エコノミークラス症候群

エコノミークラス症候群とは

エコノミークラス症候群は長時間同じ姿勢で座り続けることで発症する血栓症です。正式には静脈血栓塞栓症と呼ばれ、足の血管に血の塊（血栓）ができ、それが血流に乗って肺に運ばれて血管を詰まらせる病気です。

飛行機のエコノミークラスで発症することが多いことからこの名前がつけられましたが、実際には車や電車での長距離移動、デスクワーク、病気での安静時など様々な状況で発症し、当院にもエコノミークラス症候群でお困りの方が多く来院されます。

エコノミークラス症候群を放置すると、足にできた血栓が徐々に大きくなり、血流を完全に遮断する可能性があります。さらに深刻なのは、血栓が血流に乗って肺に移動し肺塞栓症を引き起こすことです。

軽度の肺塞栓症では息切れや胸痛程度ですが、重篤な場合は呼吸困難、意識障害、心停止を起こす可能性があります。

また、足の血栓により慢性的な血流障害が続くと、皮膚の変色、潰瘍形成、慢性的な腫れや痛みが残る後遺症が生じることもあります。

エコノミークラス症候群の原因

開院以来、当院にはエコノミークラス症候群でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から言えることは、エコノミークラス症候群は複数の原因が複雑に絡み合っておきているということです。

エコノミークラス症候群の原因として次のものが挙げられます。

このようにエコノミークラス症候群は複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、足の静脈での血流停滞や血液粘度の上昇などが発生し、血栓形成が促進されます。それは人によって違い、単に足をマッサージしたり血流を改善するだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

日常生活に支障が出ているエコノミークラス症候群やどこに行ったらいいのか分からない症状でお困りなら、おひとりで悩まれずに、経験豊富な私たちにご相談ください。

病院とはここが違います

エコノミークラス症候群への対応として、次のようなものが一般的です。

抗凝固療法

長期間の服薬が必要で、出血リスクが高まるため定期的な血液検査が必要です。外傷や手術時の出血が止まりにくくなり、日常生活での注意が必要になります。

また薬剤費用も継続的にかかり、食事制限や他の薬剤との相互作用にも注意が必要です。

血栓溶解療法

重篤な出血合併症のリスクがあり、脳出血などの致命的な副作用の可能性があります。治療効果が限定的で、時間が経過した血栓には効果が期待できません。また入院での厳重な管理が必要で、治療費も高額になります。

弾性ストッキングの着用

正しい圧迫圧や着用方法を守らないと効果が得られず、かえって血流を悪化させる可能性があります。

皮膚トラブルやかぶれを起こすことがあり、夏場は蒸れや不快感が強くなります。また根本的な治療ではないため継続的な着用が必要です。

エコノミークラス症候群を改善するために

まずはあなたのエコノミークラス症候群の原因を検査を通じて明らかにします。原因が特定できなければ一時的に良くなったとしても繰り返すこととなり、根本からの改善にはならないからです。

当院は、丁寧なカウンセリングと4種類の検査結果を基に全身の歪みを整え、滞っていた血液、神経の流れを正常に戻し自然治癒力を高める施術をします。

そして症状がなくなった後も再発しないようエコノミークラス症候群の原因であった生活習慣の改善や今後のアドバイスもお伝えし、健康な状態を維持できるようサポート致します。

当院の特徴

施術歴10年以上の経験豊富な施術者が専属でカウンセリングから検査、施術まで最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。男女の施術者が在籍しており同性に相談できるのも強みです。

身体や症状の変化を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで担当者が専属して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が施術効果を高めています。

薬に頼りたくない方や手術を避けたい方、病院やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

エコノミークラス症候群のQ＆A

エコノミークラス症候群は自然に治りますか？

軽度の場合は自然に改善することもありますが、血栓が大きい場合や肺塞栓症を起こしている場合は適切な治療が必要です。自己判断は危険なため、症状があれば必ず医療機関を受診することをお勧めします。

エコノミークラス症候群の人がやってはいけないことは？

長時間の同一姿勢を避け、定期的に足を動かすことが重要です。また脱水を防ぐため十分な水分摂取を心がけ、アルコールの過度な摂取は控えましょう。マッサージは血栓を移動させる可能性があるため注意が必要です。

飛行機に乗らなくてもエコノミークラス症候群になりますか？

はい、長時間のデスクワーク、車での移動、病気での安静時など様々な状況で発症する可能性があります。飛行機以外でも同じ姿勢を長時間続ける状況では注意が必要です。

どのくらいの時間座り続けると危険ですか？

一般的に4時間以上の同一姿勢が危険とされていますが、個人差があります。リスク要因がある方はより短時間でも注意が必要で、1～2時間ごとに足を動かすことをお勧めします。

足のむくみとエコノミークラス症候群の違いは？

単純なむくみは両足に起こることが多いですが、エコノミークラス症候群では片足のみに腫れや痛みが現れることが特徴です。また皮膚の変色や熱感を伴うことがあります。

エコノミークラス症候群で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の自然治癒力を高める施術はエコノミークラス症候群の症状と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

エコノミークラス症候群は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。お一人で悩まれずにお気軽にご連絡ください。