
院長:下園お気軽にご相談ください!

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こんにちは。北千住西口整体院の下園です。最近、足がつまずきやすくなったり、階段の上り下りで踏ん張れなくなったと感じていませんか?お尻から足にかけての痛みやしびれだけでなく、足に力が入りにくい症状が出てきたら要注意です。
これまで痛みを我慢してきた方でも、筋力低下という新しい症状が現れた時は、神経の圧迫が進行している可能性があります。当院にも「つま先が上がらない」「足がガクッとなる」といった症状で不安を抱えて来院される方が数多くいらっしゃいます。
今回は坐骨神経痛に伴う筋力低下について、その原因や見極めるべきポイント、そして適切な対処法についてお話しします。


力が入らない症状は痛みよりも重要なサインかもしれません


坐骨神経は腰から足先まで伸びる人体で最も太く長い神経です。この神経が腰椎や骨盤周辺で圧迫されると、痛みやしびれだけでなく、運動神経の伝達も妨げられてしまいます。神経の圧迫が軽度なら感覚の異常だけで済みますが、圧迫が強くなると筋肉を動かす指令が届かなくなり、力が入らない状態になるのです。
特に腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症が原因の場合、神経根が物理的に圧迫されることで運動麻痺が生じます。最初は「なんとなく力が入りにくい」程度だったものが、放置すると「つま先が持ち上がらない」「階段を降りる時にガクッとなる」という明確な筋力低下へと進行していきます。
日常生活の中で次のような変化に気づいたら、神経の圧迫が進んでいる可能性があります。つま先が引っかかって歩きにくい、スリッパや靴が脱げやすくなった、階段を降りる時に膝がガクッとなる、アクセルやブレーキの踏み込みが弱くなった、といった症状です。
また片足だけの症状なのか両足に出ているのかも重要な判断材料になります。片足だけの場合は椎間板ヘルニアによる片側の神経根圧迫が多く、両足に症状が出る場合は脊柱管狭窄症や馬尾症候群といったより広範囲の神経圧迫が考えられます。


「痛みは我慢できるけど、力が入らないのは初めて」という方は多くいらっしゃいます。実は筋力低下は痛みよりも重要な警告サインなのです。痛みは神経の刺激による症状ですが、筋力低下は神経の機能不全を示しています。
神経が長期間圧迫され続けると、元に戻らない損傷を受けてしまう可能性があります。一般的に神経の圧迫が3ヶ月以上続くと回復が難しくなると言われており、筋力低下が出現してからの対応スピードが予後を大きく左右します。
次のような症状がある場合は緊急性が高いため、すぐに整形外科を受診してください。足首が全く動かせない状態になった、排尿や排便のコントロールができなくなった、両足に急激な筋力低下が起きた、サドル麻痺といって会陰部のしびれや感覚鈍麻が出現した場合です。
特に馬尾症候群という状態は緊急手術が必要になることもあります。坐骨神経の大元である馬尾神経が圧迫されると、両下肢の麻痺や膀胱直腸障害を引き起こし、放置すると永続的な後遺症が残る可能性があるからです。
筋力低下を伴う坐骨神経の症状には、いくつかの代表的な原因疾患があります。それぞれ特徴が異なるため、正確な診断が改善への第一歩となります。
椎間板の中にあるゼリー状の髄核が飛び出して神経根を圧迫する状態です。20代から50代の比較的若い世代に多く見られ、急性発症することが特徴です。前かがみの姿勢や重いものを持ち上げた時に悪化しやすく、片側の足に症状が出ることがほとんどです。
ヘルニアによる筋力低下は圧迫される神経根の位置によって現れる症状が異なります。第4腰椎と第5腰椎の間のヘルニアでは足首を上に持ち上げる力が弱くなり、第5腰椎と第1仙椎の間のヘルニアでは足の親指に力が入らなくなる傾向があります。
加齢によって背骨の中の神経の通り道が狭くなる疾患です。50代以降に多く、歩き続けると足がしびれたり力が入らなくなり、前かがみで休むと楽になる間欠性跛行が特徴的です。ヘルニアと違って徐々に進行するため、気づいた時には症状が進んでいることもあります。
脊柱管狭窄症では両足に症状が出やすく、長時間の立位や歩行で悪化します。反り腰の姿勢で脊柱管がさらに狭くなるため、腰を丸める姿勢の方が楽に感じるのが特徴です。
お尻の奥にある梨状筋という筋肉が坐骨神経を圧迫する状態です。長時間の座位姿勢やランニングなどで梨状筋が過緊張を起こすと発症します。画像検査では異常が見つからないことも多く、見落とされがちな原因の一つです。


