枕選びに迷ったら、専門家に相談することをお勧めします。

睡眠環境を整える工夫

寝姿勢や寝具だけでなく、睡眠環境全体を見直すことも大切です。質の良い睡眠は、痛みの軽減と回復力の向上に直結します。

部屋の温度は少し涼しめの18度から22度程度が理想的です。身体が冷えると筋肉が硬くなり痛みが増すこともありますが、暑すぎると深い睡眠が妨げられます。特に痛みのある部分が冷えないよう、薄い毛布などで調整すると良いでしょう。

また、就寝前のスマートフォンやパソコンの使用は、ブルーライトの影響で睡眠の質を下げてしまいます。寝る1時間前からはこれらの使用を控え、リラックスできる時間を作ることが大切です。温かいお風呂にゆっくり浸かることで、筋肉の緊張がほぐれ、痛みが和らぐこともあります。

睡眠と痛みの悪循環を断ち切るために

睡眠不足は痛みを増強させ、痛みはさらに睡眠を妨げるという悪循環を生み出します。この循環を断ち切るためには、日中の過ごし方も重要になってきます。

長時間同じ姿勢でいることは避け、こまめに身体を動かすことで筋肉の硬直を防ぎましょう。デスクワークの方は、1時間に一度は立ち上がってストレッチをすることをお勧めします。また、適度な運動は筋肉の柔軟性を保ち、血流を改善する効果があります。

ただし、痛みが強い時に無理な運動をすると症状を悪化させることもあります。自己判断で運動を始める前に、必ず専門家に相談することが大切です。当院では、お一人おひとりの症状に合わせた運動指導も行っています。

根本的な改善を目指すなら

スタッフ

ここまで、夜間の痛みを和らげるための対処法をお伝えしてきました。これらの方法は確かに痛みを軽減する助けにはなりますが、あくまでも対症療法であることを理解しておく必要があります。

坐骨神経痛の根本的な原因は、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、梨状筋症候群など人によって異なります。そして多くの場合、複数の要因が複雑に絡み合って症状を引き起こしています。本当の原因を特定せずに、ただ痛みを和らげる方法だけを続けていても、症状は繰り返してしまうのです。

当院では、姿勢分析ソフトをはじめとした4種類の検査で、あなたの症状の本当の原因を特定します。検査結果を元に、これまでの豊富な臨床データと照合し、最短で改善するための治療計画を作成いたします。筋肉と関節の両面からアプローチする独自の施術で、自然治癒力を高めながら根本改善を目指していきます。

夜も眠れないほどの痛みは、本当に辛いものです。睡眠不足が続くと、精神的にも追い詰められてしまいます。でも、諦める必要はありません。適切な検査と施術によって、多くの方が痛みから解放され、快適な睡眠を取り戻しています。

一人で悩まれず、どうぞお気軽にご相談ください。あなたが再び安らかな眠りを得られるよう、私たちが全力でサポートいたします。痛みのない毎日を一緒に取り戻していきましょう。

北千住にある当院までお越しになることが難しい方へ

遠方にお住まいの方に向けた案内のぺーじを作りました。当院まで来られない場合はこちらをご覧ください。少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。


院長:下園

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