外反母趾

外反母趾とは

外反母趾は成人の足部変形の中で最も頻度の高い疾患で、男女比は1対9と圧倒的に女性に多い疾患で、当院にも足の親指の痛みや変形でお困りの方が多く来院されます。

足の親指が小指側に向かって「く」の字に曲がってしまう足の変形のことで、医学的には親指の角度（HV角）が20度以上になった状態を外反母趾と診断します。変形の程度により軽度（20度～30度）、中等度（30度～40度）、重度（40度以上）に分類され、特に中高年の女性に多く見られます。

外反母趾を放置すると痛みの増加により日常の歩行や靴の着用が困難になります。変形が進行すると、母趾に押された第2趾の付け根にある第2MTP関節が脱臼してしまうことがあります。

さらに長期間放置すると、親指の関節が固定されてしまい、手術が必要な状態になることもあります。最終的には関節の変形と硬化により歩行障害が生じ、日常生活に深刻な支障をきたす可能性があります。

外反母趾の原因

開院以来、当院には外反母趾でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から言えることは、外反母趾は複数の原因が複雑に絡み合っておきているということです。

外反母趾の原因として次のものが挙げられます。

このように外反母趾は複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

つま先の細い靴やヒールの高い靴による圧迫、加齢による筋力低下、足の形の特徴など複数の原因が重なると、足の骨配列が崩れた状態となり外反母趾が発症します。

この複数の原因が引き金となり、親指の付け根から先が圧迫されて変形し、足の骨格配列の乱れが生じることで外反母趾が発生します。それは人によって違い、単に靴を変えたり装具を着けるだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。外反母趾でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

外反母趾への対応として、次のようなものが一般的です。

運動療法

継続的な運動が必要で、効果を実感するまでに時間がかかります。また、間違った方法で行うと症状が悪化する可能性があります。軽度から中等度の症状には効果が期待できますが、重度の変形には限界があります。

装具療法

装具の装着により靴の選択肢が限られ、見た目の問題で使用を躊躇する人も多くいます。また、装具が合わない場合には新たな痛みや不快感を生じることがあり、定期的な調整やメンテナンスが必要となります。

根本的な治療ではないため症状の進行を完全に止めることは困難です。

手術療法

手術の合併症として神経損傷、矯正不足、感染症、傷の治癒の遷延などが考えられます。中長期的には変形の再発や内反母趾のリスクがあり、術後に骨が接合するまで2カ月間、腫れが完全に引くまで約3カ月かかり、その間日常生活に支障が出る場合があります。

外反母趾を改善するために

まずはあなたの外反母趾の原因を検査を通じて明らかにします。原因が特定できなければ一時的に良くなったとしても繰り返すこととなり、根本からの改善にはならないからです。

当院は、丁寧なカウンセリングと4種類の検査結果を基に全身の歪みを整え、滞っていた血液、神経の流れを正常に戻し自然治癒力を高める施術をします。

そして痛みがなくなった後も再発しないよう外反母趾の原因であった生活習慣の改善や今後のアドバイスもお伝えし、健康な状態を維持できるようサポート致します。

当院の特徴

歴10年以以上の経験豊富な施術者が専属でカウンセリングから検査、施術まで最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。男女の施術者が在籍しており同性に相談できるのも強みです。

身体や症状の変化を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで担当者が専属して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が施術効果を高めています。

薬に頼りたくない方や手術を避けたい方、病院やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

外反母趾のQ＆A

外反母趾は自然に治りますか？

外反母趾は進行性の疾患のため、放置しても自然に治ることはありません。むしろ時間とともに変形が進行し、痛みや歩行障害が悪化する可能性が高いです。早期に適切な治療を開始することで進行を止められる場合があります。

外反母趾の人がやってはいけないことは？

つま先の細い靴やヒールの高い靴の長時間着用は避けてください。また、足に負担をかける激しい運動や長時間の立ち仕事は症状を悪化させる可能性があります。痛みがある時に無理をして歩き続けることも控えることが大切です。

外反母趾と遺伝は関係ありますか？

外反母趾そのものが遺伝するとは限りませんが、足の骨格の形や関節の柔らかさなど、外反母趾になりやすい要因は遺伝的な影響を受けることがあります。家族に外反母趾の方がいる場合は、早めの予防対策をお勧めします。

外反母趾があっても痛くない場合、治療は必要ですか？

外反母趾の痛みは変形の程度と必ずしも比例しません。痛みがなくても変形が進行すると関節が亜脱臼した状態になり、将来的に深刻な問題を引き起こす可能性があります。定期的な経過観察と適切な予防策が必要です。

外反母趾の手術後はどのくらいで歩けるようになりますか？

手術の種類にもよりますが、術後2～3日で歩行可能になることが多いです。ただし、骨が完全に接合するまで約2カ月、腫れが完全に引くまで約3カ月かかります。この期間は運動制限があり、リハビリテーションが必要になります。

外反母趾に効果的な運動はありますか？

足のグーパー体操が効果的です。全ての指を曲げてグーを作り、次に全ての指を開いてパーを作る運動で、特に親指が開いていることが重要です。また、両足の親指にゴムをかけて内側に引っ張るHohmann体操も母趾の可動域改善に有効です。

外反母趾は何科を受診すれば良いですか？

一般的には整形外科を受診することが多いですが、足の専門医や外反母趾治療に詳しい整形外科医を選ぶことが重要です。また、整体院での施術により根本的な改善を図ることも可能です。

外反母趾に効果的なセルフケアはありますか？

足指のマッサージや適切な靴の選択、足指のストレッチなどが効果的です。ただし、間違った方法で行うと症状を悪化させる可能性があるため、専門家の指導を受けることをお勧めします。

外反母趾で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の自然治癒力を高める施術は外反母趾の症状と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

外反母趾は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。お一人で悩まれずにお気軽にご連絡ください。