北千住西口整体院では、筋力低下を伴う坐骨神経の症状に対して、まず徹底的な検査から始めます。姿勢分析ソフトで身体の歪みを数値化し、筋力検査で具体的にどの筋肉の力が低下しているかを確認します。
整形外科的テストでは下垂足テスト、かかと歩きテスト、つま先歩きテストなどを行い、神経障害のレベルを評価します。これらの検査結果と過去の臨床データベースを照合することで、あなたに最適な治療計画を作成していきます。
筋肉と関節の両面からアプローチする当院独自の施術は、神経の圧迫を軽減させることを目的としています。骨盤の歪みや腰椎のアライメント不良を整えることで神経への負担を減らし、過緊張している筋肉を緩めることで血流を改善させます。
特に梨状筋や腰方形筋、脊柱起立筋といった坐骨神経に関連する深部の筋肉に対して、ポイントを狙った施術を行います。強い刺激ではなく、筋肉が自然に緩んでいく感覚を大切にした身体に優しい施術です。


症状の改善には施術だけでなく、日常生活での過ごし方も重要になってきます。まず長時間の同じ姿勢を避けることです。デスクワークの方は1時間に1回は立ち上がって軽く身体を動かしましょう。
座る時は骨盤を立てて深く腰掛け、背もたれを使うことで腰への負担を軽減できます。柔らかすぎるソファは骨盤が後傾しやすいため避けた方がよいでしょう。寝る時の姿勢も大切で、横向きで膝の間にクッションを挟むと神経への圧迫が減ります。
症状が出ている時に無理なストレッチや筋トレを行うのは逆効果です。特に前屈や腰をひねる動作は神経の圧迫を強めてしまう可能性があります。また痛み止めだけに頼って無理を続けると、症状の進行に気づかず取り返しのつかない状態になることもあります。
「整形外科で手術を勧められた」という方も少なくありません。確かに重度の神経障害や馬尾症候群では手術が必要なケースもあります。しかし多くの場合、適切な保存療法で改善が期待できます。
当院に来院される方の中にも、手術を避けたいという思いで来られる方が多くいらっしゃいます。検査で原因を特定し、計画的に施術を進めることで、薬や手術に頼らず症状が改善した事例は数多くあります。
坐骨神経に伴う筋力低下は、痛みよりも重要な警告サインです。つまずきやすくなった、階段で踏ん張れないといった変化に気づいたら、できるだけ早く専門家に相談することをお勧めします。
神経の圧迫は放置すると取り返しのつかない状態になる可能性がありますが、早期に適切な対処をすれば改善の可能性は十分にあります。原因をしっかり特定して、あなたに合った方法で根本から改善していくことが大切です。
足に力が入らないという症状に不安を感じているなら、一人で抱え込まずにご相談ください。当院では検査を大切にし、あなたが納得できるまで丁寧に説明します。症状なんかに振り回される毎日から抜け出して、やりたいことを思い切り楽しめる身体を一緒に取り戻していきましょう。


遠方にお住まいの方に向けた案内のぺーじを作りました。当院まで来られない場合はこちらをご覧ください。少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。

