不眠症

不眠症とは

令和4年の「国民健康・栄養調査」によると、日本の成人の20.6%が睡眠で休養が十分に取れていないと回答しており、この割合は年々増加傾向にあります。また、成人の約10%が慢性不眠症に該当するとされており、当院にも不眠症でお困りの方が多く来院されます。

女性の方が不眠の有病率が高く、特に入眠困難や中途覚醒の症状が多く見られます。年齢別では、不眠の有病率は加齢とともに増加する傾向があり、若年層(20-39歳)では中途覚醒、中年層(40-59歳)では入眠困難が多く見られます。

不眠症を放置すると、短期的には日中の眠気や集中力低下、疲労感などが生じ仕事や家事に影響を及ぼしますが、長期的にはより深刻な問題につながります。

長期化すると食欲を調整するホルモンバランスが崩れ、肥満のリスクが高まり、さらに糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病のリスクも増加します。眠れないストレスから気分が落ち込み、うつ病や不安障害になる恐れもあります。

不眠症の原因

開院以来、当院には不眠症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から言えることは、不眠症は複数の原因が複雑に絡み合っておきているということです。

不眠症の原因として次のものが挙げられます。

このように不眠症は複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

生活習慣の乱れや強いストレス、環境の変化など複数の原因が重なると、体が極度に緊張し呼吸が浅くなってしまうことで自律神経の切り替えが上手くいかなくり、眠れない状態になります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

日常生活に支障が出ている不眠症やどこに行ったらいいのか分からない症状でお困りなら、おひとりで悩まれずに、経験豊富な私たちにご相談ください。

病院とはここが違います

不眠症への対応として、次のようなものが一般的です。

睡眠薬・抗不安薬の処方

依存性や耐性の形成リスクがあり、長期使用で効果が弱まることがあります。また、ふらつきや転倒リスク、日中の眠気、記憶障害などの副作用が生じる可能性があり仕事や家事に支障をきたします。

さらに、不眠の根本原因を解決するわけではないため、薬を中止すると症状が再発することが多いです。

認知行動療法（CBT-I）

効果が現れるまでに数週間から数ヶ月かかることが多く、即効性を求める人には不満が残ります。また、定期的な通院と自己管理が必要で、時間と労力がかかります。専門的なトレーニングを受けた医療者が少なく、適切な治療を受けられる医療機関が限られている点も課題です。

睡眠衛生指導

生活習慣の改善には本人の強い意志と継続的な努力が必要で、仕事や家庭の事情で実践が難しい場合があります。また、指導内容が一般的すぎて個人の状況に合わないことや、睡眠衛生だけでは慢性不眠症の改善が不十分なケースも多いです。

不眠症を改善するために

まずはあなたの不眠症の原因を検査を通じて明らかにします。原因が特定できなければ一時的に良くなったとしても繰り返すこととなり、根本からの改善にはならないからです。

当院は、丁寧なカウンセリングと4種類の検査結果を基に全身の歪みを整え、滞っていた血液、神経の流れを正常に戻し自然治癒力を高める施術をします。

特に自律神経のバランスは睡眠の質に大きく影響します。ストレスや緊張で交感神経が優位になると、リラックスして眠ることが難しくなります。当院の施術では、首や肩、背中の緊張を緩和し、自律神経のバランスを整えることに重点を置き、自然な眠りへと導きます。

そして眠れるようになった後も再発しないよう不眠症の原因であった生活習慣の改善や今後のアドバイスもお伝えし、健康な状態を維持できるようサポート致します。

当院の特徴

歴10年以以上の経験豊富な施術者が専属でカウンセリングから検査、施術まで最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。男女の施術者が在籍しており同性に相談できるのも強みです。

身体や症状の変化を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで担当者が専属して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が施術効果を高めています。

薬に頼りたくない方や、病院やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

不眠症のQ＆A

不眠症は自然に治りますか？

軽度の不眠は、原因が解消されれば自然に改善することがあります。しかし、3ヶ月以上続く慢性不眠症は自然治癒は難しいです。当院では、整体による自律神経の調整と生活習慣の改善指導を組み合わせることで、薬に頼らない自然な睡眠の回復をサポートしています。

不眠症の人がやってはいけないことは？

就寝前のカフェイン摂取、夕方以降の激しい運動、就寝直前のスマホやパソコン使用、寝酒、不規則な睡眠スケジュール、そして最も重要なのは「無理に眠ろうとすること」です。眠れないときに焦って眠ろうとすると、かえってストレスとなり覚醒を促進します。

不眠症と睡眠不足の違いは何ですか？

睡眠不足は単に睡眠時間が足りていない状態を指します。一方、不眠症は眠りたいという意思があるにもかかわらず眠れない状態で、入眠困難や中途覚醒などの症状が続き、日中の機能に支障をきたします。

不眠症の治療にはどれくらいの期間がかかりますか？

不眠症の改善期間は原因や症状の重症度、継続期間によって個人差があります。軽度の場合は数週間で改善が見られることもありますが、慢性化した不眠症では3～6ヶ月程度かかることも珍しくありません。

眠れない時に無理に寝ようとするのは逆効果ですか？

眠れないときに「早く眠らなければ」と焦ると、かえって交感神経が優位になり、さらに眠れなくなる悪循環に陥ります。当院では、眠れないときは一度ベッドから出て、暗めの光の中でリラックスできる活動をし、眠気を感じてから再度横になることをお勧めしています。

不眠症で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の自然治癒力を高める施術は不眠症の症状と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

不眠症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。お一人で悩まれずにお気軽にご連絡ください。